地震と原発
愛媛、高知で大きな地震があった。インドネシアでは火山の大規模噴火。さらに、ドバイでは大雨だったというニュースも流れてきた。被災した方には心からお見舞い申し上げます。これだけ天変地異が連続して起こると、怖くなってくる。しかし、怖がっていても仕方がないわけで、日々、淡々粛々と生きるしかない。気になるのは、能登も四国も、大きな地震が原発(志賀原発と伊方原発)のそばで起こっているということ。地球が生き物で、意志があるとしたら、意図的に、「本気で考えろよ」という危険信号を送っているというではないか。たぶん、原発が作られたときには、大きな地震がこんなにも頻発することはなかった。原発を地震が襲うことはないだろうと楽観視していたのではないか。福島の津波だって想定外だったわけだから。ぼくも阪神大震災まで、地震というものに実感がなかった。その後も、どんなに大きな地震がきても、原発はそれに耐えられるように作られていると信じていた。それが、実際には原発はとても地震に弱くて、一般の民家よりも耐震性がないというではないか。さらに、構造的にも配管がたくさんあって、それが破損したら重大な事故にもなりかねない。この間の能登も、今回の四国も、紙一重で救われている。福島と同じことが起こったら、日本は壊滅だ。そんなギャンブルを、どうして続けようとするのだろうか。地球が警告を与えてくれているうちに、方向を転換しないといけないのでは。今自分たちが置かれている状況を、しっかりと真剣に考えないと。