「3」だと思う方は、「時」(time)と「時制」(tense)を混同しています。
「12」だと思う方は、「述語動詞の形」(verb forms)と「時制」(tense)を混同しています。
「時制」(tense)は、文全体の調子です。
「説明文や対話文」調=現在時制
「物語文や報告文」調=過去時制
仮定法は、現在形・現在進行形・現在完了形を3本柱として現在時を基調とし、
「今、こうなっている」と話し手が聞き手に説明する調子(=現在時制)のなかで、
If I were you,…「(もし)私(が君)だったら」と過去形を用いたときの違和感が持ち味です。
例2)「週末は何するの?」What are you doing this weekend?、
「来週引っ越すんだ」I'm moving next week.のような
予定の表現で「現在進行形」が日本の学習者が思いつかないのは、
「時制」が分かっていないからです。現在進行形は未来が担当領域です。
② 日本の英語教育の問題点は「教材や付録の不備」にあるとルターは考えています。
例1) 規則動詞の発音(watched ウォッチトゥ)や
不規則動詞の発音(won ワぁン, drewドゥルゥー)が出来ない生徒がいるのは
発音が書いていないせいです。
→ルター式英文法では「発音記号にカナ振り」を提唱します。
例2) studyingのyを取ってしまう生徒がいるのは
studiesやstudiedの「-es,-ed」と混同しているからです。
→ルター式英文法では「つづりと発音のルールを中学高校教科書巻末付録に常時掲載すること」を提唱します。
https://eibumpoluther.com/eibumpoluthers-appendix-rules-01-spelling-and-pronunciation-8pages/
例3)Do they ~?や Have they ~?など組み合わせが分かっていない生徒が多いのは「表」がないからです。
③ 現在完了形・現在完了進行形で見落とされている用法があります。
◆現在完了形《動作の未遂の継続》「(最近、ずっと)~していない」
※動作動詞の否定+起点(since ~)・期間(for ~)
I haven’t seen her since last Friday. 私は金曜日から彼女に会っていない。
I haven’t had a haircut for two months. 私は2ヶ月間散髪していない。
How long have you not had a haircut? どのくらい散髪していないのですか。
◆現在完了進行形の《臨場感ある完了》「(さっきまで)~していたんだ」
(現在完了形《完了》「(すでに)~している」よりも臨場感がある。
現在完了進行形《動作の継続》(今までずっと)~している)とは異なる。)
I’ve been running. (さっきまで)走っていたんだ。