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みかんの木を育てる-四季の変化

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2021年10月24日
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カテゴリ:政治

​詭弁でごまかす政治家​

第49回衆議院選挙は、あと一週間となりました。
10月24日(日)には、二つの党首討論会があったので注目したんですが。

どうも話がかみ合いません。
それで、一点ですが、コロナ対策での病床削減について調べてみたんです。

テレビの言葉というのは消えていきますから、議論の中身が分かりにくいんです。
ですから、先の国会での代表質問ですが、同じ問題が議論され活字になっていたので調べてみました。

というのは、国会でのこの質疑の模様が、この選挙の議論でもくりかえされているんですね。



              (10月12日衆議院の代表質問、13日参議院での代表質問から)

「しんぶん赤旗」の10月13日付と14日付からですが


岸田首相のに対する10月12日衆議院での共産党・志位和夫議員の質問です。

一、志位議員「政府は、全国400の公立・公的病院をリストアップして統廃合を進め、消費税増税分を財源にして、20万人分の入院ベッドを削る、とんでもない計画を進めています。きっぱり中止し、拡充に切り替えるべきではありませんか。」

これに対する岸田首相の答弁ですが。
「公立・公的病院は病床削減や統廃合ありきではなく、地域実情を十分踏まえ、自治体等と連携し検討をすすめていく。」

(病床の削減を進めてきたために、ベッドが足りなくて、在宅治療を余儀なくさせているのに、『ありきではなく、実情を踏まえ、すすめていく』とのことを、ぼやかして答弁しているんですね)

二、この衆議院のやりとりを踏まえて、
翌日の10月13日に、こんどは参議院で小池晃議員が質問しました。

小池議員「全国の保健所は、自民党政権の「行革」路線のもと、90年代の825か所から469か所へ、半分に減らされました。その結果、感染拡大のさいに、保健所の業務がひっ迫し、検査で陽性と判定された人に保健所からの連絡すら届かず、自宅で重症化するなどの事例も相次ぎました。
 総理。保健所の削減が、コロナ対応の大きな障害になったことを反省し、コロナ対策の最前線で奮闘する保健所の予算を抜本的に引き上げ、保健所の数も職員の数も増やすべきではありませんか。
 総理は、公立・公的病院の統廃合計画について、『病床の削減や統廃合ありきではない』と答弁しました。しかし、自公政権が「地域医療構想」にもとづいて20万床の急性期病床を減らす計画を立て、「骨太の方針」でその「強化」「促進」をかかげているのは、まぎれもない事実です。
 岸田内閣が本当に、「医療難民ゼロ」を実現しようというなら、それに反する「地域医療構想」と「骨太の方針」、消費税収を使った病床削減の仕組み、とりわけ、急性期病床を削減・縮小する計画を、ただちに撤回すべきです。答弁を求めます。」

これに対する岸田首相の答弁ですが。

「〔保健所削減〕保健所数減少は地域保健法に基づき所管区域を2次医療圏等とおおむね一致させたことで集約化が進んだものだ。新型コロナ対応を踏まえ感染症対応業務に従事する保健師の増員など地方財政措置を講じている。保健所業務の効率化も進めており、引き続き保健所体制強化に努めていく。
〔地域医療構想〕地域医療構想は人口構造の変化を踏まえ、地域医療ニーズに合わせ質の高い効率的医療供給体制確保をめざし取り組むものだ。病床削減・統廃合ありきではなく地域の実情を十分に踏まえ地方自治体等と連携し検討を進める。」

わかりますか、この質疑のやりとりか。

実際には官僚のつくった文章にもとづいて、岸田首相自身がどれだけ手をいれたかはしりませんが、
これが総理大臣としての公式の岸田答弁です。
ようするに、初期の計画通りに「進めていく」というものです。

三、そもそも地域医療計画というのは、コロナ感染がおきた以前の計画ですよ。
この間に深刻な事態が全国で問題になったし、今もなっていますが、岸田内閣はいったいこの間の事態に対して、その取り組みや対策を、どの様に改善しようとしているのか。


その反省が無いんですよ。
そもそもこれまで自分たちがやってきていることに反省がないんです。
「一生懸命やってきたし、やります」といっているだけなんです。

反省がないだけじゃなくて、「一生懸命、やっているような」ポーズと言葉とはうらはらに、
やっていることは、『ベッドの削減を引き続き進めます』です。
これをしらばっくれて、答えようとしないんです。それをぎゅうぎゅうと問いただされて、にげられなくなると、曖昧なぼかした言葉で「進めます」といってるんです。
しかし、討論会で、こうしたやりとりの中身が、見聞きしている人たちに分かるでしょうか。
決定的な言葉が告白されたのに、それは問題にならず、さりげなく次のテーマに移って行くわけですから。

「政治家はずるい、詭弁家だ」というのは、ここですね。

これの質疑を読むと、この総選挙で展開されている党首討論に中身というものがはっきりしてきます。
党首討論会は、有権者にもっともらしいポーズを取りつくろっているだけで、相手から聞かれたことにはこたえない、はぐらかす。一般的に「考えます」「検討します」とかっこだけ、ぼやかして「努力します」との答弁でしかないんですね。
注意して聞いていると、岸田首相には「何を、いつまでに、どうする」といった肝心なことへのリーダーシップが、まったくないんですね。

問題は、ここでは「ベッドの削減」についてみましたが、辺野古基地問題、核兵器禁止条約問題、消費税問題、・・・選挙での争点に対して、ことごとくあいまいな国民受けする言葉とポーズをとることです。やっていることは、真逆なことなんですよ。

こうした態度では、選挙でのそれぞれ各党との政策の真剣な切磋琢磨もなくなります。
この元には、「私が勝つんだから」いいかげんな言葉でやりすごしておけ、といったことです。
これじゃぁ、選挙すること自体の意味すらもなくなっちゃう。
ようするに「それでも国民は俺を支持してくれるんだから」と、適当に耳ざわりの良いことをしゃべっとけと。これが自民党と公明党の実際の態度なんですね。
これは結局のところ、国民はバカにされているということですね。

この馬耳東風の壁を打ち破らないと、ペテンを明らかにしないと、
そもそも選挙ということ自体の意味がなくなる、一生懸命やっていることへの尊厳が問われるということです。

後、6日間ですが、この詭弁を打ち破りましょう。






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Last updated  2021年10月25日 09時28分35秒
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