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カテゴリ:日本の作家 奥田英朗
★★★
純平、考え直せ 2011年1月発行 光文社 277p 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 坂本純平、21歳。新宿・歌舞伎町のチンピラにして人気者。心酔する気風のいい兄貴分の命令は何でも聞くし、しゃべり方の真似もする。女は苦手だが、困っている人はほうっておけない。そんな純平が組長から受けた指令、それは鉄砲玉(暗殺)。決行までの三日間、純平は自由時間を与えられ、羽を伸ばし、様々な人びとと出会う。その間、ふらちなことに、ネット掲示版では純平ネタで盛り上がる連中が…。約一年半ぶりの滑稽で哀しい最新作。 評価 ★★★ ヒットマンに指名されたヤクザの最若手の純平。 決行を前に 大金と3日間の猶予を与えられ 新宿の街や生まれ故郷で やりたい放題。 知り合った女の子がネットに純平のことを 書き込んだら それについて見知らぬ人たちが 侃々諤々。 新宿では 対立する組とけんかしたり 不思議な老人と知り合ったり テキ屋の若者と友人になったり 憧れの女性と話をしたり。 今まで出来なかった経験を積む。 生まれ故郷では 後輩にいい顔をして見せたり 母親とぎくしゃくと話をしてみたり。 次第次第に近付く決行の時。 純平がヒットマンに指名された裏事情なども 垣間見えてくるけれど あくまでもやる気の純平。 現実社会と ネット社会が 純平を注視して どんどん渦を巻くように熱気が高まっていく 勢いが素晴らしかったです。 ただねぇ、ラストがねぇ ちょっと私にとっては拍子抜けしちゃいました。 どうなんでしょ、これ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おっ? これ私も予約してるんだけど あれ?なの??
(2011年02月20日 11時03分30秒)
かず1011さん
こんにちは♪ >おっ? これ私も予約してるんだけど あれ?なの?? いや、大丈夫、大丈夫です!面白いですよぉ。 私は最後がちょっと物足りなかっただけですから 楽しんでください~♪ (2011年02月20日 13時21分33秒) |