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テーマ:楽器について♪(3608)
カテゴリ:ロック/ギター
ギターを始めた1970年代はグレコという国産ブランドの全盛でした。ギブソンのレス・ポールのコピーから火がついて、他にフェンダー等もコピーしていましたし、オリジナル・モデルも健闘していました。
他にはフェルナンデスがフェンダーのロゴまでそっくりに作ってて、これはちょっと危ない臭いがしましたね。 トーカイがエレクトリック・ギターに再参入したとき、コピーはレプリカ(複製)の域まで達し、アメリカのメーカーも法的措置に乗り出すことになったようです。 フェンダーは日本に製造工場を置くフェンダージャパンを設立し、コピーモデルの存在意義を亡きものにしました。ギブソンも正式な抗議と訴訟に出ました。ちなみにフェルナンデスのレス・ポール・コピーに関しては現在問題なしという判決が出ていて、日本国内法においては違法性はありません。 ギブソンもオービルというセカンドブランドでギブソン承認製品を販売し、ギブソンと同じモデル名を名乗らせました(他社は名乗れません)。その後エピフォンへ引き継がれます。 国産ブランドはコピーから脱却しオリジナル・デザインへとシフトしていきましたが、そもそも楽器のデザインというのは誰のものなのでしょう。 バイオリンと言えば誰でも思い浮かべるあの形。他のデザインは考えられません。誰が作っても問題ありません。でもストラディバリの頃までは様々なデザインがあったようですね。 マーチンのフォークギター・デザインもコピーされまくっていますが、法的に問題が生じたというのは聞いたことがありません(知らないだけ?)。 もともとクラシック楽器を製造していたドイツのヘフナーがエレクトリック・ベースを発表したのが1956年。コントラバスを小さくしたような中空のボディにピックアップを搭載したものでした。ソリッドボディのバイオリンシェイプは先にギブソンが製品化していましたね。 ヘフナーのバイオリンベースは様々なメーカーにコピーされます。現在でもあのエピフォンからコピーモデルが出ています。権利関係ってどうなってるんでしょうね。 エピフォン へフナーHofner 500/1 V63 Hofner Violin Bass 500/1 Vintage63 HOFNER VINTAGE 58/511B お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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