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萬華鏡-まんげきょう-

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2004年12月08日
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カテゴリ:読書


平知盛の苦悩と愛の行方

ざっと、「子午線の祀り」の舞台となっているこの時代の年表をあげてみました。

◆1183年7月 宗盛の決断により平家都落ち
◆1184年2月 平家軍、一の谷合戦に破れ、屋島へ着く
 (平知盛は、ここで息子の武蔵の守知章を失う)
◆1185年2月 義経、御所を急襲して御所を焼き払う
◆1185年3月 平家軍、壇ノ浦で全滅。安徳天皇入水。


それから「子午線の祀り」序段で憶えておきたい平家軍 主要な登場人物とその関係


平清盛(すでに死亡)

【清盛の息子たち】
 ■宗盛(大臣)=党首
  頼りない(ノ-o-)ノ ・・・●爆
 ■知盛(新中納言)=ナンバー2
  息子知章を失う(TдT)→影身の内侍と両想いか?
 ■重衡(本三位中将・しげひら)
  宗盛と知盛の弟。
  源氏に生け捕りにされる→影身の内侍が愛人

【モテモテ?】
 ■影身の内侍(かげみのないしのすけ)
   厳島神社の巫女。重衡(しげひら)の想い人。
   でも、知盛も密かに想いを寄せているらしい(*ーー*)
   そして影身の本心は?

【くせもの?】
 ■阿波民部重能(あわのみんぶしげよし・四国の豪族・平家の腹心)
   のちに源氏にまんまと騙される田内左衛門教能(でんないざえもん のりよし)の父。
   一の谷合戦以降、知盛と意見が対立。

【奥の手】
 ■安徳天皇(あんとくてんのう)と三種の神器(さんしゅのじんぎ)
   平家都落ちの際に、三種の神器とともに逃げる。
   いわば人質みたいなものですね。

 ■二位の尼
   安徳天皇の祖母

【黒幕?!】
 ■後白河院
   院政期を牛耳ってるこの時代の黒幕?!   


 その他にも登場人物はおりますが、スッパリ割愛!〆(..)
 源氏軍はのちほど・・・




さて、上にも書いたように平知盛の悩みは尽きることがありません。
知盛を取り巻く一の谷合戦後の状況は・・・

1.平家の運命をすでに悟っている(・・が、望みも捨てきれない)
2.平家軍総大将の宗盛が頼りない(ノ-o-)ノ ・・・●爆
3.実弟の本三位中将重衡(しげひら)が源氏軍に生け捕りにされている。

【知盛の思惑と苦悩】
一緒に都落ちした安徳天皇と三種の神器を朝廷に返し、源平和平をしたい。日本国のことを考えるのであれば、首の獲り合いは無益なもの。

無駄な戦いを避けるためには、後白河院(実は結構な黒幕だ(ノ-o-)ノ ・・・●爆)に使者を遣わし、「源平和平の旨」を伝えたい。

しかし源氏軍は後白河院より平氏追討の院宣を出されているし、平氏が「和平を願っている」などと知る由もない。
うかうかしている間に、一の谷の合戦で源義経に奇襲をかけられ敗北してしまった。
(後白河院より平氏軍には「源平和平」(仲良くしてねヽ(*^ー^)人(^ー^*)ノ)の院宣が出されていたようだ。もしやワナか?)

まさに後白河院に振り回される兵士達゛゜・゛゛(ノ ̄□ ̄)ノ あたふた・・

そして弟の重衡が源氏軍の捕虜となっている。
いわば人質||||(* ̄ロ ̄)サーーッ|||||
この重衡(人質)を使って、後白河院が三種の神器を返せ~と言って来るかもしれない。

さて、三種の神器って耳にしたことがあるけれど、具体的に何なの?という人のために、ご紹介しておきましょう。


三種の神器

皇位のしるしとして朝廷に伝えられている三つの宝物。
■八咫(やた)の鏡 
■草薙(くさなぎ)の剣 
■八尺瓊(やさかに)の勾玉



剣はスサノオノミコトが退治したヤマタノオロチの尾から出たとされる剣で(ん?陰陽師2で出た台詞か?)ヤマトタケルノミコトが焼津の野で草を薙ぎ払ったところからの名と言われたそうです。
別名アメノムラクモの剣
(おっ!Σ(・∇・)これまた陰陽師2繋がりねっ)
鏡と勾玉、これは天照大神(アマテラス)が天岩戸に閉じ篭った時、その戸を開かせるために用いたもの。

安徳天皇は平氏軍に連れられて、この三種の神器とともに海上に漂っています。後白河院はまだ幼い後鳥羽天皇を次の天子として立てたいが、三種の神器なくしては皇位継承の儀もままならない
・・ってわけで、平氏は『三種の神器』をタダでは渡したくないのですね。

でも、知盛は先にもお話したように「源平和平」が成就すれば、三種の神器を返しても良いと考えています。
ただし、弟の重衡と引き換えに・・というのは、平氏軍の運命にとって何の保障もないので承諾はできない・・・と考えているのです。

しかし平家の腹心、阿波民部重能(以下、重能)は、戦って源氏を討つことが優先。「和平」と「三種の神器を渡すこと」には猛反対。
三種の神器を掌握しているという征服感があるのでしょう。

ここで真っ向から知盛と重能は意見が対立するのですね。

しかし、知盛は密かに都へ影身(かげみ)を使いとして立たせ、後白河院へ「源平和平を願う」書状を届けさせるよう取り計らいます。

影身にとって恋人である重衡にも会わせるよう手立ても取った。
でも、揺れ動く知盛と影身の心は・・・(ノ-o-)ノ ・・・●爆←私情入る

さてこの作戦は成功するのでしょうか・・
知盛と影身の愛は?
そして影身を襲う黒い影はいかに!!

(これは劇場でお確かめください(⌒◇⌒))

そうこう考えあぐねているうちに、後白河院より院宣を携えた使者が都から平家軍のもとへやってきました。
内容は予想通り「三種の神器を返せば、重衡を引き渡す」とのこと。

キタ━━゚+.ヽ(≧_≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
後白河院に先を越された知盛っ!!ピンチッ!

知盛はまさか「平家の大将軍でもあった重衡がおめおめと、助かりたいから三種の神器を返してください」なんて行ってくるとは思いもよらなかった。(*ーー*)ショック!

その側では二位の尼(宗盛、知盛、重衡の実母)が泣きすがりながら、息子重衡の身と三種の神器を引き換えて欲しいと懇願するんですね。

そのとき総大将宗盛の決断は・・・?
知盛の行動は・・・?

つづく・・・





タグを使いまくったら結構時間かかっちゃった( ̄▽ ̄:) あ~つかれた

子午線の祀り P47に
「お前は今宵限り、この知盛の前から消えてしまうのだ!

(影身を抱く)


||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン||||||||||||||||
凹・・・(ま、萬斎さんが?)

P121には
(影身が)すがるように優しく知盛を抱く

||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン||||||||||||||||
第二段 凹・・・(またかいっ!)

つづく・・かも〆(..)







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最終更新日  2004年12月11日 22時04分25秒
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