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プレッツェーモロ
イタリアで食べ歩き旅行をするぞ!そのための情報収集と準備の過程を記録します。
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あー牛肉食べたい。
駅弁大会で買った松坂駅の松坂牛弁当を食べて以来、ずーっと言ってるよー。
駅弁に入ってたのは紙のように薄い肉だったけど、今度はステーキがいいなあ。
柔らかい和牛もいいけど、フォークを刺しても倒れないような、ぶ厚いステーキがいいなあ。
こんなやつ。
これ、もちろんイタリア料理だよん。
イタリア料理でステーキと言えば?
そうです、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナです。
フィレンツェで食べたこの巨大なTボーンステーキ、すご~くおいしかったなあ。
全体像は、こんな感じ。
和牛には出せないこの迫力!
これぞ肉食の世界。
Tボーンステーキって、T字形をした背骨とあばら骨にヒレとサーロインがついていて、両方一度に味わえるという、なんともゴージャスな料理。
焼く前の塊りは、こんな美しいお姿。
そしてもっと前は、こんな立派なお姿。
おー、真っ白で神々しい~。
この牛こそが、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの真髄。
イタリアが誇るブランド牛、キアニーナ!
トスカーナのキアーナ渓谷ってとこで飼育されてるので、日本風に言うと、キアーナ牛。
キアーナ渓谷は、大雑把に言うと、このあたり。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナのどこが他のTボーンステーキと違うかと言うと、その大きさ。
なにしろ、このキアニーナ、世界最大級の牛なんだって。
どのくらい大きいかというと、このくらい(2枚目の写真を見て!)。
24か月で、雄は850kgになるんだってー。
軽自動車1台分だあ。
3つ上の写真の写真のリオ・ディ・マリア・ビアンカ号は、なんと1,728kg!
ちなみに、黒毛和牛は2.5~3年で600~650kg、ホルスタインは1.5~2年で700kgだそうで。
この牛、子牛の頃は栗色なんだけど、大人になると白くなります。
トスカーナで大昔から飼われている品種で、白い姿から、神に捧げる生け贄としても使われたんだって。
イタリアが世界に誇るビステッカ・アッラ・フィオレンティーナだけど、実はこの料理、日本の牛丼と同じ状態に陥ってたんですねー。
つまり、市場から姿を消したんです。
4年間も。
BSEがらみで。
背骨が入ってるっていうのが、だめだったんだなあ。
でも、再開を望む声が強かったようで、今年の1月1日から基準が緩められて、こちらもついに復活。
今年になって、料理雑誌でフィオレンティーナ特集がやたら多いなあと思っていたら、そんな事情があったんだー。
今思えば、フィレンツェで食べたのは5年前。
そうかあ、あれ以来、背骨つきのビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは存在しなかったのかあ。
解禁されてよかったよかった。
ビステッカの話、もう少し続けようかな。
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