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2005.12.06
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カテゴリ:塾長の考え
さて、何も見ずに、徳川家康の姿を想像してください。









2005-12-06 15:21:49

↑こんなかんじ。
おそらく、ほとんどの方が、
ちょっと大柄に太っていて、
一段高いところに座って、
大名を見下ろしながら、
命令しているかのような
家康を想像されるのではないだろうか。





しかし、家康の肖像画には






2005-12-06 15:23:28
↑こんな家康もいる。


これは愛知県の徳川美術館にある家康の肖像がである。

僕はこれを始めてみたとき、
誰だかわからなかった。

どうしても、家康と言うと、
狸みたいで、
えらそうな感じのおっさんを
想像していたからだ。



では、この絵はいつかかれたものだろうか。


これは、家康が武田との戦いに敗れた直後に
かかれた絵である。


家康が武田に敗れ、
命からがら、自分の城に逃げてきて、
もう、髪もばさばさに振り乱し、
顔もやつれ、
よろいなども乱れに乱れていただろう。
諸説によれば、恐怖の余り、
馬上で脱糞したとまで伝えられている敗戦である。
このとき、家康は自分の浜松城に立ち返り、
そして、よろいを脱ぐ前に、
絵師を呼び、その姿を書かせたのが上の肖像画である。

このとき家康31歳。
とてもそのような年齢には見えないくらい、
憔悴しきった様子である。



では、なぜ家康がそのような、
敗戦直後の自分のみじめな姿を
絵に残させたのか。


それは、


自分の生涯最大の敗戦であるこの戦いを
自らの戒めとし、決して忘れないよう
この絵を書かせたと言う。
そして、一生この絵を自らのそばに置いていたという。




つまり、家康と言う人は
自らの敗戦の直後に、
今後の自分のことを考え
そして、これを戒めに、
二度とこのような敗戦のなきよう
自らのみじめな姿を書き残したのである。




さて、我々も同じではないだろうか。
たとえ、失敗をしても、
たとえ、うまく行かないことがあっても、
そこから学び、そして、同じ過ちを繰り返さない。
そういう精神があるうちは、
その人は成長し続けるだろう。

生徒諸君も、
テストは時にはうまく行かないこともあるだろう。
しかし、その中から何を学び、
そして次につなげることができるのか。
それができる生徒はきっと素晴らしい人間へと成長できるだろう。








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Last updated  2005.12.06 15:32:20
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