みかんの木の草刈り施肥
今年の気候は過酷です。梅雨と真夏とが6月前半にきています。
例年の季節感覚が、おかしくなっています。
5月は梅雨の時期の様に雨が降りました。6月になったら快晴の真夏日です。
暦の上では、今日6月11日が「入梅」のはずなんですが。
そうしたことで、今回のみかん作業は、
炎天下のみかんの木の移植をしたただけて、ヘトヘトにさせられちゃいました。
(どうも、感覚・意識が混乱しているようで)
移植作業をしたのは、6月9日(水)でした。
午前8時10分から午後4時15分まで、炎天下でも片付けなければならないという密集作業でした。
しかしこの時期の基本作業は、元肥の施肥なんです。
次の写真は、真鶴園での6月10日の作業結果です。
翌日の10日は、陽が強くならないうちにと、午前5時30分に作業を開始したんです。
みかんの木の移植作業をした結果、木の根の毛根がどのへんにあるのかがわかりました。
それで、そのおかげで、どのへんに施肥をすべきか、わかったんです。
それで、草刈りと施肥はドーナッツ状に、樹冠の外側の辺を重視して行いました。
しかし、午前8時半には、8本目の木の施肥をしたところで、タオルが入りました。
今回は、これ以上は体力がついていけません。
だいたい一度で、終わらせれるものではないので、残りは次回にすることとして、
素直に体のサインにしたがうことにしました。
残りの木は、まだ8本ありますが、それは次回の作業としました。
というのは、その他にも今回でしかやれない諸作業があるからです。
それは、梅の収穫と、梅の枝切り、切った枝の片づけ、プラムの収穫、などがあります。
しかも、草刈り・施肥にいたっては、この真鶴園の何倍もの規模の草刈り・施肥が、小田原・石垣山で待っているからです。
こんな裏方作業は、都会の消費者にはちっとも理解されてないんですが、
美味しいみかんをつくるには、これが欠かせない下積み作業なんです。
いいとこどりしている消費者を見ると、ムカムカして鼻持ちならなくなるんですが、
それでも、消費者あっての生産農家ですから、それも仕方ないとはおもいますが。
そうであっても、苦労を知らずに自分の好みだけには、やはりムカムカしてきます。
まぁ、自分がくたびれてくると、どこかに愚痴をぶつけたくなる、
他人が問題というよりも、自分自身の体調がムカムカしているということなんですが。
とにかく、美味しいみかんをつくる為に、手抜きをせずに頑張るということです。