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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2008年12月09日
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カテゴリ:ブログ小説
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!

坂の上の雲と戦争ゲーム

今日のノート

自衛隊の防衛出動が開始された頃、キムジョンナムは自衛隊の駐屯地に入りました。武器を調達するためでした。だが、武器庫のキーが開きません。シビリアンコントロールのせいだと基地の司令官は言いました。出動命令が来ないと戦闘ができない仕組みだと説明したのです。キムジョンナムは工作員にキーを破壊するようにいいました。キムジョンナムは司令官に尋ねます。

「護身用の武器は?」
「もちろん、ある」
「全部、徴収する」
「構わないが、しかし、弾薬がないぞ」
「武器庫の中か?」
「そうだ。ついでにいうと戦車も装甲車もヘリも武器庫の中にあるデジタルキーを装着しないと動かない。おまけに実弾使用許可が下りない限り一発も撃てん」
「大したテクノロジーだ」

そのとき司令官の携帯電話が鳴りました。キムジョンナムはあごをしゃくって司令官に出るよう促しました。

司令官は携帯電話の画面を見て言いました。
「防衛出動が発令された」

キムジョンナムは携帯電話を取り上げました。
「・・・この7号というのは?」
「この基地の閉鎖だ」
「閉鎖?」
「拳銃で言うなら撃鉄を折られたようなもんだ」
「何?」
「大がかりな基地の再開シークエンスを行わないとただのガラクタだよ」
「再開シークエンス?」
「いわば鍵の付け替え作業だ。丸3日はかかる。ここは完全に隔離されたんだ。これ以上いかなる情報も入ってこない」

キムジョンナムは工作員に武器庫のキーがどうなったか尋ねました。その時鈍い爆発音がしました。武器庫の扉が爆薬でこじ開けられたのです。緊急用の自動小銃の弾薬が運び出されました。

「・・・たったこれだけか?」
 キムジョンナムはたった3つの弾薬箱を見て言いました。










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最終更新日  2008年12月09日 12時03分12秒
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