2020年12月末時点でのみかん作業のまとめ
2020年12月末、みかん作業のまとめ毎年恒例ですが、大晦日にはみかんの収穫作業をまとめるようにしています。今年はコロナの感染問題がみかん作業にも影響しました。みかん畑は自然の中ですから問題はないのですが、作業は人間関係ですから影響しました。たとえば、みかん園への来園者は、去年が27組86名だったのが、今年は7組11名でした。年末の永山商店街で大売り出しをしたんですが、人の気配がほとんどありませんでした。とにかく、走り回った11月-12月、無事に大晦日をむかえれたことは、なによりです。みかん園も12月24日には、基本的に収穫を終えることが出来ました。残払いは残っていますが、みかんの木は休みに入りました。一、今年の収穫ですが、 真鶴園 石垣山園(南) 同(北) 10月 0.5c - - 11月 8.5c 3c - 12月 41c 8c 48c 計 50c(1000k) 11c(220k) 48c(960k) 預かり34c(680k) 全部で109コンテナ(2,180キロ)を収穫しました。12月は17日間も、みかんの収穫作業をしました。みかんの木は表年と裏年とを隔年結果します。完全に一律というわけではありませんが、その年の大きな傾向が出ます。今年は、石垣山の南園は、36本の木のうち、果実をそれなりにつけた木はたった4本だけでした。全体の収穫量を、過去の数年で見ると 真鶴園 石垣山園2020年 1000k 1180k2019年 460k 2300k2018年 660k 1190k真鶴園は表年で、石垣園は裏年だったことが、収穫量に示されています。二、今年の販売ですがJAからみかん箱を入手していますが、5キロ箱で220個、10キロ箱で30個を使いました。JAから宅配で発送した分は、控えによると159個でした。当方の販売は、主には東京・多摩へ搬送して、永山団地の土曜日の朝市での販売と、各団体の9か所への卸渡しをしています。今年は、年末大売り出しを、28日(月)、29日(火)、30日(水)、31日(木)におこないました。結果は、何しろ人通りが少なくて、商店街は閑散としていました。それでも企画は正解で、朝市以上のそこそこの販売がありました。自粛ムードの中で、団地居住者に対して、せめてもの小田原みかんのプレゼントなんですね。ジューシーで美味しいみかんが安く手に入るんですから。農家にとってもこの販売がなければ、生産した努力と苦労が報われないじゃないですか。まだまだ、新年に入っても、1月前半までは温州みかんの販売は続くはずですが。三、今年(2020年)は、石垣山園の隣の雑木林を切り開きました。みかんの収穫と販売が一段落した2月から5月のことでしたが。イノシシが根城にしていた雑木林を切り払ったんです。チェーンソウをもって東京から応援者も来てくれて開拓できたんです。その結果、すばらしい展望が、大山から小田原城と市街地、相模湾から三浦半島と、見えるようになりました。かなりのスペースが拓けたんですが、その一部は、希望する人たちに野菜畑として使ってもらっています。残余のスペースについては、雑草を抑えてみかんの苗木を植えようと思っています。石垣山のみかん園も、農家の人たちが高齢化して、人が手入れをできる農地の範囲が狭まっているんですね。逆にその分イノシシなどが活発化して、みかん畑も含めてそこらじゅうの畑を荒らしまわっているんです。みかんの苗木をうえても、それが実をそこそこつけるまでには、10年くらいはかかりますから、その時に私などがどうなっているか保証の限りではないんですが、しかし人間は確たる展望が見えなかったにしても、今できる努力をなるべくできるかぎりしていくことが大切ですから。これが2021年元旦の様子です。