電磁戦隊メガレンジャー第26話
第26話「ホントか!? ネジレジアの最後」ブラックとシルバーがメインの回。あらすじ……宇宙ではプロジェクトに戻った裕作がディスプレイを真剣に見ている。それを部下たちが見て、開発に専念してくれて良かったとこっそりと言い合うが、実は裕作は前回の戦いを研究していたのだ。再び戦いに闘志を燃やす裕作。一方地球では、夏休みのデジ研の部室で、健太たちは花火大会の準備をしていた。健太はメガシルバーの裕作を呼んだらどうかと提案し、瞬たちも賛成する。しかし耕一郎は「アイネットは遊びではない」といって、彼を呼ぶのに反対する。そこに久保田博士から、ネジレ反応の連絡があり、健太たちはそこに駆けつける。目的の場所に着いた健太たちはクネクネが一人の男を追いかけているのを見る。だが男はポケットから何か取りだし、それをクネクネに当てると彼らみんな倒れていく。そしてギレールが現れて、男は怖さに目をつむりながらそれをギレールに向ける。それから光が放たれてギレールは苦しみながら逃げ出す。久保田博士は病院のでその男と会う。男はひと月前から行方不明となっていた南波博士だった。彼は今までネジレジアに監禁されていたという。しかしその間ネジレエネルギーを研究し、ネジレエネルギー中和装置を作り出しのだ。それがクネクネとギレールを退治した装置だった。久保田博士は、宇宙開発センターのパラボナアンテナを利用して、ネジレエネルギーを中和させて、ネジレジアを倒すことに。メガレンジャーたちは宇宙開発センターが攻撃されないように見張る役目を命じられる。キャンプを楽しんでいる様子を装って宇宙開発センターを見張る耕一郎たち。だが耕一郎以外はどちらかというとキャンプ気分でいろいろと準備をしている。耕一郎は、遊びじゃないんだぞと言い聞かせ、自分は裏側の偵察に出る。するとそこに南波博士の夫人と赤子が博士に会い来たところ、研究員に追い返されるのを見る。あやしく思う耕一郎。夫人は無断で中に入って、夫を捜す。耕一郎は夫人に帰るように言うが、そこに異様な物音がして、耕一郎は音のした方に向かう。耕一郎は一室で研究員たちが倒されているのを見る。人の気配に振り返るとそこに裕作が立っていた。彼はまた久保田博士に休暇届を出してやってきていたのだ。任務はどうしたのかとあきれる耕一郎。裕作は第六感が働いたのだと言って耕一郎に笑いかける。切れかかる耕一郎。そこに南波博士に乗り移っていたセミネジレが正体を現す。二人は通信センターに張られたバリアによって変身できず、夫人と赤子を連れて逃げ出す。一方、通信センターの外では、パラボナアンテナから発信される超振動波によって人々が苦しんでいる。当然メガレンジャーたちも苦しんでいた。そこにギレールが現れる。ギレールは南波博士ほおそったのはすべて芝居であることを告げる。そしてネジレエネルギー中和装置は実は人間の脳を破壊するための装置であることを彼らに教え、メガレンジャーたちに攻撃をかける。施設内の耕一郎と裕作は身を潜めているが夫人の連れていた子供が突然泣き出してしまう。近くにはクネクネがいる。耕一郎は必死になって赤子に泣きやむように言うが、効き目はない。そこで裕作が風車を作る。耕一郎はその姿に「これは遊びではない」と腹を立てて風車をたたき落としてしまう。裕作は肩をすくめながら、風車を拾い上げ、赤子の前でまわしてみせる。すると赤子は泣きやむ。驚いている耕一郎に裕作は「もっと肩の力を抜け」と言う。二人は夫人と子供を残して、超振動波を止めに向かう。コントロールルームでメインコンピュータを探しているその時、セミネジレが現れる。バリアのために変身できない二人は必死に戦うが、とてもかなわない。「いい加減変身しないとやばい」という裕作。二人はバリアを張ったのはセミネジレだから彼に責任を取ってもらおうといって、セミネジレを窓の外にけり出す。バリアに引っかかったセミネジレ。その途端バリアは消滅して二人は変身する。ギレールと戦っていたメガレンジャーは頭の痛みが治まったのに気づく。そしてギレールも彼らの変化に気づいたその時、セミネジレがギレールの元にやってくる。作戦が失敗したことを悟ったギレールは後はセミネジレにまかせて消える。耕一郎と裕作はセミネジレにそれぞれの決め技を決めて倒す。だがすぐにビビデビが巨大化させる。耕一郎がギャラクシーメガを呼び、デルタメガと合体して、止めを刺す。戦い終わって、裕作は久保田博士から至急戻るように言い渡される。そこに健太たちが彼を花火大会に誘う。最初は反対していた耕一郎も今度は許可し、楽しく花火大会が始まる。感想……耕一郎の性格がはっきりと出ていた回だった。特に裕作との絡みが絶妙。裕作との絡みで、彼の性格が自然に浮き上がってくる感じがして、とってもよかった。風車を作る裕作に腹を立てるシーンなんかは彼らしくて。戦闘シーンも二人が中心だった。変身前の戦いもあったし。最後の戦闘はシルバーとブラック二人だけのために用意されていた感じ。敵にとどめを刺して振りむいたときに、シルバーの変身が解けるのもなかなか味のある演出だったのではないかな。裕作のキャラがおもしろくなってきた。これからどうなることやら。