カテゴリ:Oの人生論
昔、師匠から、 「先生と呼ばれるようになったら注意しろ」 と言われた。 先生、先生と持ち上げられているうち、 自分は偉いと勘違いしてしまうことがあると言うのだ。 「地獄は政治家と医者と弁護士ばかりだぞ」 そんなこともおっしゃっていた。 地獄のことはわからないが、 いろんなニュースを見ると、 政治家はうそばっかりついてどうしようもないし、 学校の先生も不祥事を起こしている。 危なっかしい医者も多いし、 「先生症候群」と言ってもいいかもしれない。 ぼくも30代のころ、 本が売れて、講演会に呼ばれて、 「先生」と言われた時期があった。 最初は照れ臭かったが、 次第に、先生が当たり前になってくる。 偉くなった気になってきて、 ついつい上から目線で人を見るようになってしまう。 しかし、 ぼくは師匠の言葉のおかげで、 ピノキオにはならずにすんだ。 今は、 「やっさん」という子どものときの呼び名が定着してきている。 とても居心地がいい。 がんばっている「先生」もたくさんいる。 ぼくたちも、 職業や利害関係だけで人を判断するのではなく、 その人の日々の行動や考え方をしっかり把握して、 本物の「先生」とお付き合いしたいものだ。 ↓ ぼくの偉大なる「先生」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月23日 10時28分38秒
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