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カテゴリ:冬の風景
青繭 冬が近づき山々の木々達の葉が落ち山肌が見え出した頃ポツーンと寂しそうに木にぶら下がっている緑色した山繭(青繭)にまれに出会えることがあります。調べたところ山まゆは、日本原産の野生の蚕で「天蚕」と呼ばれ、また、別名「幻の青繭」として珍重されていて正体は野生絹糸虫で、豊かな緑と清らかな水に恵まれた地域で「くぬぎ」「なら」「かしわ」などの葉を餌として生息しているそうです。独特の色合いの美しいうす緑色のまゆは重さ6~8グラム、一粒から600~700メートルしかとれないとのこと。これは家蚕糸にくらべ約半分の量だそうです。そんな希少性に加え、糸そのものの優雅な光沢や、軽くて柔らか、繊維の強靭さや染料に染まりにくい特徴が天然絹糸の美しさを際立たせ、まさに「幻の青繭」あるいは「繊維のダイヤモンド」といわれているそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/02/10 11:10:34 AM
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