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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2008年12月08日
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カテゴリ:ブログ小説
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!

坂の上の雲と戦争ゲーム

今日のノート

自衛隊の二人のパイロットは飛行機を降りました。整備兵が忙しそうに動き回っています。パイロットは、意味は分かりませんでしたが、彼らの言葉が中国語であることに気がつきました。済州島は中国の支配下に入ってしまったのでしょうか。

秘密基地

士官らしい女性が近づいてきて二人を手招きしました。中国語で何か言っていますがわかりません。が、うながされるままに彼女の後に歩き出しました。何本ものパイプが複雑に走っている地下の廊下を通って、やがて一つの部屋に案内されました。

加藤大作が一人、椅子に座っています。二人のパイロットはさっと敬礼しました。

「総理、ご無事ですか?」
「見ての通り、無事だ」
「自衛隊の指揮権を発動して頂きたいのですが」
「九州に武装難民が押し寄せたのだろう」
「ご存じでしたか」
「ああ」
「では、この端末で発動してください」
「自衛隊の防衛出動だな?」
「そうです」
「九州の治安を回復するためだな?」
「そうです」
「いいだろう」

加藤大作はパイロットから差し出された端末に向かって「きつつき。あいがも。サボタージュ」と言いました。そして液晶パネルに親指をおき、その後、指を動かしてパネルにさわっていましたが、
「終わったよ」
 と、言うと端末をパイロットに戻しました。パイロットが見ると日本語で『防衛出動。3号』と表示されている。3号とは実弾使用許可を意味していました。

自衛隊は携帯端末から送られてきた総理直々の防衛出動発令に直ちに行動を開始しました。

直後に加藤大作とパイロットがいる部屋に、男性が入ってきました。例の中国人実業家、劉維国です。
「いよいよ、自衛隊出動ですか」
「そうです。朝鮮人を海に追い落とします」
「人民解放軍は予定通り朝鮮人の行動を“支援”します」
「つまり、それはわが自衛隊の行動を妨害すると言うことですか?」
「そうです。場合によっては自衛隊との交戦も辞さないと言うことです」
「うむ。わかりました。九州は凄惨な戦場になりますか」
「当然、そうなります。ですが、日本人が避難している場所には攻撃しません。あくまでも朝鮮人を自衛隊から“保護する”作戦なのです」
「では、我が自衛隊が攻撃するのは日本人が避難し終わってからですね」
「そうなります。後3日ぐらいでしょうか」

避難所

こうして九州の朝鮮人たちの運命は決められていったのです。












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最終更新日  2008年12月08日 21時11分23秒
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