カテゴリ:ドラマ・その他
2024年6月29日(土)
昨日は、激しい雨でした。 九州から中部・関東まで、災害級の雨となりました。 でもね、東北は水不足なんですって。 水田に水が張れなくって、農家の人が困っていらっしゃるようです。 まんべんなくほどほどに降ってくれたらいいな、って思うんですがそうはいかないのねお天気って。 編み物三昧のお供の、録画したドラマのお話が続きます。 今回は、「花へんろ~風の昭和日記~」 なんと昭和60年にNHKで放送された、全7話のドラマです。 放送されてから38年!!! でもドラマの舞台は、昭和2年の愛媛県風早町(現在は松山市北条だそうです)にある「冨屋勧商場(とみやかんしょうば)」という名の、地方の百貨店のようなお店。 生活雑貨から呉服まで、いろんなものを販売している当時としては珍しい形態のお店でした。 その「冨屋勧商場」に嫁いできたのが、親戚筋の娘「静子(桃井かおり)」。 店を切り盛りしている心優しい次男(河原崎長一郎)の、妻となります。 お遍路さんの行きかう店の前、お遍路さんにはお米を胸に下げた袋に入れてあげるのが、いつもの習い。 ある日子連れの女遍路(樹木希林)が、店の前に現れます。 どうも体調が悪い様子。 静子は、家に上げ医者の往診を頼み女遍路を助けるのですが、そのお遍路さんは女の子を残して消えてしまいます。 残された女の子は、口がきけない。 耳は聞こえるらしく、こちらの言うことは理解している。 名前を聞いても答えない女の子に、静子は「巡子」と名をつけランドセルを買ってやり小学校に通わせる。 長男の昭一(中城静夫)は遊び人で、何人もの女に手を出し、ついには芸者を妊娠させ本宅に住まわせる。 妻妾が一つ屋根の下で暮らすという異常事態。 それでも藤村志保演じる本妻さんは、身重の妾のために腹帯をしつらえ、氏神様に安産祈願をする。 お話は、ゆるゆると時代を捕らえて進みなかなかに味わい深い。 早坂暁さんの作品。 毎回冒頭には、「昭和とは どんな眺めぞ 花遍路」の句が。 演出は、深町幸男さん。 なんとプロデューサーは、岡田勝さん。 「夢千代日記」などを製作された方です。 毎回美しい松山の海とお遍路さんの姿が映し出され、「なもし」という柔らかな方言が耳に優しい。 これが昭和のすべてだとは決して思いませんが、早坂暁さんが育った昭和だったんでしょうね。 ナレーターは、渥美清さん。 静子の息子という設定ですが、この7話の中で息子の誕生は描かれていません。 第二章(全6話)があるらしいので、放送される日を楽しみに待つことにいたします。 さらに第三章(全6話)、新花へんろへと続くらしいので、全話放送してほしい。 激動の昭和が描かれるのでしょうね。 ところで、巡子を演じていた子供、「小きりん」と配役の欄に名があって、ずっと誰だろうと疑問に思っていましたが、そうだ也哉子さんだ!!!と気が付きました。 樹木希林さんの娘だから「小きりん」だったのね!!!!! これだからタイトルバックは面白い。 タイトルバックを一時停止させてしみじみ読むのが、私のドラマや映画を観る楽しみなんです。 撮影協力など、タイトルバックには面白い情報がいっぱい。 今回は配役欄に、お楽しみがあったというわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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