|
カテゴリ:生活
(→前回の続き) 勉強会を終え、博多からは夜の9時に戻った。
わが家における子どもたちの就寝時間は基本的に早いのだが、その日はまだ皆起きていた。
博多を出る前に、妻とは連絡をとり、その後の話は概ね聞いていた。
成程、三男の受傷部分、前頭部には銀色に光る金属がついていた。
いわゆる医療用ホッチキスの「たま」であった。
勉強会前に救急救命士と話した時点で、その様子から、救急車は来たものの、それで運ばれることはなかろう、とたかを括っていたのだが。
その予測は見事に外れ、三男は救急車で病院まで運ばれたそうだ。
ここで、一つ弁解しておくと、この「予測」、三男の状態を見誤っていたわけではない。
つまり、受傷の程度はやはりたいしたことはなく、2cm皮膚が切れた程度の挫傷であった。
が、「その程度で、救急車で運ばれることはない」という予測は外れたのだ。
念のため、という救急救命士の判断だったのだろうか。
おかげで、長男と、次男は救急車に初めて乗った、と喜んでいたが。
三男は病院で診察を受け、傷口をホッチキスでとめられた、というわけだ。
レントゲンやらもすすめられたようだが、そちらは妻が断った、という。
ホッチキスの方もご遠慮申し上げたそうだが、半ば強引に施術されてしまったそうだ。
ちなみに、翌日、他の病院で、ホッチキスのたまを外してくれるように頼んだが、とんでもない、と断られたそうだ。
おかげで、1週間はホッチキスのたまが三男に付属することとなった。
ヒトの頭部、というのは、基本構造として、球体を皮が覆っているようなもので。
ふくらました風船を想像したらよいが(洞爺湖名物、まりも羊羹でもよい)、傷が行くと、傷口がパッと開いて、派手に血が出る。
ましてや、その前に走りまわって遊んでいた、となれば、試合中のボクサー宜しく、尚更だ。
経験のない人だと、驚くものである。
なぜ、こんなことを淡々と書けるか、というと、いみじくも空手をやっていた経験で、頭の皮膚が切れる、と言う場面には何度か遭遇している経験があるからである。
もし、ボクシングをやっていたら、もっと見慣れていたに違いない。
ついでに、以下はあくまで知識と考察だが。
頭をぶつけた際に、余程傷口が深くなければ、出血している方がむしろ安心である。
中で出血が起こり、出口が無くて、組織を圧迫するような状態の方が危険だからである。
そして、打ち処。
今回のように、前頭部であれば、概ね安心だ。
これが、もし、後頭部であったなら、用心する必要がある。
頭蓋骨の構造などから、前と後ろでは、衝撃の透り、つまり、脳、そして身体への影響が随分と異なるのである。
以上を踏まえて、出血量からの判断であろう、救急車を呼んでいただいたのは仕方なかったにせよ(見ず知らずの人の親切な対応に感謝している)。
わざわざ救急車で病院に運び、更に傷口をホッチキスでとめる必要はあったのか、という点において疑問が残る。
もちろん、それらの処置も決して悪気があってなされたわけでは当然なく、立場上、というのも承知しているから、責める氣は毛頭起こらない。
だが、しかし。
身体と心に触れる、人に触れるプロとして、遺憾の意を表す次第なのである。
(→続く) ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
感覚を磨き、しなやかな身体を培う 古武道エクササイズ 毎週土曜日13:30〜15:30 @宇部市常盤ふれあいセンター
お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.23 09:00:13
コメント(0) | コメントを書く
[生活] カテゴリの最新記事
|