『早川みかん園だより』(第一号 2018.3.8)
早川のみかん園、全体的な様子です
小田原・早川のみかん園では、今回「みかん園の友の会」をつくりました。
都会のみかんの愛好者(消費者)と、みかん生産者のそれぞれが、
お互いの状況と、みかん園の現状を知り合い交流することをめざしています。
今回は、「みかん園だより」の第一号です。
みかん園の全体的な様子を紹介させていただきます。
小田原の隣、早川の石垣山にあるみかん園です。
豊臣秀吉が小田原・北条氏の時に一夜城をつくった石垣山です。
今回、この秋の収穫ですが、園主さんの好意により、させていただくことになりました。
こうした条件から、今回「早川みかん園の友の会」をスタートさせました。
みかん園は、農道を中心に、東側に40本、西側に39本の木があります。
この友の会でですが、
まず第一に、会員に収穫されたみかんが提供します。
(年会費3000円ですが、これは架空の投資話ではありません。予約制です。)
会員には、その人に特定のみかんの木があてられますが、
収穫期には、その木から収穫したみかんを、5キロ箱で3箱分が提供されることになります。
いわゆる「オーナー制」とは違って、
その木になったみかんのすべてではなく、その一部分が、優先的に提供されるわけです。
みかんの木には、隔年結果により、裏年になる場合もありますが、
そうした木の場合は、代わりの木から相当分の提供が保障されます。
次の写真は、この友の会第一号会員Oさんの木です。
これは西側の1番の木です。
Oさんは、この木から5キロ箱で3箱分のみかんを、最優先で採ることが出来るわけです。
その意味で、この木はOさんの木です。
会員のなかには、その人の都合もあって現地に収穫に来られない方もあるかと思います。
そうした方に対しては、
管理者が代わって収穫して、ご自宅へ宅配することになります。
この秋には収穫祭を考えています。
秋の収穫期のどこかで、収穫祭をひらいて会員の収穫交流会をひらきます。
11月-12月がみかんの収穫の時期ですが、この中の適当な時に、
現地で収穫祭をひらいて、お互いの交流しつつ、収穫をすすめるようにしたいと思っています。
次は、みかん園から見たロケーションです。
これは、秀吉が小田原攻めの時に見た景色なんです。
相模湾がとても綺麗なんです。街の中ほどには小田原城も見えています。
現地に足を運べれば、こうした景色も楽しめますし、きっと憩いのひと時となりますよ。
この友の会の活動のもう一つは、みかん園の手入れ仕事の手伝いです、援農なんです。
ボランティアとして、出来うることで、草刈りや収穫作業を手伝っていただきたいと思います。
今の農家は、人件費など払えなくで、夫婦の労働だけではとても手不足なんです。
このみかん農家を支援することで、実際にその仕事を体験していただこうということです。
これらを通して、生産者と消費者のそれぞれにとって、今の状況の下で、
お互いに有益な交歓がすすめれたらと思っています。
まだ、始まったばかりで、動きながらの諸々の組み立てですが。
これから、こうした「早川みかん園だより」を、随時発信せていただいて、
みかん園の状況を紹介していきます。
次の木は、市民園の甘夏の木ですが。
みごとになっているでしょう。
今後についてですが、
当面、30名くらいの「早川みかん友の会」会員をつくることをめざします。
そして5月に、みかんの花見の会をもち、交流会を計画します。
会場は、早川・石垣山のみかん園「だんだん園」を予定しています。
この時期は、みかんの花が咲き、その香りがあたり一帯にただよう時です。
さらに甘夏もおいしい時期となります。
日時は、これから相談していきますが、
現地で、最初の会員の人たちと生産者の交歓が出来たらと、計画していきます。
是非、この会の流れに、これからご協力ください。