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カテゴリ:テレビ番組
新英研のメーリングリストで、文法分科会でいつもお目にかかるHさんから番組紹介がありました。 そのお返事としてルターがメーリングリストに書いた文章です。 Hさん、みなさん、こんにちは。 Hさんが薦めて下さった「植物に学ぶ生存戦略」は昔のモンティパイソン、カリキュラマシーン、ウゴウゴルーガを思い起こさせる「大人が真剣に遊ぶ」番組でもあり、山田孝之さんの俳優としての素晴らしさと林田アナの美しさが生かされた番組だと思います。美的で遊び心のある番宣、ご覧ください! [植物に学ぶ生存戦略4 話す人・山田孝之] 8/26放送決定! | 待望の第4弾! | 2分PR https://www.nhk.or.jp/d-garage-mov/movie/251-1.html ※以下「ネタバレ」ありますので番組をご覧になる方は後でお読みいただければと思います。 「1」は以前観ていたのですが、今、NHKオンデマンドで「3」を観ました。 1)「クズなヒモ」を実際にスタジオに招いてお話を聞くという手法は私の大好きなEテレ人気番組「ねほりんぱほりん」と重なります。素人の方のウソの無い言葉は説得力があります。 2)ジュディオングさんをゲストにウツボカズラの生態を論じる。贅沢だなぁ! 日没から夜明けまで咲くウツボカズラに合わせて、映画From Dusk Till Dawnを紹介。この映画のタイトルを初めて知りました。私は村上春樹さんの小説のタイトル『アフターダーク』(After Dark Till Dawn)しか知りませんでした。 3)アオムシを撃退するキャベツの生態も驚きましたが、最後に、山田孝之さんが写真を見せて「これは自分探しにインドに行った若者です。こんなのは無駄です。そもそもインドに自分なんかいません。私たちは大人に『自分らしく生きなさい』『自分のやりたいことを見つけなさい』とそう教わってきました。あれは呪いの言葉です。自分のやりたいことをやって生きるのだけが人生の正解ではないのです。人間は人間と関係しながらでないと生きていけない生きものです。ならば他人の求めるものに姿を変えながら生きていくのもひとつの人生なのです。」と、ひとつの考えを示します。これは以下にある村上春樹さんのことばと重なりました。 ●人と親しくなるのに時間がかかり,なかなか本当に自分が思っていることを相手に伝えられないと悩んでいる女性に,作家の村上春樹さんは以下のようなアドバイスしました。 ★村上春樹さんのアドバイス: 「自分自身なんて,それ自体ではそんなたいした存在ではない」 「他人の色を受け入れて,初めて自分という価値があらわれてくる」、 そう考えれば肩の力が抜ける。 『仕事のお守り』ミシマ社pp. 128-130 ★ルターの解釈:物事は単体では価値や意味は生じない。人も1人では価値や意味を生じない。 他者との関係において価値や意味が生じる。何か他のものに照らされる生き方をすることを村上春樹さんは勧めている。それは『夜と霧』の著者フランクル、『嫌われる勇気』で有名になったアドラーの考えも同じ。 ここで5年間務めた進路指導部で「進路説明会」で紹介していた話を始めると話が止まらなくなるので、この辺で。 Hさん、ご紹介ありがとうございました。
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Last updated
2020.08.23 13:15:30
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