カテゴリ:事務所経営
月に一度の所内研修が今終わりました。 7月や8月は税務関係の研修事項が少ないことから生命保険とキャッシュフロー計算書にテーマを移して研修を行いました。 中でも生命保険の研修は講師を務める私も目からウロコのことがありびっくりしたことがありました。何かといいますと生命保険の必要保障額と巷で普及している保険の実際の保障額との乖離です。 個人の必要保障額は年齢や子供の人数などによって年々変化していきます。これも唯一無二の額として計算できるシロモノではありませんが、大体のガイドラインは出ます。これをグラフにして縦軸に必要保障額を、横軸に被保険者の年齢をとると平均的な日本人の場合、二等辺三角形じゃない方の(60度と30度角のある方の)三角定規の長い方の辺を下にして置いたときのような形になります。実際には至るところに凸凹があり、年齢が70歳以後とかの部分も必要保障額がゼロになる訳ではないので少し異形にはなりますが、イメージとしては大体この三角定規の形に似ていると思います。 しかし、巷で売られている死亡保険の大半は定期付き終身保険といってグラフにすると少し横長の長方形に尻尾をつけたような保障の図となります。これを上記の三角定規のようなグラフと重ねてみるとところどころに必要保障額との過不足があることが分かります。 無論、必要保障額はその時々によって変わってきますし、これに完全に一致した生命保険なんて売ってません。ただ、確実にこの部分は無駄だとか、この部分は足りないとかというものをある程度コントロールすることはできます。これが生命保険の見直しということだと思います。 今日は45分ほどで事務所の職員に概要を説明し、私はどのようにしているということも申し上げましたが、これに少し肉付けした内容で来月23日、高岡市勤労福祉センターさんの招きで高岡市本丸会館にて講演をします。レジュメ作りも今からですが、生命保険の保障額の考え方が分かるいいものになると思います。まだ席には余裕があるようなのでお近くの方は是非。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 19, 2008 04:51:28 PM
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