サイクロン掃除機って・・・・・・
以前、知り合いの引っ越しのお手伝いをした時の事。結構新しいそうに見える掃除機を捨てるとか言ってたのでもらってきた。しばらく放置していたのだが仕事場の掃除機の調子が悪くなってきたのでもらってきた掃除機を試してみる事にした。いわゆる紙パックを使わないサイクロン掃除機という奴である。新しそうではあるが、何気に白い粉まみれである???意味がわかりません。(・_・?)電源コードを引っ張りだすと、コードにも白い粉まみれ。手が粉まみれになった。(゜o゜)ゲッ!!おもむろにスイッチを入れてみると・・・・・掃除機の最後尾の排気口から大量の粉末が噴き出してきた。なんじゃこりゃ!!!これは掃除機じゃなくて噴霧機はないか!!!(# ゚Д゚)なるほど・・・・・理解した。前の持ち主が小麦粉か何かを大量にこぼした時にこの掃除機で吸ったのだろう。大量の粉末はサイクロンでは分離しきれずに排気口から吹き出した。おそらく粉じん爆発の危険があるほど部屋中粉まみれになったのは想像に難くない。おまけに掃除機の内部も粉まみれ。それでこの掃除機も使い物にならなくなって廃棄処分という事になったのだろう。なんということでしょう。前の持ち主・・・・・サイクロン掃除機がいかなるモノなのかも理解せずにカッコいいとか流行っているとか紙パックが要らないとかで選んじゃったんだろうねぇ。なんかありがちな話で笑うしかない。・・・・さて、この掃除機改めて捨てようかと思ったが一応分解してみることにした。分解してみたら案の定。内部の全ての場所が粉まみれ。一応、可能な限り粉を取り除いたが、モーター内部まで粉は入っていると思われるのでそれほど長持ちはしないかも。内部のおおよその粉は取り除いたので、今度は排気に粉が交じる事はなく普通に使えるようになった。(^。^;)フウそれにしても、サイクロン掃除機。一時期、爆発的にヒットして現在は多少下火になっているようだがそれでも人気が高いらしい。しかし、ワタシに言わせると、紙パックという素晴らしい方式があるのになぜにサイクロンなんて選ぶ必要があるのか。この掃除機の前の持ち主のように、安易にイメージだけで掃除機を選ぶとエライ目に遭う事になります。まぁ、せっかくなので、サイクロン掃除機とはどういうモノか簡単に書いておきましょう。●サイクロン掃除機とは紙パックを使わずに、遠心力と重力を使ってゴミを集める。 紙パックに比べてゴミと排気を分ける能力が低く装置が大きくなる。●サイクロンだけではゴミの分離が完全じゃないので、結局フィルターを交換する必要がある。●サイクロンを回すのにモーターのパワーが食われるので紙パック式に比べて吸引力が弱い。●音が大きい、掃除機のサイズがでかい。●掃除機のゴミ容器を掃除する必要があるので手が汚れる。それに比べて紙パック方式は○紙パック方式は細かいゴミを逃がさない。排気も綺麗。○交換用の紙パックは百均でも買えるので経済的○余計な事にモーターのパワーを使わないので吸引力が強い○サイクロン掃除機に比べて音は静か。○紙パックを交換するだけなので手はほとんど汚れない。修理したサイクロン掃除機。大量の粉を吸って、内部で分離できずに排気で吹き出して掃除機の中も部屋の中の粉まみれで大惨事を引き起こしたようだが紙パックだとこういう事は起こりません。まぁ、極端に大量に粉を吸わせると紙パックが詰まりますが紙パックを交換すればそれで済みます。ってな、感じですのでワタシはサイクロン掃除機には興味がないのでありました。まぁ、サイクロン掃除機といっても掃除機ですので、お好きな方はどうぞ。あと、上記の事はあくまで家庭用ですので業務用には当てはまらないのでご了承下さいね。(^◇^;)やっぱ、昔から変わらないモノには理由があるという訳です。(笑)