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カテゴリ:ブログ小説
↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! 坂の上の雲と戦争ゲーム 今日のノート 北九州の福岡県庁にいるキムジョンナムは対馬の部隊と連絡が取れなくなったことを知らされ焦りました。彼は北九州と対馬を同時に着目していました。対馬を浮沈空母のようにして自衛隊や韓国空軍から奪った戦闘機やヘリで新しい統一国家を防衛しようと考えていました。しかし、自衛隊の武器はデジタル・ロックがかかり一切が使いものになりませんでした。 武器・弾薬は敵から奪い取るというゲリラ戦術の一つが封じられてしまいました。こうなれば一人でも多くの難民を上陸させ、数で圧倒しなければなりません。日本人を町という町から追い出し、どこかに閉じこめ、町そのものを乗っ取るしかないのです。民間人で埋め尽くせば相手も易々と武力行使をすることが出来なくなるはずです。特にその相手が日本の自衛隊であるならなおさらです。 多少手荒なことをしても乗っ取り作戦のスピードを上げる必要に迫られました。 キムジョンナムは側近に命じて難民はもちろん生き残った日本の警察官や役人にも武器を与え、日本人の強制収容を急がせました。側近がキムジョンナムの意志を確かめました。 「収容した日本人はどうします? 殺すのですか」 「いや、大事な人質だ。数が多いし殺戮したらパニックになる」 「しかし、小中学校や公民館、それに福岡ドームにせよ、何万にもの人間を狭い場所に何日も閉じこめることは無理です」 「それは日本の役人に任せておけ。災害救援システムがあるだろう」 「その過程でややこしい考えを起こす輩がでます」 「そうかな。日本人がヒステリーを起こすときは身内に対してだ。日本人同士でもめるさ。同じ日本人の役人や警官が、特に役人がヒステリーの犠牲になるだろうな。我々にはへつらうだけだ」 「捕虜にした自衛隊員はどうします? 殺しておきますか?」 「危険か?」 「彼らも軍人です。反撃の機会をねらっているでしょう。一般人とはわけが違う」 「彼らは無抵抗を貫く。無駄なことはしない。それが彼らの戦術だ。ばらばらにして収容所に入れてしまえばしばらくは大丈夫だろう。指揮官クラスは新しい国家での傭兵部隊のリーダーに使える。県庁の一室にでも軟禁しておけ。司令官は私のすぐそばに置いておく。人質になるし、いいアドバイザーにもなる」 「人材の現地調達ですか」 「そういうことだ」 工作員や傭兵とともに日本人の警察官や役人たちも日本人の強制収容に取り組みました。日本人の安全のために最善だと考えていたので実によく働きました。実際、後半の作業はほとんど日本人の手で行われたのです。また多くの者は武器をもらうことを拒否していました。占領者にとっては実にやりやすい相手でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月18日 12時22分24秒
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