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カテゴリ:ブログ小説
↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! 坂の上の雲と戦争ゲーム 今日のノート 加藤首相の乗った政府専用機は2機の自衛隊の戦闘機とともに済州島を飛び立ちました。 加藤大作は謎の実業家、劉維国を通じて中国と裏取引を済ましていました。すなわち九州で人民解放軍と自衛隊が戦闘状態に陥ったどさくさに韓国・朝鮮人による国家の再興を完全にたたきつぶすことでした。政府専用機と戦闘機は今から戦う相手であるはずの中国空軍の戦闘機にエスコートされています。もっともその機体は元韓国空軍の最新鋭機でした。 加藤大作は専用機から自衛隊に作戦発動を伝えるべく行動を起こしました。機内のオペレーションルームにはいると専用の椅子に座り、加藤は自分の右手をタッチパネルに起きました。すると机の前に液晶画面のスイッチが入りました。統合幕僚長が映っています。 「総理、ご無事で何よりです」 「ありがとう。部隊の移動は順調ですか?」 「順調です。そちらにデータを送ります」 「はい。・・・首都の防衛は万全ですか? 特に天皇の警護はどうですか?」 「通常通りです。陛下に何か危険が迫っている情報があるのですか?」 「いや、人質に取られたら一番困る対象でしょう」 「わかりました、総理の勘ですね。特に護衛官チームに注意しておきます」 そのとき、シーンは天皇の護衛官チームに変わります。そこには例の美雪がいました。つまり、中国は天皇を誘拐し、毒ガスを東京にまき散らすと脅すことで日本を屈服させる手はずでした。そのことを加藤も知っていました。知っていただけではなく実行犯を護衛官に紛れ込ませる手だてを橘一郎を通じてさせていました。ただ、実行犯に美雪がいることは知りません。また天皇誘拐の犯人は朝鮮人に押しつけることになっていました。日本人に悪感情を持たせる陰謀です。護衛官たちは天皇を誘拐すべく黒塗りのバンに乗り込みました。このあたりはFOXのドラマ、「24」バリにいきたいところです。 自衛隊の陸海空の各部隊はそれぞれ定められたルートに従って九州に近づいています。しかし、遠巻きにして攻め込む様子はありません。 キムジョンナムは大量の日本人を人質にとってなんとしても北九州に朝鮮人の新しい国家を築こうとしていました。彼は携帯電話をかけました。 「もしもし・・・」 「はい」 電話に出たのは例の劉維国でした。彼はキムジョンナムとも繋がりがあったのです。彼は陰謀をお膳立てするフィクサーでした。こういう役柄の人は秘密を知りすぎた者として最後は殺されてしまうことが多いと思いますが、私は彼は一番最後まで生きながらえさせようと考えています。むしろ彼の回想録という形でドラマを構成してもいいかもしれませんね。100歳の誕生日パーティで彼がひ孫に語っているなんてシチュエーションで。 「自衛隊が防衛出動したらしい。我々は独立国家樹立のために日本人を犠牲にするつもりだ」 「わかっています。人民解放軍には話しをつけてあります」 「我々が起てば、支援してくれるか」 「どのみち日本は我々にとってじゃまな存在となります。これを機会にたたいてしまいます」 「人民解放軍は自衛隊に勝てるのか? 最後は核を使うのか?」 「アメリカ軍の後ろ盾のない日本の自衛隊など恐るるに足りません。好きなだけ暴れさせ、一息ついた所をやればいい」 「われわれはどうなる?」 「まるでお父様がお好きだった映画のようですな」 「映画? 父、キムジョンイルが好きだった?」 「ウエスタンです。悪いやつら、すなわちインディアンは日本です。人民解放軍はいいやつ、すなわち騎兵隊ですね。そして開拓民はあなたがた朝鮮民族だ。騎兵隊の助けが来るまでしっかり生き延びてください」 「そして九州が我々のニュー・フロンティアか」 「今の日本人は人命を尊重します。帝国陸軍とは違う。落ち着けばさして犠牲者も出ずに事を成し遂げられるでしょう」 「わかった」 キムジョンナムは日本人の収容を急がせるとともに、彼の軍事顧問を工作員とともに日本人の収容所に向かわしました。人質にしたことを示し日本政府と交渉して時間を稼ぐためです。 そのころ、北朝鮮の清津(チョンジン)を攻略した自衛隊の特殊部隊が密かに福岡の町に潜入していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月10日 11時20分18秒
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