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2006.11.20
テーマ：洋楽(3285)
カテゴリ：60年代洋楽
 ボブ・ディランの'66年の名盤「Blonde On Blonde」(写真)のラストを飾るナンバーであり、アナログ盤ではLP片面まるごとを費やした大作である。 ディランの当時の妻サラに向けて書かれた曲で、抽象的かつイマジネイティヴな歌詞は、まさにディランの独壇場。 発表から40年経った今でも、そのイメージの豊かさは圧倒的だ。 最初このアルバムを聴いた時には、「Visions Of Johanna」「Sooner Or Later」「I Want You」「Just Like A Woman」といった比較的メロディの分かりやすい曲ばかりが印象に残って、この曲はスルー気味だったのだが、その後ジョーン・バエズが歌うバージョンを聴いて「やべえ、いい曲だ」と思った僕は慌ててこのアルバムを聴き直した覚えがある(笑 曲はゆったりとしたアコースティック・ギターに導かれて始まり、ディランのやわらかいボーカルと哀しいメロディが10分にも渡って展開される。 アルバムの最後を飾る大作という意味では、前作「Highway 61 Rivisited」のラスト・ナンバー「Desolation Row」と対をなすが、アコースティックなサウンドながらも緊張感を持っていたその曲に比べ、こちらの方はややおおらかさを感じさせる仕上がりである。 とはいえ、柔軟でありながら奔放で表情豊かな演奏はやはり感動的だ。 悲しげなハーモニカと温かいキーボードの音色もシミる。 この曲に限らず、「Blonde On Blonde」の収録曲はロックが最も「ロック」であった時代を感じさせてくれる名演だが、それもロビー・ロバートソン(セッションにも参加)に言わせれば、このアルバムのミュージシャン達は「自分達のいつもの音を出していただけ」だったのだそうだ。 ちなみに、僕が持っている「Blonde On Blonde」のCDは、いわゆる「過去の名盤」のCD化もまだほとんど進んでいない頃のシロモノ、つまりかなり旧規格のCDで、一枚モノのディスクにも関わらず、帯には「税込価格3760円」と書いてある。 高っっっ!! CDってこんなに高かったのね…  バブルか…今となっては何もかもが懐かしい… まあコレに限ってはそれだけの価値があった一枚だけどさ(´ー｀) ジャケットのピンボケ気味に写るディランの姿が今も眩しい。 「Sad Eyed Lady Of The Lowlands」を聴くにはここをクリック! ※ポム・スフレのホームページではボブ・ディランのアルバムについてについて取り上げています！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
こんにちは♪
＞アナログ盤ではLP片面まるごとを費やした大作である。 そうなんですか？！ 言われてみれば、長かったような…？ まぁ、それ以上に価格にもビックリですが（笑） ＞こちらの方はややおおらかさを感じさせる仕上がりである。 10分越えの大作ではあるけれど、ゆったりしてて曲調も柔らかいですよね。 ディランの声も、優し～く語りかける感じ… 歌詞も、とっても彼の詩人らしさが出ていますよね。 ジョーン・バエズの歌うバージョン、気になります☆ ではでは～。 (2006.11.21 12:59:47)
Kid Blueさんこんにちは♪
＞＞アナログ盤ではLP片面まるごとを費やした大作である。 ＞そうなんですか？！ ＞言われてみれば、長かったような…？ ---この曲もそれだけ長さを感じさせないという事ですね♪ ＞まぁ、それ以上に価格にもビックリですが（笑） ---買った本人もビックリです(笑 ＞10分越えの大作ではあるけれど、ゆったりしてて曲調も柔らかいですよね。 ＞ディランの声も、優し～く語りかける感じ… ---甘ったるいってワケでもないんだけど、この曲を聴くと何とも言えない気持ちになります。 ＞歌詞も、とっても彼の詩人らしさが出ていますよね。 ---今聴いてもスゴイの一言ですよね。 ＞ジョーン・バエズの歌うバージョン、気になります☆ ---ディランの曲ばかりを歌った「ボブ・ディランを歌う」というアルバムに入っています。 まさにkidちゃんにオススメ☆ ではでは～。 (2006.11.22 01:20:58)
kawasima9さんどうもです。
＞いいよね～ ---いいっすよね～ ＞今日は、子守唄にしよう。 ---僕は「Just Like A Woman」にしよう(笑 ではまた。 (2006.11.22 01:24:58)
ボブ・ディラン、ほとんど聴かない私ですが、このアルバムは、前の勤務先の先輩に借りて聴きました。
目当ては「雨の日の女」。 大昔の音楽雑誌の記事で、最初のサイケソングって紹介されてたので、興味があったんです。 今にして思えばサウンド面よりむしろ歌詞の方がサイケだったのかもしれませんが、その時はピンと来ませんでしたねぇ。（苦笑） ソレ以来まともに聴いてませんが、例えばトラヴェリング・ウィルベリーズやバーズの流れで、最近にわかに聴きたくなりつつあります。 (2006.11.23 06:06:45)
PeTeRさんレス遅れてごめんなさい。
＞目当ては「雨の日の女」。 ＞大昔の音楽雑誌の記事で、最初のサイケソングって紹介されてたので、興味があったんです。 ＞今にして思えばサウンド面よりむしろ歌詞の方がサイケだったのかもしれませんが、その時はピンと来ませんでしたねぇ。（苦笑） ---あの曲に即座にピンときたらむしろ異常(笑 ＞ソレ以来まともに聴いてませんが、例えばトラヴェリング・ウィルベリーズやバーズの流れで、最近にわかに聴きたくなりつつあります。 ---トラヴェリング・ウィルベリーズのディラン曲はかなり聴き易く加工(?)されてますから、入門編にイイと言えばイイかも(笑 手前ミソでスンマセンが、オリジナル・アルバムで入門編としてオススメしたいのがコレです。 http://pomusic.web.infoseek.co.jp/masterpiece4.html (2006.11.26 02:09:11)
はじめの、はじめ
ＬＰ２枚組 バッチリもってます。 ジャケットは２階へ 上がる階段の５番目に立てかけてあって いつも目と目があえば、ハローっていいます。 めちゃくちゃ心に刻まれる彼の曲は、Ａｌｌ perfect 日本語に訳しちゃダメダメよ。 For ever young GOOD LUCK (2019.01.04 10:42:52) |
