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みかんの木を育てる-四季の変化

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2015年04月22日
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『マルクス主義哲学の源流』(鰺坂真著)を読んで

この本は、以前にも読んでいたはずなんですが、ほとんど残ってませんでした。
1999年2月に、初版が「学習の友社」から刊行されました。
今でも、インターネットで入手できるはずです。

サブタイトルは「ドイツ古典哲学の本質とその展開」です。
内容は、第1講-3講 ドイツ古典哲学の総論、第4講-7講 カント、第7-8講 フィヒテ、
第10-11講 シェリング、第12-19講 ヘーゲル、第20講 ヘーゲルとマルクス。

鰺坂氏は、1994年に、月に2回、全20回の哲学ゼミナールを開催したそうで、
その時の講義テープをまとめたものだそうです。

写真: DSCN3088


ディーツゲンを読んだ流れもあって、今回、再度読み直してみました。
ドイツ古典哲学の古典著作は、その主要な著作は翻訳されていますが、
一つ一つが、なかなか難解なものです。
当方なども以前にそのいくつかに挑戦したことがありますが、
なんとか目を通すだけがやっとのところで、理解などには程遠いものだったんですが。
そんな中で、この本は、それに接近していくヒント・刺激を与えてくれます。

鰺坂氏は、唯物論の立場に立つ哲学者です。
鰺坂氏自身の研究を基に、このドイツ古典哲学の巨人たちの難解な作品への接近の仕方をアドバイスしてくれています。
その本質的な発展がどこにあったのか、私などにも概略がつかめるように説いてくれています。
もっとも当然ながら、一度に事柄を完全につかむ、などということは、無理な話ですが。
少なくとも、大事な問題がここにあり、それへの学習を刺激してくれることは確かです。

これも以前の記憶ですが、
ハイネ著『ドイツ古典哲学の本質』(岩波文庫)の第三章が、
同じ主題を、ハイネ流にわかりやすく核心を説いてくれていたと記憶しますが。
ハイネの著作も、同様に刺激してくれるはずです。

これまで、エンゲルスの『フォイエルバッハ論』を通して、
主題の゛ヘーゲルの弁証法の業績と、それを唯物論の見地から捉えかえすことで、唯物論的弁証法の世界観、方法を確立することとなったこと。さらに、社会観、唯物論的歴史観を確立したこと。゛
これを、同じ文章で、同じように学んできたものですから、お経的というか、合言葉的というか、多分にマンネリ的になりがちだったんですね。
たしかにエンゲルスは、核心を紹介してくれてはいるんですが、
若いころにマルクスや自分が努力し確立した成果を説いてくれているんですが。
読み取ろうとしていた側に、上滑りな惰性があったようです。

ここでの鰺坂氏は、より広くカントに始まるドイツ観念論哲学の発展していく中で、゛弁証法と唯物論的弁証法が、必然的で価値ある成果であったこと゛、これを論証しようとしています。
今回、ディーツゲンや鰺坂さんなどの著書を読んでみると、
この基本的な問題に接近していくには、様々な方法があることを教えてくれています。
エンゲルスの古典が、新鮮な形に見えるようになりました。
だいたい現代を生きていくには、この成果を学ばなくては、諸般の努力がもったいないし、むくわれないと思います。

今は渦中、このいっせい地方選挙は、日本の進路がかかった重要な論戦、政治戦が展開されてます。
同時に並行して、当方にとって、この学習が必要だと思っています。






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Last updated  2015年04月22日 17時18分37秒
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