カテゴリ:Oの人生論
1970年代から80年代に、
プロ野球の大洋ホエールズで活躍した高木由一さんの記事をネットで読んだ。 野球部のない高校に入って、 自分で作って、 卒業後は相模原市役所に就職し、 弱小野球部の四番でエース。 友だちに誘われて大洋の入団テストを受けたら合格してしまった。 こんな球歴の人がプロ野球選手になるだけでも珍しいのに、 打率3割を打ったり、 オールスターゲームにも出るし、 打ったヒットの数は957本、ホームランも102本だから、 野球選手として大成功したと言える。 こういうドラマチックな選手は、今の時代では期待できないね。 彼がプロ入りするかどうか迷ったときの話。 安定した公務員からいつクビになるかわからないプロ野球稼業。 結婚を意識した恋人もいたみたいだ。 彼はプロを断るつもりだったようだ。 父に相談した。 やめろと言われるのを期待してのことだった。 ところが、このお父さん、大したものだ。 「行ってこい。若さの特権というのは、やり直しがきくことだ。2~3年兵役に行くつもりで行ってきたらどうだ?」 兵役というのが時代を感じさせるが、 こう言える親でありたいなと思った。 安定を求めるのは悪いことではない。 でも、こんなすごいチャンスが巡ってきたのだから、 思い切った選択をした方がいい、とぼくは思う。 失敗に終わっても、「やり直しがきく」。 特に、 不安定極まりない今。 嵐の中で大揺れに揺れる船に乗っているようなもの。 いくら探し回っても、 揺れない場所なんてない。 不安定を生きる覚悟をもつこと。 時間はかかりそうだが、 いつかは嵐から抜け出せる。 今は揺れを受け入れるしかない。 こういう時代だからこそ、 高木さんみたいなエキサイティングな人生を送れるチャンスにあふれている。 せっかく生まれてきたのだから、 「生きた!」という実感をもって、 あの世に行きたいではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年01月28日 08時38分07秒
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