3日間、連続の野焼き
小田原のみかん園に隣接している雑木林を開拓しています。
3月29日、30日、31日と、3日間連続しての野焼きです。
雑木林の木を、知人の力も借りて伐採して、
3月4日から、その片づけとして野焼きをしてきました。
すでに9回も野焼きをしています。
これは、3月29日朝の、野焼きに着手する前の様子です。
雑木林は、切って切って、切りまくりましたから、立木は消えています。
だけど、切り倒した木があちこちに散乱していますから、その後片付けをしなければなりません。
それが野焼作業なんですが。
地下の根は生きてますから、間もなく芽吹きの時期ですから、放置しておれば元のもくあみです。
次の写真は、初日の29日(日)の野焼きを終えた時のもの。
最大限そのどんど焼きに倒木の切れ端を寄せながら、
次の、もうひと山を準備するようにしておきました。
太い木は、そのまま燃やすと、燃え尽きるのに時間がかかりますから、
えり分けて、枯らすようにしています。
野焼しているのは私などだけではありません。
最初に焼却した場所の右側ですが、
もうひと山、野焼きの準備をしておきました。
野焼している間に、周辺の倒木やつる草の後片付けをしています。
近くの別の個所でも、誰かが野焼をしているようです。
向かい側から白い煙が立ち上っていました。
だいたい、同じようなことを農夫の人たちはしているんですね。
ただし、おそらく先方は、剪定で切り落として枝を野焼きしているんですよ。
こちらは、雑木林を伐採したあと始末ですから、野焼きのレベルが違います。
こちらは朝から夕方まで、ほとんど終日にわたる作業となりますから。
次の写真は、似たような野焼き写真ですが。
当初、予定にはなかったんですが、
第9回目、本日3月31日、野焼きを開始したときのもの。
午前6時前の気象情報でしたが、
それを聞いて、3ラウンド目に挑戦することにしました。
3日間、三か所の野焼き作業の成果です。
今日、3月31日(火)は午前9時くらいから小雨が降りだしてきたんですが。
おかげで、残り火の後始末が助かります。
最初の写真と比べれば、周辺の整備がすすんだことが分かるかと思います。
しかし、これも片付いた区域の映像でして、まだまだ後始末すべき区域が残っています。
10回目の野焼きが待たれているんですね。
一つ感じたことですが。
みかん園の園主さんたちは、この雑木林を片づける執念を不思議がってますが。
私などは単細胞でして、この一点を突破することに集中しているんですね。
園主さんたちは、この畑もあるし、あの畑もある。収穫もあれば販売もある。
ようするに、全体のあれこれを考えなければならないから、一点の集中力が出せないんですね。
私などは、他のことがらへの考慮などは知りませんから、どこ吹く風でして、
他のみかん園のことも、この地の今後の扱いも、思いめぐらうことが限られてますから。
私などは、ただ、ただ、「このままでは、もったいない」、この一点なんですね。
ここに、事態に臨んでの対応の違いですが、その相違の一つが出てくるんですね。
私などの目標は、
この雑木林の地下茎の根や芽が、これから芽吹きだし、大繁茂しだす前に、
放置しておくよりかはましだから、雑木林と原野に対し、
昔の開拓者の人たちと同じで、ひと勝負しておく、この一点なんですね。
全体的なあれこれへの考慮が無くて、ただ「もったいない」の一点なんですね。
自然の芽吹きが始まりだす前に、時との競争ですが、
地下茎が繁茂しだすを抑えるために、とにかく努力を尽くすということなんですね。