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テーマ:今年見た映画(82)
カテゴリ:邦画
脚本の尺調整のため、細かく手を入れて、送信。
『僕たちは世界を変えることができない』を観に行った。 実際に学校を建ててきた身としては、どれどれお手並み拝見、と いった気分で映画館に乗り込む。 初っ端から自分探しなナレーションのオンパレードで思いやられ、 資金集めに奔走し始めてから、カンボジアに行ったことないのはまずい、 と思うという展開に、気づくの遅すぎだろ、と観客全員が突っ込んだはず。 実際、現地に行ってからのシークエンスは、ドキュメンタリータッチに なり、ガイドのブティさんが、自らのポルポト時代の体験を語り出すと、 場内の至るところでは涙がこぼれた。 が、また日本に戻って来て、資金集めの段階でサークル、友人関係、恋愛 関係もうまくいかなくなり・・・・という展開は、結局、学校作りは モチーフで、こっちをやりたいのかよ、とグズグズぶりにイライラ。 自分と違って、脚本家も監督も、カンボジアに学校を作ること、そのものに 興味はなく、そんなことをする若者の青春のもどかしさにしか興味が いってない感じ。原作がこうだからそのままそうしました、なシーンも 少なくない。どうして、活動がうまくいってない割に、資金がどんどん 貯まるんだ。 アプローチの仕方は人それぞれなので、こんな人もいたんだな、と 思えば、腹も立たない。ただし、これを現代の若者、と思ってもらっては 困る。自分が連れて行った大学生は、こんな情けなくなかった、もっと しっかりと自分を持っていた、と見ながら、何度も思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 1, 2011 12:26:02 AM
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