甘夏の朝市
5月28日(土)午前10時半に、多摩市・永山団地での甘夏朝市が終了しました。
昨日の大雨から一転して、本日は夏を思わせるような青空です。
今回は、甘夏を40袋くらいと、最初の梅を並べたんですが。
当方も24日(火)からの農作業で疲れているので、
午前8時半から開店した団地朝市ですが、
午前10時半には残り甘夏を地元の野菜販売の人に任せて、引きあげてきました。
甘夏は、巨木の高枝の先にわずかにものが残ってはいますが、
すでに大方のものは、収穫を終わってきています。
小田原方面では、甘夏は5月なんですね。
それを過ぎると、ジューシー感の、パサパサしたものに変わっていきます。
したがって、来週の6月4日の朝市が、甘夏の最後となるんじゃないでしょうか。
消費者は八百屋さんの店頭で甘夏を見て買うことが出来ましから、
いつでも買えるともっている人もいますが、
中には『「夏みかん」だから夏かと思っていた』なんて人もいましたが。
小田原方面の甘夏は5月なんです。5月が旬なんです。
南の産地からは、早めに甘夏が出荷されてきます。
初物は売り値が高くつきますから。
しかし、早ければよいといったものではなく、その産地によって旬の時期が違ってきます。
早すぎれば酸っぱいし、遅くなるとパサパサした水気のないものになります。
遠くからのものだと、消費者が旬の時を当てるのが、難しいんですね。
そこで、光ってくるのが都市近郊農業です。
美味しい時をみて、手早く団地の消費者のひとたちに、安い値段で提供できるわけですから。
農家のポリシー、こだわりの味ですが、味試しも出来るようにして、
その味に納得していただいて、お買い求めいただいてます。
しかし、その甘夏も、いよいよ最終コーナーとなりました。
この旬の甘夏ですが、来週の朝市で終了するようにしたい想っています。
いよいよ柑橘の年間販売サイクルのしめくくりです。
あと少し、最後のもうひと踏ん張りです。
もちろん、草刈り等、農家のあれこれの作業は続いていくわけですが。
とにかく主要な柑橘は終わります。
それに次いでは、6月の前半というのは梅のシーズンです。
今回試し収穫した梅を4袋並べてみました。
いまは梅酒用の青梅ですが、6月前半には熟した梅干用の梅を提供します。
なんたって、小田原は梅の産地でもありますから。
といったことで、次回は、おそらく梅が中心の朝市です。