太田貴子さんーー声優アイドルの草分け
去年、銀座で偶然撮影したもの。何とこれが盗まれたのらしい。 現在進行形の話なので具体的にいつ、どこで、とは書けませんが某日某所にて複数の方たちとエヴァンゲリオンの話でもりあがりました。みなさんそれぞれが、いずれ勝るとも劣らぬディープなおたく兼知識人・知識人兼おたくであり「おそるべし」との印象でありました。そこで一曲太田貴子 - Delicate ni Sukishite(デリケートに好きして)太田貴子 デリケートに好きしてTakako Ohta - Binkan Rouge(BIN・KAN ルージュ)太田貴子さんは、声優アイドルの草分けとも言える存在です。クリーミーマミというアニメの声優をやりながら、歌手としても活躍されていた。あまりにアニメでの役柄と御本人のパーソナリティが酷似していたので、ファンの人たちは、彼女にマミのイメージを投影する、太田さんはプロフェッショナルな歌手を目指されていたので、声優の片手間仕事で歌手をもこなしていると思われるのを極力好まなかった。後に多く見ることになる基本類型・声優アイドルたちの栄光と悲劇、その光と影、社会的役割演技と心=内面との複雑な葛藤が、最初期の太田さんの活躍の中に圧縮されております。もう20年近く前になるでしょうか。太田さんのバースディコンサートにぶらりと出掛けたことがありました。声優アイドルがブームになる以前でしたし、プライベートなファンクラブの主宰でしたので、参加者はそれほど大勢ではなかった。薄汚れたジーパンとTシャツみたいな普段着でいることの多い私が、珍しくネクタイ・スーツ姿の正装で行ったのでした。エヴァンゲリオンであれ何であれ、我々の世代の文化に年長者の方たちから興味を示していただけるのは、大変光栄であり、うれしいことだと思います。サブカルチャー全般、アニメ文化の中にある優れたもの・感動的なもの・美しいものは、世代や国境、民族の壁を超えるものだと思われます。自然に入ってきたものを心で受け止め、理解や感動、喜びを心や魂で共有できたならば、社会階級、年齢差、国籍、民族の違い、体験や知識の優劣には関係なくすべての人が仲間なのだと思います。そこでさらに一曲人生みな兄弟小林亜星さんの名曲。一般的によく知られた曲ですが、私は大好きです。