カテゴリ:ドラマ・その他
2024年5月7日(火)
ゴールデンウィーク明けの、平日です。 朝から雨。 登校・通勤、いやになりますよね。 でも頑張ってね。 私はもっぱら編み物。 お供は、いつものように録画した映画やドラマ。 昨日テレ東で放送された「生きとし生けるもの」を録画してありました。 だって大好きな妻夫木聡さんと渡辺謙さんが、テレビ東京開局60周年記念のドラマでダブル主演ですから、観ないわけにはまいりません。 ドラマの内容なんて何にも知らずに、録画しました。 佐倉陸(妻夫木聡さん)は有能な外科医だったが、ちょっとしたことがきっかけでメスを握れなくなってしまった。 今は内科医として入院患者と向き合っているが、医師として精神的に自分を追い詰め、心を病んでいる。 成瀬翔(渡辺謙さん)は、余命3カ月を宣告されたがん患者。 抗がん剤治療やがんの痛みに苦しんで、陸に「殺してくれ」とせがむ。 それをあっさり「いいですよ」と言ってしまう陸。 その方法も具体的に示す、陸。 どうやら過去にも、苦しむ患者の依頼を受け入れたことがあるようだ。 陸は翔に、死ぬ前にやりたいことはないか問う。 翔は、「風を感じたい」と答える。 病院を抜け出した翔は、陸のバイクの後ろに乗って風を感じはしゃぐ。 そしてキャンピングカーなどを借りて、二人の旅は続く。 その間にもはげしい痛みが襲い、苦しみもがく翔。 痛み止め(たぶん麻薬)を打てる時間の間隔を守るために、翔を抱きかかえ辛い時間を共に過ごす陸。 旅の間に、翔の思い出の地に立ち寄り、翔自身がもう忘れていた青春の日々に出会う。 やがて痛みの激しさも増し、「もう死なせてくれ」と翔は陸に懇願する。 「いいですよ」と、陸はカプセルを取り出す。 そのとき翔はもう1つカプセルがあることに気づき、陸も死のうとしていることを知る。 そして・・・・。 なにより、陸と翔の会話が面白い。 一言一句、録画したものを書き写したくなるほどの生と死を見つめた会話が、すごく面白いのです。 ある意味、今の治療体制に対する問題定義なのかもしれません。 自分の内面と闘いながらも患者と真剣に向き合う陸。 妻夫木聡さん、素晴らしいはまり役です。 作家として成功をおさめながら家族と離別し、孤独な男を演じる渡辺謙さん。 さすがです。 余命宣告を受け、死への旅路を進むにつれげっそりとやせ細っていく翔を、これぞ世界の渡辺謙と思わせる魂のこもった演技でした。 これは一度見ただけでは消せませんね。 何度も観て、二人の演技に酔いしれることにします。 この素晴らしいドラマの脚本は、恋愛ドラマでは名高い北川悦吏子さん。 なんと恋愛ドラマではないのに、すごいぞこの脚本。 本で読みたい!!、と思ったらノベライズ本が発売されるようで、これはありがたい。 で、AMAZONでポチしました。 読むのが、超楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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