1月に読んだ本
上段左より『いっちばん 』畠中恵 病弱な若だんなと妖たちが謎を解くシリーズ第七弾。安定した面白さながら、脇役も活躍します。『逃亡くそたわけ』 絲山秋子 可笑しくも哀しい精神病院からの逃避行。ミステリではありません。福岡の方言が懐かしか!『ロードムービー』 辻村深月 辻村さんらしい、透明な優しさのあるミステリ。関連が気になって『冷たい校舎の時は止まる』を読み直したくなります。『ジェシカが駆け抜けた七年間について』 歌野晶午 衝撃は『葉桜の季節に君を想うということ』ほどではありませんが、また騙されました。『なみだ特捜班におまかせ!』 鯨統一郎 シリーズ2作目。伝説のサイコセラピスト波田煌子が七つの猟奇殺人に挑みます。前作より面白い。中段左より『ぼくらの先生!』 はやみねかおる 退職した小学校の先生が昔をふりかえり、子供たちの謎を解く短編集。聡明な奥さんが素敵です。『プラスマイナスゼロ』 若竹七海 葉崎市シリーズの最新作。ユニークな女子高生トリオが生き生きと活躍する、ユーモア青春ミステリ。『死体にもカバーを』 エレイン・ヴィエッツ ワケありヒロインの転職シリーズ第二弾。前作よりパワーアップ。『死者を起こせ』 フレッド・ヴァルガス それぞれ専門の違う、若い歴史学者3人が魅力的なフランス・ミステリ。『紐と十字架』 イアン・ランキン 一匹狼の刑事ジョン・リーバス警部シリーズの第1作。じっくり読みたい。下段『魔術師』 ジェフリ・ワイルズ・ディーヴァー 四肢麻痺の科学捜査官「リンカーン・ライム」シリーズ5作目。まさに、やめられない面白さ。