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テーマ:洋楽(3291)
カテゴリ:レッド・ツェッペリン
よく「ハード・ロック」と簡単にカテゴライズされがちなZepだが、その本質はロック、ブルース、フォーク、ファンク…など、様々な要素を内包したミクスチャー音楽だった。 そんな彼らの音楽を語る上で、見逃せないもののひとつが東洋音楽嗜好である。 Zepの'69年のデビューアルバムにはバート・ヤンシュの「Black Water Side」をインド風に インドやモロッコに何度も訪れているジミー・ペイジ先生は、ブルガリアの民謡が好きだという発言もしている。 また、彼らの音楽の特徴のひとつである変則的なリズム構造は、民族音楽の影響と考える事もできる。 そんな彼らの東洋嗜好の集大成であり、後期Led Zeppelinの最高傑作といえるのが、1975年のアルバム「Physical Graffiti」(写真)収録のナンバーである「Kashmir」だ。 その緊張感溢れるイントロからして耳を奪われるこの曲は、ジミー先生がヤードバーズ時代に演奏していた曲「White Summer」を発展させたもので、多重録音されたジミー先生の変則チューニングギター、ジョン・ポール・ジョーンズが弾くオーケストラ風シンセサイザーによるスケールの大きなサウンドが聴きもの。 東洋風の音階を使ったメロディが実にドラマティック。8分20秒という大作ながら最後まで全く飽きさせる事のないテンションは圧巻。 歌詞も瞑想的で、テーマ・リフが延々と繰り返される曲構成は、トランス的な陶酔感をも感じさせる。 メンバー自身「最も気に入っている」と発言している曲であり、「Whole Lotta Love」「Stairway To Heaven」「Song Remains The Same」と並ぶLed Zeppelinクラシックスだ。 後にパフ・ダディがこの「Kashmir」のトラックに工夫のないラップを乗せて、「Come With Me」として発表。 ジミー先生も参加したその曲は、ハリウッド版「ゴジラ」('98年)のサントラに使われた。 ハッキリ言ってダチャいシロモノだったが、そこがかえって、ゴジラという名前のオオトカゲが走り回る映画そのものとマッチしているような気がした(笑 つーコトで、Led Zeppelinの名曲「Kashmir」聴くにはここをクリック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あぁ~いい曲だぁ~
>テーマ・リフが延々と繰り返される曲構成は、トランス的な陶酔感をも感じさせる。 これぞ彼らの素晴らしさですね。 >ジミー先生かっくえ~ 確かに! ではでは。 (2006.09.28 22:42:35)
kawasima9さんどうもです。
>あぁ~いい曲だぁ~ ---僕自身もZepの中で最も好きな曲のひとつです。 >>テーマ・リフが延々と繰り返される曲構成は、トランス的な陶酔感をも感じさせる。 >これぞ彼らの素晴らしさですね。 ---そう、素晴らしさです。 >>ジミー先生かっくえ~ >確かに! ---誰が何と言おうとジミー先生かっくえ~ ではでは。 (2006.09.28 22:47:29)
私、なんとツェッペリン、1枚も持ってません。
と言っても、今さら驚かないですよね。 昔から、自分で買わなくても周りに持ってる人が必ずいたから、この曲はもちろん、有名な曲は大体知ってます。 でも、ツェッペリンってちゃんとハマったコトは一度もありません。 スゴいバンドなのは分かってるつもりだケド、私はパス。 こんな感じで、他にもストーンズとかクラプトンとか、ホントに有名どころをほとんどシャットアウトしちゃってるんです。(苦笑) (2006.09.29 06:33:45)
PeTeRさんどうもです。
>私、なんとツェッペリン、1枚も持ってません。 >と言っても、今さら驚かないですよね。 ---それは前に聞いたような気がします。 色々なブリティッシュ・ロック・ファンがいますからね。 でもやっぱりちょっとオドロキ…(笑 >有名な曲は大体知ってます。 >でも、ツェッペリンってちゃんとハマったコトは一度もありません。 >スゴいバンドなのは分かってるつもりだケド、私はパス。 ---趣味の問題というか、PeTeRさんの中の音楽機能がそういう構造になっているんですね。 >こんな感じで、他にもストーンズとかクラプトンとか、ホントに有名どころをほとんどシャットアウトしちゃってるんです。(苦笑) ---あえて、聴かないようにしてるのか、純粋に興味が沸かないのか… どっちの方が大きいんだろう…?(苦笑 ではでは。 (2006.09.29 07:16:49) |