サボテンの実の採り方

May 23, 2006

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テーマ：食べ物あれこれ(50366)

カテゴリ：食材

シチリアに行って以来、サボテンを見ると、食べられるかなあ、なんて、つい考えてしまいます。

タオルミーナのサボテン
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シチリアの山は、とにかくサボテンだらけでした。

チェファルーのサボテン。
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サボテンは、乾燥した荒れた土地が好き。
だから、サボテンの実は、除草剤や化学肥料を全然必要としない、元祖無農薬栽培の食べ物なんだって。

フィーコディインディア

５月後半から６月初め、つまり、ちょうど今頃の季節には、サボテンには小さな若い実がついてるはず。
これを一度取って再び花を咲かせると、10月頃には、もう一度実がなるんだって。
ほおっておいても自然に生えてくるように見えるけど、農家では、おいしいサボテンの実を作るために、いろいろ手間をかけてるんですねー。
しかも、トゲだらけだから、作業は大変そう～。
シチリアの外に出荷するものは、あらかじめトゲを全部取るんだって。
ご苦労さんです。

道端に山のようになってるサボテンの実を見ると、食べてみようかなあ、なんて思う人もいるはず。
実際一番おいしいのは、採ってすぐの締まった実なんだって。
でも、うっかり触ろうものなら、悲惨な結果が待ってるぞー。
スーパーで売ってた実を触っただけで、その後数日間、手がずーっとチクチクしてたもんなあ。
それじゃあ、道端のサボテンの実は、どうやって採るんでしょうか。

まず、棒を１本用意します。
トゲに触れないように注意しながら、実に縦に棒を突き刺します。
そして、石を使って株から切り離すんだって。
または、棒の先に牛乳の紙パックを刺したものを用意します。
これを実にかぶせながら棒を刺して、回しながら外します。

シチリアの島を覆ってるサボテンは、多分、ウチワサボテンっていう種類だと思うんだけど･･･。