カテゴリ:Oの人生論
愛読しているみやざき中央新聞。
今日届いた号で印象に残ったことがあった。 大きく分けると人には3種類の生き方があるそうだ。 1つ目が「製品的人生」。 みんなと同じように生きたいという人生のこと。 日本人には特に多いようだ。 「みんながやっているよ」 殺し文句だ。 工場で作られる製品には厳しい規格があって、そこからはみ出すと不良品になる。 検査に受かろうと必死の毎日。 2つ目が「商品的人生」。 相手から受け入れられることに評価を置く人生。 商品だから消費者に気に入られないといけない。 売れてこその存在価値だ。 3つ目が「作品的人生」。 自分だけのオンリーワンの人生。 規格内かどうかも、人に評価されるかどうかも関係ない。 自分の価値観、正義を貫く。 作品だから、どんな自分でも受け入れる度量が必要。 どれが優れている劣っているという話ではなくて、 自分の人生はどうありたいかという好みの問題。 ぼくは三番目の「作品的人生」を生きたいと思ってきた。 人と一緒がいやだった。だから、サラリーマンは続かなかった。 もちろん、サラリーマンの中にも作品的人生を生きている人はいるけど、 集団の中にいると、どうしても大きな流れに飲み込まれてしまう。 今の自分は商品的かな。 人と違う生き方をしつつ、それでも多くの人に受け入れられたいと願っている。 フリーライターというと、好きなことを書いていればいいと言われることがある、 自由業ほど不自由なものはなくて、 編集者の目、読者の目を気にしつつ、窮屈な中にいかに自分の主張を入れるか、 けまわりに迎合しながら生きるのもぼくの作品的人生と考えてもいいが、 それでは物足りない自分もいるわけだ。 もともと人に受け入れられる素養はある。 だから、人生はスムーズに運んだけど、どこかに不完全燃焼がある。 残った人生で、自分という作品を完成させたいね。 人に認められなくても、これが小原田だという生き方をしたい。 いろいろ軋轢はあるだろうけれども、 そんなこと気にしないラストシーンにしたい。 ぼくの「作品的人生」志向は、娘たちに影響を与えている。 3人とも、迷ったり悩んだりしつつも、オンリーワンの道を探っている。 本当にそれでいいのかはわからない。 どうなんだろう。 製品的な人生がいいと思っているのだろうか。 商品的な人生がいいと思っているのだろうか。 もしそうだとしたらかわいそうなことをした。 今からでも方向転換はできることを伝えておかないと。 この3つにきっちりと分けられるわけではないが、 わかりやすくて面白い分類だと思う。 生き方をチョイスするには参考になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年12月19日 09時04分07秒
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