イノシシがみかん園を掘ってました
昨日、9月17日のことですが、
小田原のみかん園に着いて、最初にまずはイノシシの動きのチェックをしました。
すると8月17日にビニールの柵をはった部分の畑ですが、
この1カ月くらいは特段の動きはなく、足止めが出来たかと思っていたんですが、
とんでもない。
園内にけもの道が出来ていて、掘り返した穴がいくつもあけられていました。
ビニール柵なんて、なんのそのだったんですね。
この箇所ですが、柵を固定したピンが抜かれていて、下をくぐり抜けているんですね。
他の大方の部分は、鉄柵で仕切りましたから、そこは大丈夫なんです。
イノシシの方も、どこの柵が弱いのか、よく知っているんですね。
くぐったあたりから、けもの道が続いています。
5センチ位の足跡の続いています。
イノシシはみかん園の地面のあちこち掘り返していて、
今は、ミミズだったり、ヤブカラシの根だったり、地中の好物を食べているんですね。
ところが、11月ともなると、みかんを狙うようになります。
ようやく色づき出してきたみかんを、地面から1メートルくらいをことごとく食べていきます。
この間、園主さんが手入れをあきらめるほどに、イノシシの加害は深刻をなんですね。
みかん園のまわりには、かつてのみかん園が放任園になっています。
この鉄塔のあたりから、その下の方にあるみかん園に出没してくるんですね。
今年の炎天下の夏に、柵張りを優先したのは、イノシシの足を止める為だったんですが、
その柵張りを終えて、遅れていた草刈りを、いそいで進めていたところだったんですが、
今回の事態は、みかん園のこの箇所こそが、イノシシとの攻防の焦点となっていることが分かりました。
これから、ビニール柵を二重にしたり、仕切りを板で強化するなどして、柵の補強をはかります。
他の箇所は鉄柵を設置したことで、イノシシの侵入を防げていますから、
この畑の部分、40m×40mこそが、焦点になってきています。