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カテゴリ:エフェクターコラム
今回はディレイを4分音符だけでなく、8分音符や、16分音符でのタイミングでシンクロさせるためのディレイタイムの設定について解説していきます。
その前に音符の構成について確認しておきましょう。 クラブミュージックのほとんどが4拍子の曲です。それは踊るためには4拍子の曲があっているからだと思います(^^;)3拍子の曲だったら踊りにくいと思いますし、なにより、DJプレイでミックスしにくいでしょう。 4拍子といっているのは4分音符を4つで一小節という構成のため4/4(4分の4)拍子というのが一般的です。 ちなみに3拍子になると4分音符が3つで一小節となるので3/4(4分の3)拍子と表します。 音符については小学校、中学校で習うと思うのですが一度確認のため、図にしてみます。 3連符というのもありますが、ディレイタイムについて説明するために音符についてお話していますので、今回は省略で(^^;)。 1小節を何分割するかが音符の種類となっているわけですね。 例えば16分音符は16個あわせると全音符つまり1小節ぶんになります。 もし、120BPMのとき、全ての音符の長さを時間で表すと以下のようになります。 ※1秒=1000msec(ミリセカンド) また、こんな音符を見たことありますでしょうか? おたまじゃくしの横に点があります。 これは付点音符といいまして、点が付いている音符の半分の長さの音符が足されたものです。 つまり、付点8分音符は8分音符と16分音符を足した長さ(時間)ということになります。 120BPMの場合の付点8分音符の時間は 8分音符【250msec】を16分音符【125msec】足せばよいので、375msecであることがわかります。 ディレイタイムの設定はこのようにBPMを基準にして各音符ごとに計算できるということはお分かりになりましたでしょうか。 今まで例でご紹介したのはBPMが120の時でした。 120BPMが60BPMの倍数なので比較的、考えやすいと思いますが、それぞれのBPMでこのような考えから数字を導き出すのは大変です(*_*) 今までご紹介した考え方を様々なBPM、音符に対応させるとこのような計算式ができます。 例えば130BPMの時、ディレイタイムを8分音符に設定する場合 60÷130×4÷8×1000=約230msec ということがわかります。 さらに130BPMの時ディレイタイムを付点8分音符に設定する場合はディレイタイムを8分音符と16分音符の時別々に計算をして後から足せばよいわけです。 ディレイタイムを16分音符=60÷130×4÷16×1000=約115msec ディレイタイム8分音符は先ほどの計算で230msecとなったので、 答えは 230msec + 115msec = 345msec となります。 使いたいBPMと音符の種類を当てはめて計算すれば、ディレイタイムが計算されるので、楽チンですね。 しかし、こんな計算いちいちやってられない!!という方がほとんどです。僕もそうです(笑) とくにDJプレイ中、ディレイタイムをいちいち計算するなんてできませんものね(゜ー゜; そこでDJ用のエフェクターにはとても便利な機能がついているのです!!!! やっと本題に入れますよ(笑)ヾ(´▽`)ノ つづく! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月19日 20時06分40秒
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