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テーマ:今年見た映画(82)
カテゴリ:洋画
MXテレビの未公開映画で、
『ジョン・リバース ア・ピース・オブ・ワーク』を見る。 御年75歳でいまだ現役のベテラン女性コメディアンを追った ドキュメンタリー映画。 整形につぐ整形で、ネタは下ネタばかり、というだけでも 十分「おぞましい」が、その年になっても現役でいたい、 脚光を浴びていたい、スケジュール帳が真っ白なんて許せない、 ドサまわりでもえげつないバラエティでも何でも出るわ、という その「欲」こそがいちばんおぞましい、とも言える。 かつて、自分の番組が打ち切りになった時、マネージャーだった 夫の能力不足を責め、そのために夫が精神を病んで自殺、娘から さんざんなじられた。その夫の自殺と娘の不和、そして和解までの 過程を実録ドラマとして、自ら主演したというのだから、もう何と 言ったらいいのか。 人間の心で、いちばん恐ろしいのは「欲」だと思った。 プロット、仕上げて送る。 「還付金がありますのでおいで下さい」という甘言に誘われて、 税務署へ還付申告を提出。 映画の日ということで、その足でそのままシネコンへ。 この前、夢の中で見ようとして見られず、気になっていた 『ソーシャル・ネットワーク』を見る。 facebookというのは迷惑メールで名前を見たことがある程度。 どんなものか知らないが、わからなくてもさして困らない。 その発明がビッグビジネスとなっていく過程で、何を得て、その 代償として、何を売り渡したのか。そこがミソ。 言ってみれば、アメリカ版ホリエモン。 有名スターが出ておらず、学生ばかり学生っぽい顔ばかりで区別が つかずなかなか顔が覚えられないのと、時制があっち行ったり、 こっち戻ったり、ややこしいのと、ドラマとしてのカタルシスも ないので、全員が楽しめるかというとそうではない。 こんなヤな奴が実際にいるんだあ、いくら金持ちになっても、 ああはなりたくないよね、という至極月並みな感想を、見る全員に 与えてくれる。 でも男なら、冒頭の「どっちがいい女か投票」が盛り上がるのは よくわかる。ロンドンハーツでもこんなのやってたような。 源氏物語の「雨夜の品定め」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 1, 2011 11:22:42 PM
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