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カテゴリ:本・書籍
美輪明宏さんと言えば、テレビに舞台にと活躍されている姿を目にした方も多いのではないでしょうか。 多くの人生経験を経たその言葉には、苦しみ多い人生を生き抜くアドバイスに満ちています。 本書はそんな美和さんの言葉を集めた本です。 偉そうな解説も余計な言葉も一切なし。読んだだけですぐわかる、そして「なるほど」と目から鱗の落ちる言葉ばかりです。 到達するのは難しいかもしれないけれど、すぐにでも心がけることができそうな優しい言葉に溢れています。 【pick up】 「弱い人は、自分を守るのに精一杯。人に優しくする余裕がない。 自分が強くならなければ、人に優しくできません」 「自由とは好き勝手やっても人に迷惑をかけず、自分で責任をとること。 放埒とは周囲を悪い方向に巻き込み苦しめ、じぶんのやりたい放題をやり、責任をとらないこと。 自由と放埒は似て非なるものです」 「『自分は誤解されやすい』と思ったら、言葉や態度の表現が足りているか反省してみましょう。 思いが生活に伝わるように言葉を尽くしているでしょうか?」 「幸せいっぱいの家庭ほど、失うものも多い。 空の箱には、たくさんのものが入るように、不幸な家庭に育った人は、幸せをたくさん詰め込めます」 「仕事とは、娯楽ではないのですから、楽しむことではなく、嫌な辛いことを我慢すること。 お給料とは我慢料のことなのです」 「この世には『羨ましい、妬ましい人』は一人も居りません。 苦しみ、悩み、痛みを大なり小なり抱えて居ない人は、この世には誰一人として存在しないのですから」 「霊は人間と同じです。むやみに怖がれば、つけ上がる。人間関係と同様、毅然と接すればよいのです」 「男はロマンチストで神経が繊細。女は現実的で神経が図太い。 だから神様は女から腕力を取り上げ、男に腕力を与えたのです」 「色気とは、性的なものや、仕草や形ではなく、精神的に相手を包んであげる上品な優しさのことです。 それが滲み出てきた『気』が色気です」 「なぜ花は優しいのでしょう。見る人を慰めて、何も見返りを求めない。 ただひたすら献身的だから、花は美しいのです」 「人間関係の基本は腹六分。どんなに愛していても相手の負担にならないように心がける。 それが長続きの秘訣です」 「ふだん人を泣かせてばかりいる人は、死んだ時には笑われ喜ばれるのです。 ふだん人を喜ばせ笑わせている人は、死んだ時には泣かれ悲しまれるのです」 「叱ることと怒ることは違います。 『叱る』とは、怒りの感情を抑え、子供のためになることを(愛情)、子供が理解できる言い方で(理性)説得すること。子育てに必要なのは、愛情と理性です」 一時期テレビでもてはやされた時のようなスピリチュアル、霊能者か何かみたいなイメージで美輪さんを見る方もいるかもしれません。 ですが、紹介したように自分を磨くことや仕事のこと、恋愛や家庭のことなど、様々な面においてさりげなく道を示してくれる。 尊敬できる先輩のような美輪さんの言葉を、ぜひ皆さんの傍らに置いてはいかがでしょうか。 花言葉 [ 美輪明宏 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.01 09:21:35
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