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環境問題はなぜウソがまかり通るのか

2007.11.24
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「人格攻撃にならない建設的な討論を!」
 ベストセラーになった『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』について私はかなり批判的に検討しました。まとまった内容については次のページです。
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 ただ、アル・ゴア氏や武田邦彦氏に対するネット上の批判を見ていると、建設的な討論につながるものもありますが、「これは人格攻撃ではないか」と思えるものもままあります。空間を越えて建設的な討論を積み上げていく武器を私たちは持っているのですから、ぜひ、プラスに活用したいものですね。

 堂々と批判的意見を提示していこう、という気持ちから私は、武田邦彦氏の著書に対する意見を公開する以前に、本人にメールでお伝えしたところ、下記のようなていねいなご返事をいただきました。
 
「ご丁寧なご批判をいただきまして、ありがとうございます。私の著作の方針は
1) 自由闊達な議論と批判
2) 日本人の誠をもった行動
ですから、ご批判は大変、良いことと存じます。
通して読みました感想ですが、ほとんど私と同じお考えと受け取りましたが、次の2点が少し違うかも知れません。

1) 自分がある目的が正しいと思ったからといって(私は環境が大切で、森林もとても大切と思っています)、自分の目的にそった事実だけを示すのではなく、むしろ反対の事実を多く示して、それでも私は(ある理由で)これが正しいという生き方をとってきました。

2) 環境に関することは「国民はバカだから危機を煽らないとムダをしたり、環境を壊す」というお考えの方が多いのですが、私は国民を信じています。たとえば私の本をお読みになって「環境なんか大切ではない」とご判断される方はそれはそれでその方のお考えであると思います。これまであまりにも間違った情報を多く与えられていたことこそ問題と思います。」

 いかがでしょうか。武田氏は決して「反環境主義者」ではないのです。確かに、著書の内容には様々な疑問点はありましたが、一人ひとりが異論も受け止めつつ考えていくきっかけにすることが大切ではないでしょうか。

〔追記〕

 上記の記事の基本的姿勢「人格攻撃にならない建設的な討論を」ということについては大切なことだと今でも考えますが、その後『環境問題はなぜウソがまかり通るのか2』、『暴走する「地球温暖化」論』などを読む中で「武田氏の執筆姿勢には根本的な問題があるのではないか」と感じています。

 つまり、上記メールの中身をそのまま受け止めれば「真実を伝えていくために執筆している」と読めるのですが、武田氏の著作は「事実をデータとしてきちんと確認していく」という基本的な姿勢さえも欠いていると判断せざるを得ないのです。

 この記事を読んでくださった方は、安井至氏のHP「反偽善エコロジー」その1その2 などもご参照いただければと思います。
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Last updated  2019.03.29 23:32:42
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2007.11.22
「このシリーズ その15です」

 武田氏の著書について「温暖化の記述」を中心に批判的に検討してきましたが、末尾で主張されていることについては賛成する立場で、教育環境やメディア環境について論じます。(敬体ではなく常体でまとめておきます)
 
 鳥取県でもそのような実態(子どもたちをめぐる深刻なメディア環境等)への危機意識を背景に、県教育委員会を中心とする実行委員会主催の「メディアとの接し方フォーラム」の開催、小・中・高等学校PTAによる研修会、さらに中学校区単位の研修会などが、進められている。また、実際にいくつかの学校では中学生や高校生を対象とした講演なども開催されている。

 PTA活動の重要な役割のひとつに研修会(子どもたちの教育や将来にかかわる重要なテーマについての研修会)の開催がある。

携帯2.gif

 上記のような社会環境(情報メディアに関する)の共有と対応は当然重要なテーマとなるが、武田氏も挙げておられるような「人生や家庭にとって大切なことは何か」「食(あるいは食教育)の大切さ」「資源・エネルギー問題さらに環境問題(現状の中で次世代のために何ができるのか)」等も重要なテーマとなってくるのではないかと思う。

 
 私自身、5歳の子どもの親であるが、地域や小学校区を基盤に多くの「大切な問題(社会環境・自然環境などに関する)や具体的行動」について意見交換しつつ、実りある取り組みを進めていくために微力を尽くしたいと考えている。

 おそらくこのような問題意識において武田氏と私との決定的な対立点は無いのではないか、と考える。しかしながら、冒頭で述べたように氏の著作『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』が、現在の問題を解決していこう、という人々の素朴な意思さえも混乱させ、環境問題(武田氏の主張する「石油を使う量を減らすこと」も含めて)の解決にマイナスの影響を及ぼすことを危惧するものである。

 それは、同書に実践的な展望が示されていないからである。現実に、読後感想なども含めインターネットでいくつかの反応を検索してみると「結局節約しても無駄じゃないか」といった反応が複数あった。

 「大切な問題(社会環境・自然環境などに関する)」をともに解決していくために力を尽くしていきたい。そして、今後、氏の著書をめぐる論議も未来を切り開いていく上で生産的なものとなっていくことを切に望むものである。

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Last updated  2019.03.29 23:31:21
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2007.11.21
「このシリーズ その14です」

 武田氏の著書について「温暖化の記述」を中心に批判的に検討してきましたが、末尾で主張されていることについては賛成する立場で、教育環境やメディア環境について論じます。(敬体ではなく常体でまとめておきます)

 武田氏が218頁で示しているように、子どもたちの意識は確実に変わってきている。これは、地域共同体の力(地域の教育力)が弱まった、というだけでは説明できないであろう。

 背景には一体何があるのか。根本的には、「さまざまな有害情報や問題のあるメディアから子どもたちを守っていこう」という大人たちの意識や協力体制が弱かったことが挙げられる。

携帯.gif

 1980年代から氾濫していったテレクラ、手っ取り早く「ナンパ」する道具として普及したポケベル、さらに最近ではインターネットに接続できる携帯電話(「先進国」で唯一)を普及させ、中学生や高校生にも好き勝手に使用させてきたことが大きな問題ではないかと思う。

 
さまざまな情報メディアの問題点や危険性について、大人たちがしっかりした論議をすることなく、それらの普及を野放しにしてきたことが決定的であったと考えられる。

 携帯インターネットを使って、子どもたちが有害情報にアクセスあるいは発信し、それらを背景に犯罪行為をどんどん引き起こしている実態については「ねちずん村」のホームページを参照されたい。そこにはいわゆる「学校裏サイト」(中・高生自身が管理し、現実に誹謗・中傷や有害情報の発信源となっているサイト)の実態など詳しく載っている。

 アクセス数のランクを競って貼り付けられるわいせつ画像、個人を的にした誹謗中傷、そして学校裏サイトの周辺に貼り付けられた出会い系サイト、援助交際の体験の投稿など、何でもありの状況の中で子どもたちの感覚が麻痺していると考えられる。 

 われわれは、「携帯インターネット」というきわめて強力なメディアを与えながら、子どもたちに好き勝手に使わせた結果生まれている実態について認識を共有すること、それに対する学校ぐるみ地域ぐるみの対応を具体化していくことが必要だろう。

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Last updated  2019.03.29 23:30:33
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2007.11.20
「このシリーズ その13です」

 武田氏の著書について「温暖化の記述」を中心に批判的に検討してきましたが、末尾で主張されていることについては賛成する立場で、教育環境やメディア環境について論じます。(敬体ではなく常体でまとめておきます)

 213頁「安全神話の崩壊と体感治安の悪化」、217頁「失われつつある日本人の美点」で主張されている内容についても、ほぼ賛成できる。

 武田氏は215頁で各国の殺人発生率の一覧表を示しつつ、「殺人発生率や窃盗率を数字で比較した場合、日本は世界でも最低レベルになっている」ことを確認する。「それほどすばらしい環境」を支えてきたものは何だったのか、について私見を述べてみたい。

 以前は、地域共同体の力(地域の教育力)がそれを支えてきたと考えられるが、多くの論者も指摘するようにその力は相当に弱まっている。それでは現在の日本における「犯罪発生率の低さ」を支えているものは何であるのか。手前味噌ではあるが、学校教育の果たしている役割は大きいと考えている。

1、「日本の学校では、児童会・生徒会行事などをはじめとする“特別活動”が重視され、そこでさまざまな子どもたちが活躍し周りから評価される機会が作られていること

2、「一緒に成長する、クラスが成長するといった視点が日本の学校教育の中にあること

3、「高校進学率が98%で2%の退学を差し引いても90%以上の子どもが、高校教育を受けて卒業していくこと」などは、一部論者から「もっと評価されていい」と指摘されている。
 事実、高校卒業者が90%以上という数値は欧米の80%前後と比較しても際立って高い。(背景には、1・2のような日本の教育の特徴があると考えられる。)

結果として「厳しい家庭環境で育ってきた子どもたち」も含めて、「自分は見捨てられなかった」という意識が形成され、犯罪発生率を抑えているという面もあるのではないだろうか。(もちろん学校なんてとんでもなかった、と思う人もいるだろうが・・・)

 ところが、武田氏が218頁で示しているように、子どもたちの意識は確実に変わってきている。これは、地域共同体の力(地域の教育力)が弱まった、というだけでは説明できないであろう。背景には一体何があるのか。 (続く)

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Last updated  2019.03.29 23:30:05
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2007.11.19
「このシリーズの12です」

 批判的検討をしてきましたが、最後の部分については賛同できる点がいくつもあります

 205頁「農業の衰退と自国で生産されたものを食べないことによる弊害」で主張されている内容、206頁「身土不二的な暮らしの大切さ」(身土不二…自分の足で歩ける3里から4里範囲の地域の食材を食べることがもっとも健康によいという考え方)、「食料自給率を高めることの必要性」や208頁の「工業収益の一部を農林業や漁業に還流すべき」という主張については、ほぼ全面的に賛同できます。

菜の花

 「身土不二」という言葉に象徴される「古来の生活様式や知恵」に学ぶことも大切でしょう。ただその場合、経済や社会の構造が大きく変わってしまっている現在、農業政策等で成果を挙げている他国(EU諸国など)の取り組みにも謙虚に学ぶべきでしょう。

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「このシリーズ その11です」

第4章「ちり紙交換屋は街からなぜいなくなったのか」に関して

「森林資源破壊の元凶にされてしまった紙」 170頁

 171~172頁の記述の中で武田氏は「日本人が使っている紙の原料のほとんどは先進国の森林から採られたものであり、守らなければならない開発途上国の森林からではないのだ」として紙のリサイクルが実にバカらしいことであり、さらには「環境運動が環境を破壊している」と断じています。ここでは、1、紙のリサイクルと森林破壊は無関係なのか、2、環境運動が環境を破壊しているのか、3、紙のリサイクルは二酸化炭素の削減につながらないのか、の3点において述べてみます。

1、紙のリサイクルは森林保護とは無関係なのか?
 これについては、 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』の問題点 で栗岡氏がわかりやすく指摘しておられますが、一部引用させていただきます。

 「紙のリサイクルと熱帯雨林や開発途上国の森林は関係がない」(171頁)と同書はいいきっている。「熱帯雨林を守りたいのに北方の先進国から来る紙の原料を節約しても、熱帯雨林の減少は止められないのは当たり前なのである」(173頁)というのがその根拠。

 だが、これはまったくの誤りだ。量販店に山積みされている真っ白なバージンパルプ100%のインドネシア製のコピー用紙は熱帯林と密接な関係にある。

 日本で作られる紙の原料にしても、「北方の先進国から来る」ものばかりではない。バージンパルプの原料である木材チップには広葉樹と針葉樹があるが、 針葉樹チップのほぼ倍の消費量である広葉樹チップの輸入先は、オーストラリア34%、南ア24%、チリ16%、ベトナム6%、ブラジル5%、ウルグアイ3%、その他11%(2006年、財務省通関統計)である。

 オーストラリアは先進国だが森林破壊が深刻。JATAN(熱帯林行動ネットワーク)やグリーンピースなどのHPでも破壊の様子が取り上げられている。

 上記の引用部分だけでも、同書の誤りは明らかでしょう。

2、環境運動が環境を破壊しているのか?

 現在、 多くの製紙会社が熱帯ないしは温帯(主に開発途上国)で植林活動を行っています。このような活動の背景には「環境運動」があると思われますが、森林の成長の早い地域で計画的に植林・伐採を行いパルプの原料を確保する活動は、環境にとってマイナスになるとは言えません。

 輸送や製紙の過程で二酸化炭素を出すことは避けられないですが、バクテリアの分解等による二酸化炭素の発生はなく、植林された木々の生育過程では当然二酸化炭素を吸収します。「環境運動が環境を破壊している」と言う主張は破綻しているといわなければなりません。

 ただ、計画的に植林・伐採が行われてきた北欧の人工林が無駄に捨てられているというのは問題でしょう。建材やパルプも含めて国内や近隣の国々で適度に活用していくことが望まれます。

yama.jpg

3、紙のリサイクルは二酸化炭素の削減につながらないのか?

 「環境白書」によれば、古紙リサイクルの場合75%のエネルギーが節減できるということです。紙のリサイクルが“エネルギー節減”につながることは間違いないようです。また、北欧などの遠隔地から輸送するエネルギーも節減できます。二酸化炭素の排出を抑制するという点では、古紙リサイクルも立派に「環境配慮活動」となっているのです。

ついでに言うと「チリ紙交換車」は、私の町にも結構頻繁に回ってきています。「お金になりますか?」と業者の方に質問したところ、「食べていくには困りません」とのことでした。「環境運動」を背景に再生紙の需要が増えたためでしょうか。

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2007.11.18
「このシリーズの10です」(目的はウソを暴くことではなく建設的な問題提起です)

第5章「環境問題を弄ぶ人たち」に関して

「石油が枯渇すれば地球温暖化は自動的に解消する」


 武田氏が、末尾(209頁)に述べられている「石油が枯渇すれば地球温暖化は自動的に解消する」というのは明らかな間違いであり、そのことは武田氏自身もよく理解しておられるはずです。

 化石燃料はもちろん石油だけではありません。古生代に1億年以上かけて植物の体に蓄積されたエネルギーは石炭となって地下に埋まっています。石炭は現在、世界の1次エネルギー消費の約3割を占めているが、確認埋蔵量は熱量換算で比較しても石油の3倍以上、可採年数は約200年です

(古生代石炭紀の環境の中で膨大な量の植物が繁茂したことを考えると、未確認の埋蔵量も石油をはるかに上回ると思われます。)

 さらに、石炭をそのまま燃やすだけではなく(エネルギーを使って)液化・ガス化した後に、石油と同じようにどんどん使われるとすれば、この百年・二百年で引き起こされる急激な変化は大きな問題をもたらすでしょう。

「石油を使う量を減らすことだ。それぐらいは言い訳せずに子孫のためにやりたいものである」(200頁)という点については大賛成ですが、石炭についても当然考慮する必要があるでしょう。

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2007.11.17
「このシリーズの9(後半)です」(目的はウソを暴くことではなく建設的な問題提起です)

「地球温暖化よりも大切なこと」について


 武田氏は54頁に具体的なデータを示しつつ、一人当たりの資源消費量が日本の2倍であることをもって、「ドイツに学ぶ必要はない」という趣旨のことを述べておられますが、「ドイツの取り組み(農業政策等)を全く評価できない、」とは言われないのではないでしょうか。

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 私の想像ですが、日本において一人当たりの資源消費量が少ないのは二度のオイルショックを経て、資源を海外に頼る日本企業が徹底的に省エネルギーや生産の効率化に努めたからではないか、と思います。
 電化製品の効率化や乗用車の低燃費化なども早い段階で進んでいます。

 ただし、そのような「企業努力」の一方で「生活仕方の問い直し」はなかなか進まず、家庭でのエネルギー消費量は少なくないのです。資源消費量が少ないにもかかわらず一人当たりの二酸化炭素排出量がドイツと変わらない(ドイツ2.66トンに対して日本2.64トン『世界国勢図絵』2006、2007年版)のはそのためではないでしょうか。

 劣等意識に凝り固まる必要はないのですが、「学ぶべきは学ぶ」という姿勢のほうがより生産的でしょう。

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「このシリーズの9(中)です」(目的はウソを暴くことではなく建設的な問題提起です)

「地球温暖化よりも大切なこと」について

 二酸化炭素削減の「数値目標」をたてて取り組みを進めていくことと、武田氏の言う「人生にとって大切なこと」は両立不可能なのでしょうか。私は両立可能ではないか、と考えるのです。 

 環境保全や二酸化炭素削減を目指して真剣に取り組んでいるNPOは、全国で数千は存在するといわれます。活動の中心になっている人たちの多くが共有していると思われる考え方は、いわゆる「スローライフ」の大切さですね。

 「環境運動」を行う多くの人たちは、「そもそも人生や生活にとって大切なことは何か」という原点に立ち返りつつ「自然との関わり方」や「生活仕方」の見直しを進めているようです。武田氏の信用しないマスコミがらみではあるが、『NHK地球だい好き 環境新時代』(日本放送出版協会)のなかに具体的な取り組みが数多く紹介されています。

 私自身も、今は自家用車をほとんど使わず、暑い夏にはなるべく扇風機を用い冷房をつける場合にも設定温度は29℃から30℃、水を含んだ生ごみは庭に浅く埋める等々、できることは取り組んでおり二酸化炭素排出量は一般家庭の3分の2程度かもしれない、と思います。しかし、子どもと一緒にバスを待ったり家庭菜園を作ったり、JRのなかで本を読んだりと、以前よりもゆったりした気分で生活していますよ。

 高い数値目標をあげて取り組むことと、いわゆるスローライフが両立するかどうかは、EU諸国、特にドイツの事例が参考になるでしょう。ドイツでは「古いものに価値がある」ということでおもちゃや古着を販売するフリーマーケットは大人気、海外旅行よりも国内旅行が奨励されグリーンツーリズムが盛んです。

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 また、農業政策ですが「(ドイツの)州政府はあらゆる方法で農村を支援し、八〇年代の始めには現在のEU(ヨーロッパ連合)の農業政策に先駆けて、環境保全型の農業経営に補償金を支払う制度を実施した。このような背景から(…)EC理事会は八九年バイエルン州から提出されていた「田園景観維持計画」を採択した。」ということです。
 (『ドイツの分かち合い原理による日本再生論』 関口博之著 より)

 1990年比で20%近くの二酸化炭素削減に成功しているドイツの現状から、目標数値にとらわれてあくせく振り回される生活とは別の「豊かさ」を感じるのは私だけではないでしょう。

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2007.11.16
「このシリーズの9(前半)です」(目的はウソを暴くことではなく建設的な問題提起です)

「地球温暖化よりも大切なこと」について 


 「地球の気候が急変すれば気象災害も起こるし、南の国ではマラリアも増える。水位の低いところや(…)水面ぎりぎりの所は水浸しになる。(…)原因は日本やアメリカを中心とする先進国の人たちの無制限なエネルギーの使用だ。」(164~165頁)

 上記のような主張はいたってもっともだと思われますが、その後一つの結論として武田氏は次のように述べます。「少しでも得しよう、お金をもうけようとしたりせず、人生にもっと大切なこと-家族、友達、ゆったりした時間-そんなことを大切にしていれば、地球温暖化は自然消滅する。“二酸化炭素の排出量の目標”などをつくってしかめっ面をしていると、この問題は解決しない。」(166頁)

 述べたいことの趣旨は想像できます。「人々が強い危機感(地球環境問題に関する)に追い詰められて心の余裕を失い、数値目標達成に振り回されるようなことになれば、結局、人として生きていくうえで大切なものを見失ってしまうことになる。人生にもっと大切なこと-家族、友達、ゆったりした時間-そんなことを大切にしていくことで、地球環境問題は消滅していくのだ。」ということでしょう。

 なるほど、強い危機意識を背景に自分自身も周りの人も追い詰めてしまうような、一部の環境運動家を私も知っています。また、私自身も『ニューズウィーク(日本版)』(平成19年2月7日号)の主張に触れて、正直「あせり」を感じていた面もあるので自戒したいと思います。

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 しかしながら、そもそも二酸化炭素削減の「数値目標」をたてて取り組みを進めていくことと、武田氏の言う「人生にとって大切なこと」は両立不可能なのでしょうか。私は両立可能ではないか、と考えるのです。   (9の中に続く)

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