カテゴリ:本紹介
塾内に僕が個人的に読んだ本を入れている本棚がある。
ビジネス書などは入れないようにしているので、 それほどの数はないが、 子供たちが本に興味を持ったらいいなと思いつつ、 置く場所がないから、教室においてあるという事情もありつつ、 せっかくだから、読んだ本をこのブログで紹介していこうかと思う。 昔読んだ本だったり、今新しく読んだ本だったり、 昔の本を読み返したものだったり、特に順番には理由もなく、 気が向いたときにだけ、なんとなく書いていこうと思う。 興味を持った塾生は、教室の本棚からさがして、 一声かけて、借りて帰ってくれてかまわない。 野望(上) 井沢元彦 野望(上)(下) 覇者(上)(下)とあるうちの一作目だ。 時代は戦国時代。 舞台となるのは武田信玄が統治する甲斐の国 山本勘助なる天才軍師が武田晴信(後の信玄)に使えるところから話は始まる。 上では勘助が晴信に仕え、諏訪を平定、いよいよ村上との戦いに乗り出すところまでの話。 今、大河ドラマの風林火山で同じ時代、同じ登場人物が描かれているが、 個人的には本書のほうが読んでいて面白い。 また、山本勘助の語る言葉には、人生を生きていくうえで 非常に勉強になることも多い。 十分の勝ちは、後に十分の負けを引き起こす原因となる、 つまり、完全勝利をしたものは、必ず心に驕りや油断が生じて 次に、逆に完全な敗北を招くことが多い。だから、勝利は5分を良しとせよ 歴史小説の中でも、最も好きな本の1つだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.17 21:21:06
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