柴楽日記

この日はお昼の所用を終えたところで、立て続けに災難に遭ったというモモと武蔵に会いに行ってみました。

到着するといつもの様に満面のニコ顔で迎えてくれたモモ。（嬉）

モモとの挨拶を交わしてパパさんと世間話を始めると、そそくさと風通しの良い日除けスペースへ引っ込んで再びまったりモードに入る姿を見せていました。
パパさんの御話によると先日、庭の草叢に入ったところでマムシに後足を噛まれてしまったというモモ。

病院で速やかに処置を受けたこともあり、今ではすっかり腫れも引いていますが、後足の運びにまだ若干のたどたどしさが見られる姿を眺めていると、元気印なモモが戻って来るにはもう少し時間を要することとなりそうな気がしてしまいます。（泣）

そしてこちらは私がモモと挨拶を交わしているところに「オジイ～！」って感じで奇声を上げながら飛び出して来た！と思いきや、何故かすぐさま踵を返すと、そのままいつもの避暑スペースへと引っ込んでしまった武蔵。（？？）

モモに続き、2日前にこちらの武蔵もまた、ロードワーク中に3歳の雄犬に背中から腰そして後足と複数箇所を噛まれるという災難に遭ってしまったとのことです。
先程の坊の不可解な動きは、生まれて初めて負った大きな傷の痛みに伴う違和感にまだまだ心身が適応できていないことに因るものなのかな？？そんな想像を巡らせながら武蔵との再会の挨拶を交わしていきます。

そして武蔵もまた病院にて処置を受け、大事には至っていないとの診断を頂いたとの御話をパパさんより頂き、こちらもホッと胸を撫で下ろすことができました。

派手にバリカンを入れられた坊の胸側部には、当時の惨状を物語るかの如く、はっきりと犬歯が食い込んだ痕跡。（悲）
武蔵の秋季展への出陳を楽しみにしながら二匹の愛犬と毎日を過ごしてこられたパパさんママさん。
そんなおふたりのお気持ちを察すると、こちらも本当に残念な気持ちが募ってしまいます。
ただ、患部の毛の状態をみると、確かに前半戦は絶望的と言えますが、ひょっとしたら終盤戦は間に合うかも？？そんな希望を持って当面は二匹のケアを心掛けながら、これまで通りに管理に励んでいくことが大切なのでは？そんな御話をパパさんにお伝えした上でモモ武蔵コンビに別れを告げ、帰途に就くこととしました。

確かに、立て続けに愛犬が災難に遭うと、すっかりテンションも下降状態に陥ってしまいそうですよね。
今回の武蔵の件については、散歩中の武蔵に対し、家の前を通る度に激しく威嚇していたワンコが、この日もその姿を目にするや、浅い係留を振り切って勢いに任せて躍りかかって来たといった御話をママさんよりお伺いしました。

この一件については、後方からの不意打ちを食ったことと、ママさんの配慮によるところもあったのかもしれませんが、相手のワンコを傷つけることがなかったことは幸いだったと思います。

ただ加害的な立場となった相手方については、飼主の目が届かない状況では尚のこと、愛犬の適切な管理に努めること、そして被害を受けた武蔵のご家族については、例えば今回の様な万が一の事態に対しその状況を制御できない可能性が想定される場合は予め、飼主自身がそうした状況を作らない気配りを欠かさないことが必要だと思います（私の周りにも強い攻撃性を示すワンコがいたり、土佐犬やピットブルを飼っていらっしゃるご家庭がありますが、個人的にはこうしたポイントについては散歩のルートから外すことを心掛けています）。

大切なことは双方の飼主が今回の災難の因果関係を検証し、こうしたことが再び起きない様に必要な考え方を持ち対処を怠らないことだと思います。

犬達との生活に限らず、何事にも日々のルーティーンの中でややもすると漫然とした感覚でやり過ごしてしまっている点を再検証してみる、そんな心掛けを持つことは時に大切なことなのかもしれないですね。