カテゴリ:Oの人生論
思い込みとか決めつけ。
過去の「できない」というトラウマは、 がんこな汚れのように、 なかなか払拭できないものだ。 昨日のラグビー、 日本代表のオールブラックス戦を見てつくづく思い知らされた。 ラグビーが好きになったのは、 中学3年生のときだから、 もう50年も前のこと。 国際試合では、 オールブラックスジュニアに勝ったり、 イングランドと接戦をしたころだが、 ぼくは覚えていない。 その後、日本代表は低迷期に入る。 前半はリードしていても、 後半にトライを積み重ねられた。 惨敗、惨敗の繰り返し。 オールブラックス戦。 1987年には国立競技場まで見に行った。 超満員だった。 4対106。 がっかりと言うよりも、 オールブラックスの強さに興奮しながら見ていた。 1995年のワールドカップ。 17対145。 日本ラグビー史上、最大の汚点となった。 「日本のラグビーは進歩した。しかし、世界の進歩はそれ以上だった」 そんな言葉が繰り返された。 ラグビーファンとして、 悔しいやら絶望の日々を過ごしてきた。 だから、 日本代表=惨敗という思い込みが染み込んでしまっている。 2015年のワールドカップでは南アフリカからの大金星を含めた3勝。 2019年にはアイルランド、スコットランドに勝ってのベスト8進出。 そういう躍進があり、 その後も強豪を相手の接戦を演じているのにもかかわらず、 いつもぼろ負けするのではという不安が付きまとう。 昨日も、 3対21とリードされた時点で、 50点くらい差がつくのではとがっかりしていた。 ところが、 そこから盛り返し、 結果的には31対38という僅差の試合。 勝ってても不思議のない好ゲームだった。 昔の日本代表を知っている身としては、 信じられない思いでテレビの前にいたけれども、 これで日本代表の強さを信じられるようになっただろうか。 これから、 ヨーロッパへ遠征して、 イングランドやフランスと戦い、 いよいよ来年はワールドカップ。 まだ、 惨敗続きの記憶が、 頭から消えないのが、 正直なところだ。 子どものころに、 自分はダメだ。 できるはずがないと思い込んでしまうと、 ずっとそこから逃れられない。 どこかで、 できないをできるに反転させないと。 ラグビーは人がやることだけど、 自分のことは自分でやらないと。 できる自分を認めるために何をすべきか。 死ぬまでにやっておきたい大事なことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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