カテゴリ:事務所経営
昨日アメリカのAIGが政府の公的資金の注入を受け入れ何とか当面の危機を脱したように報道されています。AIGはいわずと知れた世界最大の生命保険会社で130カ国以上にも及ぶ広範囲で事業を展開しているそうです。 わが国でも当然、事業をしており生命保険ではアリコジャパン、AIGスター生命、AIGエジソン生命など、損害保険ではAIU保険、アメリカンホーム保険などがあり、他にも金融関係を中心に活動しています。中でもアリコジャパンは格付けがトリプルAと保険金支払能力が最高の評価を受けています。 これらのAIGのグループ企業の保険契約はこの先どうなっていくのでしょうか?私もアリコジャパンに年金資産などをいくらか預けているのと終身保険、終身医療保険に加入しているのとがあり、これらがどのようになるのか心配です。 これらの契約の可能性を探ると・・・ 1.AIGが時間をかけて経営の立て直しに成功し、保険契約はずっとそのまま今まで通り 2.AIGが受け入れた公的資金の返済は自己財産の売却からということなので各国の保険会社を切り売りし(例えばアリコジャパンを〇〇生命に売却など)引き受け先の保険会社が年金、終身保険などの貯蓄性保険の内容を一律2割くらいカットして契約を継続 3.AIGが破綻してしまい、これに伴い各国の保険会社も引き受けてがない場合破綻となり生命保険契約者保護機構のお世話になる(この場合、責任準備金の9割が支払われることになるようです) 極端な例も上げましたが、今朝の報道をみると当面、3.はないようです。アリコジャパンなどは独立した法人としてわが国の保険法に基づいて運営されているため本体のAIGがどうなろうと自分の会社さえうまくやっていけば影響はないというということでした。 その報道と同時におばちゃんがインタビューに応えており「AIGのニュースを聞いて解約しにきた」というようなことを言っている人がいました。銀行の取り付け騒ぎじゃあるまいし、慌てて解約すると損をするのは契約者だと思うのですが・・・。早まったことはしない方がいいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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