みかん園の草刈り・施肥
7月21日(日)、今日は参議院選挙の投票日です。
この選挙は、憲法9条の改定と消費税の10パーセントへのアップを掲げた、安倍自公政権への国民の態度が問われています。午後8時の投票箱のふたの閉まるまで、一人でも多くの国民の意思が示せるように、努力するということです。
そうした中で、私などにできることというのは、
20日(土)午後10時発でしたが、小田原・石垣山みかん園に行って、まだ残っていた草刈り・施肥を実施することでした。
翌朝、すなわち7月21日、本日の午前8時のみかん園からの景色です。
梅雨空の小田原の市街地です。
左側の木の上側に小田原城が、霞んでいますが、確かに写っています。
今日の作業は、石垣山みかん園で残っている最後の三分の一の草刈り・施肥です。
梅雨空ですから、じっとしていれば涼しいんですが、少しでも作業で動けば、蒸し暑くて蒸し暑くて、2時間も作業すると着替えをすることと、水入りのひと休みが必要になります。
まぁ、梅雨明けしたカンカン照りの下での作業よりは、ましなんですが。
これが本日、草刈り・施肥の対象にしている木々の半分です。
みかんの木に沿って、草刈りして道が出来ているのが分かるでしょうか。
このあと、みかんの木の樹冠の下あたりの草刈りをして、
その後で配合肥料を施肥していきます。
相撲で塩を撒くようなものですが。
そのままだと、雑草に肥料を与えることになりますから、草刈りが欠かせません。
また、施肥した後には水まきが必要ですが、梅雨が明けては大変な作業になってしまいますから、
草刈り・施肥は、梅雨が明ける前までに済ませておくことが大事なんですね。
次の写真は、みかん園の一番東側で、最後のひと踏ん張りにかかる時のもの。
同じように樹冠の下の草を刈りながら、バケツに肥料をいれて、肥料まきしていきます。
ところで、手前にある木ですが、
これはカミキリムシの加害により枯らされてしまったみかんの木です。
今回も、石垣園で2匹目のカミキリムシですが、この正面の木の地面で見つけました。
カミキリムシがみかんの木の基幹部分に侵入しようとしています。
次の写真ですが、
みかんの木には主枝が4本あったんですが、
その枝の1本は以前に枯れて切られていて、今回新たに2枝が枯れてしまいました。
この原因がカミキリムシなんです。
カミキリムシが基幹部分に卵を産み付け、卵からかえった幼虫が基幹に侵入して坑道を掘った。
そのため、みかんの木は根の養分を、坑道で水脈を切られたために、上に送れなくなったんですね。
その結果は、ご覧の様に、まだ比較的に若い木なのに、これからの木なのに、枯れてしまいました。
私などがみかん園にいれる時は、ごく限られているんですが、
この一週間で、カミキリムシの成虫を、真鶴園で1匹、石垣園で2匹見つけています。
本当なら、防虫剤を基幹部分に塗布しておきたかったんですが、
草刈り・施肥の作業もあったし、この7月は雨がちだったので、全体の作業が遅れてしまい、
みかんの木への防虫剤の塗布が、全体の半分までした出来ていないんですね。
みかんの木の基幹部分に防虫剤を塗布するためには、その基幹回りの除草を済ませておかなければならないですね。
しかし、梅雨の切れ間が必要なんです。晴れ間が2時間続かないと、せっかく塗布した防虫剤ですが、乾かなくて、防虫効果が落ちてしまうんですね。
もはやカミキリムシは活発に動き回りだしている時期に入ってしまいました。
次回は、このカミキリムシの防止対策に集中する予定です。
今日は、参議院選挙の投開票日ですから、午前中に草刈り・施肥を終えるようにして、
お昼には小田原をたち、早々に帰京してきました。