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札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

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祭りの思い出～週末は札幌まつりを満喫！

毎年6月14.15.16日と続く北海道神宮例大祭（札幌まつり）。今年は金土日と曜日も良く、金曜土曜とお天気にも恵まれ神宮も中島公園も大賑わい☆彡まずは金曜の仕事帰りに会社の仲良しさんと一緒に中島公園に出かけてきました。小学生の時から近所に住んでいたわたしにとって、何十年も前の話になると言うのに、この賑わいの中に立つと鮮明に思い出すことが幾つかあります。母に買って貰ったピンク色の子供用番傘には京都らしい塔と舞妓さんが描かれていました。わたしは買ってすぐに傘をさしてみたくてしょうがありませんでしたが、その日は風が強くて「家に帰ってから開きなさい」と言われたにもかかわらず「ちょっとだけ」と言い張って傘を開いたのです。大人の言うことは往々にして正しいものですね。傘は風にあおられてバサッとひっくり返りおちょこになってしまいました・・・。直そうにも竹ひごで出来た簡単な造りなので元に戻ることはありませんでした。そのあとどうしたのでしょうか？記憶はそこまで。いま見事な藤棚のある通りに片足のない復員兵が立って物乞いをしていたのも覚えています。戦争が終わって30年は経っていたと思われますが、その方が60代だと考えるとギリギリですかね。何か恐ろしいものを見たような気持でいましたが、親はグイッとわたしの手を引っ張って「あれはウソだから。あんな恰好の人ママが子供の頃にしか見たことないから」と小声で言って足早にその場を去りました。そうか、そうなんだよね。あれはウソなんだよね・・・。昔のお祭りは子供だましのことが平気で行われていたのも事実。「卵をたくさん産むようになるよ。かわいいでしょ」と言われて買ったカラーひよこ。瞼までブルーに染まっていたっけ。今考えると残酷だよね・・・。数日で死んだ子もいれば、「コケコッコー」とけたたましく鳴くまで大きく成長した子もいましたが、全部オスでした。千本引きだって手前の大きなおもちゃは「いったいいつから？」というくらい箱が色褪せたり、つぶれかかったりしていました。当たるのはキャラメルか小さなプラモデル。子供ながらに「大きなおもちゃの紐は絶対に引っ張られないようになっているんだ。」と確信していました。切がないほどの子供だましに溢れていたはずなのに、いまよりずーっと面白かったのは何故でしょう。それはわたしが子供だったからでしょうか？今じゃ写真を撮ることの方に夢中になってしまいました。若い人の大群にもまれながら、友人と「高いね～」と言って買い食いを楽しみ、公園をぐるっと一周。お祭り期間だけ入館無料になっていた豊平館にもお邪魔してきました。館内を見た後に外観を撮影したのですが、窓から美しい明かりがもれていていつも以上の素晴らしい佇まいに感動(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡祭りの特別感を味わうことができました。そして祭りの高揚感に疲れたおば様二人は「カフェにでも行ってゆっくりしようよ」ということで意見が一致！ジャズの流れる大人な空間【宮越屋THE　CAFÉ】でおしゃべりに興じるのでした。お祭りって大人になっても結構面白いものです。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング

2024年06月24日

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大通公園にて暫し懐古

オリンピックマラソンの開催で使用できなくなっていた大通公園の一部が9月末で解禁されるお知らせがありました。無残にはがされた芝生も復活しています。あの騒ぎと異常に暑い夏はもう過去の話しになりつつあります。わたしは大通公園を通る際に、ついテレビ塔に向かって写真を撮る習慣があります。ここは札幌の一大観光地なので写真を撮る人は多いのですが、その中には明らかに札幌市民と思われる人が混じっています。つまり私と同じような人がある一定の数だけいるということですね。わたしにとってテレビ塔界隈はとても懐かしい思い出の場所。小学校に上がってから中央区に引っ越すまでの3年間、バス通学の中継地点がここでした。1年生の時は、近所に住む上級生に連れられてバス通学について学んだものです。1人で通学できるようになってからは、同じバスを利用するおじさんおばさんと仲良くなったり、まだ小規模だった雪まつりではかまくらの中に入って遊んだり甘酒を貰ったりと今考えるとほのぼのとした優しい時代でした。懐かしくあたたかい記憶があるから、この場所に来るとちょっとだけ足が止まるのかも知れません。つい最近地下街50周年のメモリアルの一環として、地下街とそのエリアに関する写真が展示されました。何点かご紹介しますね。まずは、50年前の地下街の建設途中の様子がわかる写真です。写真手前の大手ゼネコンの名前が連なるフェンスのところが駅前通りになります。左手下の拓銀がビッセになり、その隣道新と3丁目道路を挟んでNTTは今と同じで、市役所のところには別の建物が建っています。旧市民会館と旧NHKと北電も今と変わっていませんね。わたしがバス通学をしていた時のオーロラタウンの記憶がまさにこの写真です。通路の中央に水が流れていました。所々に小さな橋が架かっていて、そこから水の流れを見たことを覚えています。来年の1月末で閉店が決まっている4丁目プラザがこれから建とうとしています。ファッションワールド4丁目プラザとあり、地下の入り口に店を構える喫茶西林の看板が見えますね。いつの間にか時は流れ、記憶の中にある風景はその都度書き換えられていきます。そのためあまり変化を感じることなく今に至っていましたが、50年前の写真を見て、自分の歩いてきた道のりが随分と長い道になっていたんだなぁとあらためて気付いた一日でした。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキングいま逍遙館は203号室と402号室のお部屋が空室となりましたが、コロナ禍においてお部屋の内見ができない状況です。今後引越しを考えている方、逍遙館に興味を持っていらっしゃる方にお部屋の動画を撮りましたので、まずはそちらをご覧ください。↑画像をクリックすると、203号室のYouTube動画に飛びます。質問などございましたら、こちらからご連絡をお願いいたします。keyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2021年10月03日

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蝦夷梅雨からの・・・

7月に入ってふと「今年の6月は雨が少なかった」と思いました。枯れたあじさい北海道には梅雨がないと言われていますが、梅雨の季節は同じく雨が多くなります。ここ数十年に至っては、わたしが子供の頃よりかなり高い確率で札幌祭り（6月中旬）に雨が降る気がいたします。雨でなくてもどんよりと曇って低い気温のまま、お祭りの3日間が過ぎてしまうことも。この日も傘を差しながら写真を撮りました「テキヤ殺すにゃ刃物は要らねぇ、雨の三日も降ればいい」というフーテンの寅さんのセリフを思い出すくらいです。そんな天気を【蝦夷梅雨】と言うようになってどのくらい経つのでしょうか？調べてみるとこの言葉が使われるようになったのは1972年札幌オリンピックの頃とあります。そのときはまだ一般的な使われ方をしていないのですが、1990年を境に梅雨前線の影響を受けるようになってから段々と定着していったようです。また、蝦夷＝北海道という認識も古くは違っていたこともわかりました。蝦夷は、近世以降に北海道・樺太・千島列島・カムチャツカ半島南部にまたがる地域の、アイヌ民族を指す言葉とあり、それ以前は中央政権から見た関東・東北・北海道に住む人を指した言葉でした。アイヌ語研究の第一人者金田一京助先生によると、蝦夷の語源自体はアイヌの雅語で「人」を「エンチュ」と言ったのが日本語で「えみし」になったか、あるいはアイヌ語の古い形が「えみし」であったと説いたそうです。北海道に生まれ育ち半世紀以上も暮らしていて、こんな身近な言葉さえも曖昧な知識しかないのには呆れてしまいます。きっと学生時代には学んだことなのでしょうが、今となっては寅さんのセリフの方が明確に記憶しているのですから・・・。この文章を書いていて思い出したことがあります。小学生の頃のこと、金田一耕助の推理小説を読み漁っていたわたしに、父が一枚の白紙にエンピツでグルグルと不規則な円を書いて見せました。「なにそれ？」と首をかしげるわたしに笑いながら「金田一京助の真似をしてみたのさ」と言って、ある話を聞かせてくれました。「耕助じゃなくてキョウスケ？あ～辞典の人？」金田一京助は金田一耕助の名前の元になった辞典の背表紙に名前がある人という認識でしかなかったわたし。「金田一京助はアイヌ語の研究のために樺太に行った際、全く言葉がわからずアイヌの人たちに相手にされなかったんだけど、こうして紙に書いて子供たちに見せたところ、口々にヘマタ、ヘマタと言って不思議そうな顔をしたのをみて、『ヘマタ』が『何？』を指す言葉だとわかったんだよ。それから、ものを指してはヘマタと聞いて、答えてくれた言葉を書き留めてアイヌ語を理解していったんだ」この話を聞いて辞典の背表紙の人は、すごい学者で名称に先生を付けるべき方なのだということが愚かなわたしにもわかりました。ここ数日、蝦夷梅雨らしき空模様になりましたね。7月のカレンダーを前にして、遅れに遅れた父のワクチン接種日に、あの日の父が書いたようにグルグルと円を書きながら、その日が雨でないことを祈るのでした。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキングいま逍遙館は203号室と402号室のお部屋が空室となりましたが、コロナ禍においてお部屋の内見ができない状況です。今後引越しを考えている方、逍遙館に興味を持っていらっしゃる方にお部屋の動画を撮りましたので、まずはそちらをご覧ください。↑画像をクリックすると、203号室のYouTube動画に飛びます。質問などございましたら、こちららご連絡をお願いいたします。keyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2021年07月10日

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自転車しまわないとね！

そろそろ自転車を片付ける季節になりました。12月に入ったら逍遥館の皆さん連絡し、自転車を車庫にしまう日にちを決めます。一台一台きれいに拭いたあと車庫まで運ぶときにいつも思うことは、今年も事故がなく、皆さんが普通に職場と逍遥館を往復できたことに感謝をします。それも大家さんになった私の喜びのひとつです。自分が利用している駐輪場も11月末でクローズになりました。そんな掲示を見て、急に思い出したことがありました。長い時間かけらも思い出すことがなかった遠い遠い過去の出来事が、何かをきっかけに突然頭の中に現れるのですから記憶というのはほんとに不思議なものです。今から35、6年前になると思われますが、自転車に乗っている際に自動車に接触されて転倒する事故に合いました。小さな路地にさしかかったとき、急にその路から車が出てきて私の乗る自転車の前タイヤの側面に当たったのです。けがはなかったのですが、前輪に歪みが生じたため運転ができなくなってしまいました。運転席から降りて来た初老の男性は、すぐに立ち上がった私を見てケガがないのがわかってほっとしたようで、その後にゆがんだ自転車を見て「自転車買ってあげる。この古い自転車よりはましなやつ」と言ったのです。若かった私は車に当たったショックで乗れなくなった自転車の前に立ちすくんでいたと思いますが、その言葉にまたショックを受けた記憶がよみがえってきたのです。その自転車は確かに古い自転車でしたが、数か月前に祖父に相談して好きな色のペンキを購入し、自分で塗りなおしたお気に入りの存在でした。その相棒が、急に現れた見ず知らずの人間に冒涜された怒りの感情がいまも私の中に残っていたということなのでしょう。でもこの先の記憶が何とも曖昧なのです・・・。ただその後もその自転車に乗っていたのは間違いないので、気の強い私は「この自転車がいいので修理してもらいたい」というようなことを言ったんだと思います。新しい自転車を買ってもらわなかった過去の自分に「デカシタゾ」と小さくつぶやきながら会社に向かった私です。※写真3枚目と4枚目は通勤中に見かけた自転車のあるステキな風景です。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイトkeyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2020年12月06日

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小樽文学館・大林宜彦監督追悼　映像になった山中恒作品展を観て～

久しぶりに小樽文学館を訪ねたのは、今年４月10日にお亡くなりになられた大林宜彦監督の追悼展を観るためでした。いま思うと、小学生の時に大流行していた探偵金田一耕助をパロディ化した「金田一耕助の冒険」や百恵ちゃん観たさの「ふりむけば愛」、大場久美子さん観たさの「HOUSE」、ひろ子ちゃん観たさの「ねらわれた学園」等々、大林監督作品とは気付かずに夢中になって映画館に行っていたわたし。ただのアイドル映画好きだったですが、その後に観た「転校生」はちょっと違った印象でわたしの心を掴みました。まず8ミリカメラが回る音と白黒映像から始まるオープニングからグッと引き込まれる感じや、いままで見てきたアイドルとは違う尾美としのりさんと小林聡美さんのすぐ隣にいるような生身の主人公たち。ラストシーンは、また８ミリの白黒に戻っていきます。お別れはただ切ないだけではなく、自分と異なる相手の存在を知ったことでお互いを慈しむ心が芽生えた二人が、それぞれの未来に向かって歩き始める姿が描かれています。作品の舞台である尾道の風景は、見るものに最初から最後まで優しく寄り添ってくれ、その景色はわたしのふるさと札幌と明らかに違うのに、懐かしいと感じさせてくれたのはどうしてでしょう？「転校生」という作品にすっかり魅せられて、同時上映の「オンザロード」を挟んで、また「転校生」を観た記憶があります。（当時は、上映ごとに入替がないのが普通でしたね）大林宜彦さんという人が監督なのか。いままで作品や役者に興味を持っても、その作品の監督には全く目が向いていませんでした。そんな15歳のわたしは、そこから大林宜彦監督作品のとりこになったのです。その後、「聖地巡礼」という言葉が生まれた尾道巡りに行ったのは言うまでもありません。初めて監督ご本人とお会いしたのは、1993年、星のふるさと芦別映画学校の校長に任命され来道された時でした。緊張しながら話すわたしを優しいほほえみを浮かべながらジッと見つめて、穏やかに言葉を返してくださいました。監督と奥様の恭子さんに挟まれて撮っていただいた写真は宝物です。その何年かあとには、映画学校のゲストに小樽出身の作家・山中恒先生とも写真をご一緒させていただき、「転校生」の原作本にサインを頂戴したことも大切な思い出です。追悼展でスチール写真やポスターを眺めながら懐かしい青春を思い出し、愛すべき偉大なる大林監督の存在を想って追悼の気持ちを新たにしたのでした。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイトkeyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2020年11月07日

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あの記憶は・・・

札幌にスープカレーがまだなかった1983年ころ、カレー専門店に行ったことがありました。そのお店のカレーが美味しかったことはもちろんなのですが、わたしが一番気になったのは、２階に上がったら天井の一部が天窓になっていたことでした。カレー専門店に入ったことも初めてで、天窓のある建物を知ったのも初めてでした。いつの間にか店はなくなり、時間の経過の中で記憶は遠のいていました。５年ほど前に急にあのお店のことを思い出し検索してみたのですが、全くヒットしてきません。そうなると気になる気になる。いつか、当時のことを記憶している人に聞いてみたいと思っていました。そして時は流れ、そのチャンスがとうとうやってきました！オヨヨ通りの名付け親、あの和田由美さんとの出会いです！！「よく食べに行ったわよ。美味しかったね。その頃はカレー専門店なんてパルコの上とそのお店くらいしかなかったの。東向きの天井部分がガラス張りになっていて素敵なお店だったけど、いつの間にかなくなっていたの。たしか南3条通りにあったはず・・・」やっぱり和田さんは知っていました！あのお店について話ができた・・・。（涙）※写真は文章と関係ありませんが、いまの南3条通りの風景を切り取りました。この景色もいつの間にか変わっていくのですね・・・。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイトkeyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2019年02月23日

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【男はつらいよ】来年は誕生50周年！

車寅次郎を演じ続けた渥美清さんがお亡くなりになって早22年。「男はつらいよ」が再び作られるなんて想像もしていませんでした。映画が国民の娯楽だったわたしの親の時代、その娯楽がテレビに移行していった時代に生まれたのがわたし。それでも角川映画の全盛期や伊丹十三監督による日本映画人気の復活など、映画はテレビにはない魅力で溢れていました。だから、映画に出る俳優はテレビに出る俳優より格が上だと思っていたし、大ヒットした「蒲田行進曲」や松竹大船撮影所50周年記念作品「キネマの天地」を観たとき、映画は夢を形にする魔法の世界のように思いました。小さいときから「男はつらいよ」を松竹遊楽館に行って観ることが、お正月と夏休みの楽しみだったわたしですが、当時は、この映画が、テレビドラマからスタートしたことは知りませんでした。いまテレビドラマで人気が出て映画になる作品は多くありますが、その先駆けでもあったんですね。往年の映画ファンではない寅次郎をもっと見たいという多くの庶民が支え続けた「男はつらいよ」は、シリーズ30作目にして、ひとりの俳優が演じた最も長い映画シリーズとしてギネス世界記録に認定され、その後48作まで続きました。寅さんファンクラブのカラオケ大会で頂いた非売品のトランプ渥美清さん亡きあと、さすがに寅さんを他の俳優が演じることはありませんでしたが、だからこそ寅さん映画の復活はあり得ないと誰もが思っていたことでしょう。この作品、寅さんファンもそうでない人も賛否両論を生みそうですが、やっぱりわたしは観に行くんだろうなぁ。しかしこのポスターはいただけない・・・。もっと上手にはめ込み感を無くせなかったものかしら！？【追記】松竹遊楽館の後にできたゲームセンターは今年1月に閉店。旧松竹遊楽館の建物が、いま解体されていますね。このような場面を見るにつけ、時代が確実に流れているのを知る今日この頃です・・・。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイトkeyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2018年10月08日

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ｍiel～懐かしい店名

Y子さんをお誘いしてカフェに行った帰り、久しぶりにスペース115まで足を延ばしてみました。ハードなお仕事に就いているＹ子さん、「あそこに行きたい、こっちも気になる」と思ってはいても、なかなか一人で行動するのが難しいようで、スペース115も今回が初潜入となりました。すでに夕暮れ時を迎えていたため、どのお店も店主のみが静かな時間の中で作業をしている状況で、入りづらいことこの上ないのでした・・・。が、女子二人の強みで「せっかくだから」と開いているお店を片っ端からはしごして回りました。5階の【カプセルモンスター】で焼き菓子と、3階の【点と線模様製作所】では、きれいな図柄のマスキングテープを買いました。そして最後の階で、懐かしい店名を見つけました。【miel】ミエル（フランス語ではちみつのこと）中に入るとカウンターにスコーン2個とレモンケーキが一個、小ぶりなガラスケースの中には若干のマフィン。すでに閉店時間が近づいていたので、商品が残っていたのが奇跡なのかもしれません。ミエルと言えば、2003年か2004年ころのこと、街に出たときに寄っていたカフェの名前と同じだったので、ついつい店主に話しかけてしまいました。「丸福ビルの2階にあった小さなカフェに行っていたんですが・・・」「えーっ、丸福ビルですか！懐かしいです～」「やっぱり同じお店ですか！」「そうです、もう10年以上前になりますが」丸福ビルは小さな雑居ビルで、そこは「こんなところにほんとにカフェがあるの？」という感じのビルだったので、当時会社の女子や友人を連れて行くと、とても驚かれたものでした。ミエルは都会の喧騒とかけ離れた空間だったので、そのギャップに惹かれて何度も足を運んだ記憶があります。今回買った【うどん粉のマフィン】はカフェでも出していた定番とのことです。このランプもカフェで使っていたそうです。久しぶりの再会ですね。帰りがけに、「また是非いらしてくださいね！」と声を掛けていただきました。話の中で「あの頃は、ずいぶん私も若かったので・・・」とおっしゃっていた店主は、その頃は、多分20代半ば過ぎのとてもお若い方だったと記憶しています。閉店間際に訪れたわたしとの会話で、スタートに立って間もない自分を懐かしく思い出したのかも知れません。わたしもミエルという小さなカフェを思い出しながら、マフィンを美味しくいただきました。｜逍遙館俱楽部代表｜ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイトkeyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2017年03月20日

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再会の夜～Yちゃん

家電をとったら「あの、Yです。覚えていますか・・・」「えっ、Yちゃん」ほんとうに、ほんとうにびっくりしました。Yちゃんは、私がお仕事を教えた愛弟子のような子でしたが、8年前に会社を辞めて音信不通になっていました。【逍遙館】の構想中にも、お手伝いをかって出てくれて、頼りにしていただけに、急にいなくなったYちゃんのことは、何かの度に思い出しては「今頃どこにいるのだろうか？」と心配していました。しかし彼女のことは、時間の経過とともに遠い記憶の底に静かに沈んでいったのでした。「今度札幌に行くので、お忙しいでしょうがお時間を作って頂ければと思って、電話しました。」あまりの突然の電話。受話器の向こうから聞こえるのは、少しこもったような自信なげな声。間違えなくYちゃん・・・。「どうしていたの、今どこにいるの」矢継ぎ早に聞きたいことが頭の中をグルグルして、思ったように言葉になりません。それから再会までの数週間、8年前の記憶を手繰り寄せては、Yちゃんがどんな気持ちで私に会おうと決心したのだろうか、突然消えたことを聞いて良いものか、何事もなかったように再会を喜ぶべきなのか、気持ちが定まらないままその日を迎えました。待ち合わせは、一緒に行ったロックフォールカフェ。お店に入ったら、カウンターの端っこの席にYちゃんのか細い背中が見えました。「Yちゃん」と声を掛けたら、振り返ったと同時に弾けたように立ち上がって「あっ、ご無沙汰しています・・・お元気でしたか・・・」ちょっと大人になったYちゃんが、伏し目がちに立っていました。たわいない話をしながら、近況をお互いに伝え合った2時間ほどの再会の中で、揺れ動いていた様々な思いが収まりどころを見つけて、穏やかに彼女を受け入れていくのでした。お別れの時に、べそをかいて抱きついてきたYちゃんは、かわいがっていた愛弟子時代のままで、また次にいつ会えるかわからないことが、私をたまらなく寂しい気持ちにするのでした。それでも、いま彼女がどこで暮らし、どんな仕事をし、どんな人たちに受け入れられ、かわいがられ、また頼りにされているか。それを知ることができただけで、嬉しいと思っています。｜逍遙館俱楽部代表｜ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイトkeyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2017年03月18日

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冷蔵庫とオーバーコート

平成元年5月に花嫁道具として父に買ってもらった冷蔵庫が、先週とうとう壊れました。寝る前はいつもと何も変わらなかったというのに、起きたら床に水がしみ出していて、冷凍庫の物が全て溶け出していました。冷凍温度を調整するレバーがオフになってしまったのか？と確かめましたが、そんな事もなく、冷蔵室もぬるい状態・・・。古い冷蔵庫は電気代が高いため、買い替えを考えたこともありました。しかしそうしなかったのは、壊れてもいない物を捨てることに抵抗があったのと、もうひとつの理由は、購入の際の父とのやり取りを今でも鮮明に覚えていたからかも知れません。6月の結婚を前に新居の用意をと、父と二人で買い物に出かけました。家財道具一式は、たしかそうご電器と池内で揃えたと記憶しています。そのときの我が家は、母の商売の失敗と父の長い単身赴任で、そんなに裕福ではありませんでした。わたしにとっては、どの家財もとても高く感じられ、目は値札にばかりいき、同じようなものなら一番安いものを自然に選んでいました。そんなわたしに気が付いた父は「お金は気にしなくていいから、気に入った物を買いなさい」と言ったのです。その言葉がとても嬉しくて、28年経った今でも心に残っています。暮らしてゆく中で、その時買ったものは徐々に壊れたり古くなったりして、我が家から消えていったのですが、冷蔵庫だけは一度も修理することもなく存在し続けていたのです。いつかは壊れるだろうと家電量販店のポイントを「冷蔵庫貯金」と称して貯めてはいたのですが、その実30年越えを信じていたので、こんなにあっけなく壊れてしまったことに正直びっくりしました。すぐに冷蔵庫を買うことになったのですが、配達になるまでの一週間、不思議なもので新しい冷蔵庫が来る喜びよりも、家からあの冷蔵庫が消えてしまうことに、たまらなく寂しさを感じるようになっていたのです。撤去の前夜には、長い時間の経過を慈しみながら、空っぽになった冷蔵庫を隅々まできれいに拭きあげ、お別れをいたしました。そして新しい冷蔵庫がやって来た日、古い冷蔵庫は配達員の方々の手であっけなく運ばれて行きました。そんなこんなで、父と買い物に行った日のことを懐かしく思い出していた矢先のこと、父が新しいオーバーコートを欲しがっていると母から聞きました。クリスマスを前に、久しぶりに父を買い物に連れ出してコートをプレゼントしよう！と思いついたのですが、きっと父はあのときのわたしのように、値札ばかりを気にするのではないかと思います。今度はわたしが、「お金は気にしなくていいから、気に入ったものにしようよ」と言ったら、父は喜んでくれるでしょうか・・・。｜逍遙館俱楽部代表｜ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイト逍遙館俱楽部のリュークさん、Y先生　お土産ありがとうございます！keyword/札幌市　賃貸アパート　賃貸住宅　賃貸マンション　犬可物件　コミュニティ住宅　単身　移住　フローリング　ロフト　メゾネット　木のぬくもり　アパルトマン　建築　デザイナーズマンション　西11丁目　オール電化　隠れ家　大通り公園　西線6条　中央区役所　南6条　駅近物件　アパマン　1ＤＫ　ワンルーム　ＩＨ　ウォシュレット木製サッシ　コンサバトリー　初めての一人暮らし　しょうようかん

2016年12月13日

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さよなら文昌堂書店

今年の4月30日、東屯田通りの小さな町の本屋さん「文昌堂書店」が閉店しました。いつから営業されていたのかはわかりませんが、わたしがこの町に引っ越してきた10歳のとき（今から38年前）には、すでになかなかの佇まいで存在していたと記憶しています。小学生の時から中学生にかけて、ほぼ毎日のように出かけていた懐かしい本屋さん。小学生のころは江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ、横溝正史の金田一耕助シリーズに夢中でよく買ったものです。中学生になると「明星」「平凡」「オリーブ」「ノンノ」「アニメージュ」など雑誌の発売も楽しみでした。小さな店の奥の一角にレジを兼ねた机があり、そこで店主がいつも本を読んでいました。黒沢年男がかぶっているようなイスラム帽を頭にのせた店主は毎日毎日同じ姿勢、何時のぞいてもじっと動かず手元の本を見ていました。こんなに通った店なのに、この店主との思い出はほとんどありません。ただ閉店の張り紙を見て突然思い出したことがあります。ある日一冊の海外推理小説の文庫をレジに持って行ったときのことです。店主が「この本も面白いよ」とロアルド・ダールの「あなたに似た人」という文庫本を出してきました。なんでこんな何でもないことを30年以上も覚えていたのでしょう？ほんとうに不思議な感じがします。確かにその本は面白くて、あっという間に読んでしまったことも覚えています。読み終わったあとに、さすが毎日色々な本を読んでいるだけあって何が面白いか知っているんだなぁと。そのときの感想はそんなものでした。しかし今考えると店主は実にするどい人だったのだとびっくりしたのです。というのは、あのときレジに持っていった文庫は海外ドラマでお気に入りだった「刑事コロンボ」の原作本だった！と思い出したから。「刑事コロンボ」の原作者リチャード・レヴィンソン＆ウィリアム・リンクは「ヒッチコック劇場」の原作でもお馴染みで、当時わたしがよく読んでいたウイリアム・アイリッシュ（またの名をコーネル・ウールリッチ）も同じく原作を提供していました。大きな書店には検索機があり、どこに自分がほしい本があるか簡単に探してくれます。でも機能はそこまで。スーパー書店員と呼ばれる人たちにしても、面白い本を教えてくれることまでは出来るでしょう。しかし町の小さな本屋である文昌堂の店主は、こどものときから推理小説好きのわたしが少し大きくなって、海外ものに目がいくようになったのを感じとって、レヴィンソン＆リンクやアイリッシュが好きならきっと「ヒッチコック劇場」の原作を面白いと感じるはずだと推理し、他の原作提供者であるダールの「あなたに似た人」を選んでくれたのです。店が閉まる前に一度、すっかり年を召された店主に声を掛けるべきだったと悔やまれるのでした。｜逍遙館俱楽部代表｜ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！「逍遙館」のカードはこちら！100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイト

2015年05月23日

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さくら逍遙～南五条通りの記憶

わたしを含め、日本人って本当に桜が好きですよね。今年は異常なくらい開花が早かっただけでなく、開花時期にお天気に恵まれたおかげで、随分と長い期間お花見が楽しめた感じが致します。それでもさすがに今週は、遅咲きの桜も葉桜になりかけているのではないでしょうか。去りゆく初春と桜を惜しんで、今年の「さくら逍遥」のスナップをお届けいたします。「逍遥館」に一番近い桜楽しみにしている南五条通りの桜並木この通りを知ったのはわんこを飼い始めて１年が過ぎた頃のことです。二匹のわんこを連れて日々散歩するコースにこの並木がありました。１月生まれのわんこがようやく遠出する頃はすでに新緑の季節を過ぎていて、この見事な桜の存在に気付いたのは、その翌年のことになります。毎年桜の頃、ここを通る度に思い出すひとつの光景があります。わたしとわんこしかいない夕暮れ時の桜並木に、一台の黒塗りの高級車がスーッと止りました。運転席から男性が下りてきて後部座席のドアを静かに開けると、かなりご高齢のきちんとした身なりの紳士がゆっくりと出てきました。その紳士は、一言も言葉を発せずじっと満開の桜を眺め、またゆっくりと後部座席に消えてゆきました。後部座席のドアに手をかけたまま、紳士が乗り込むのを待っていた秘書のような方は、また音もなくドアを閉め、運転席に戻り車をスタートさせたのです。ものの３分くらいの出来事でしたが、どういうわけかわたしの記憶に刻まれたこの光景は、５月に並木を通ると、まるで映画の一シーンのように鮮明に思い出されるのです。すでに７～８年前のことですが、そのあとこの紳士を再び見ることはありませんでした。そして今年もまた、記憶の中の紳士に「あの日と同じように、南五条通りの満開の桜を楽しみましたか？」と心の中で問いかけてみたのでした・・・。｜逍遙館俱楽部代表｜ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！「逍遙館」のカードはこちら！100年住宅「逍遙館」のブログを読ん頂きありがとうございます。　入居を考えられているみなさん、こちらをどうぞ！　→　　逍遙館公式サイト

2015年05月15日

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逍遙館にたどりつくまで　その15

　建築家と家を造るというのはどういうことなのか？　染谷先生に設計をお願いすることが決まって最初の一年でそのほんとうの意味がわかりました。　頼む側は建築の素人なのです。でも夢だけはたっぷりあるのです。その素人を相手に出来るだけ夢を実現させなくてはなりません。染谷先生は「月に一度の勉強会」と称する時間を設けることで、建築家と施主（私です）との間で何でも相談できる強い信頼関係を築こうとしました。意図して先生がそう考えたかどうかはわかりませんが、私はその勉強を楽しみに日々の生活を送るようになりました。　月に一度、アルクム計画工房に通うのは楽しい課外授業のようで一年があっという間に過ぎていました。　最初の模型が作られたのもこの頃です。この小さな模型を初めて見たときの感動は、今でも忘れることは出来ません。現在の完成模型とはずいぶん違っていましたが、私の夢が形になった最初の瞬間でした。｢逍遙館」は建設真っ最中で、勉強会は打ち合わせという名前に変わり、染谷先生との二人三脚は続行中です。ある日私は先生に「建物が建ったら先生と話す機会もなくなってしまうんですね」と言いました。先生の返事は「アパルトマンが建ってからが大事なんですよ。メンテナンスを含め、どう建物を維持していくか。本当はそこから長い付き合いが始まるんですよ」と。　　模型もこんなに変化しました。｜ブログ管理人｜　←応援クリックお願いします！

2010年03月20日

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逍遙館にたどりつくまで　その14

　「逍遙館にたどりつくまで　その13　建築家・染谷先生との出会い」の続きです。　　私の失礼な投げかけに染谷先生は大変困惑したと思います。先生が帰られた後、もう先生は引き受けてはくれないだろうなぁとがっくりしました。その夜眠れないまま無礼を詫びるメールをしました。　その返事は「おはようございます。とても楽しい時間をありがとうございます。ズケズケ、だなんてとんでもない。きっと、切羽詰って言ってくださったと思います。だんだんと、フランクにお話し出来るようにしたいですね。　　正直に言うと大学の時に、前川國男という東京文化会館の設計をした偉い建築家の『建築家は依頼されて始めて、仕事をするものです。そうしないと、本当の提案が出来なくなり、いつまでたっても、医師や弁護士のようなプロフェッショナル（職能）は得られません』という呪文（？）を刷り込まれ、なかなか営業が出来なくなってしまいました。そんなこともあり、質問に上手に答えられなかったのかもしれません。それで、また悩ましてしまったようですね。依頼、真剣に受け止めさせていただきます」という内容でした。　　先生、こんな私に３年も付き合ってくれ、その間一緒に悩み、進むべき方向に導いてくれたことを感謝いたします。　　　その夏、染谷先生が設計したファーム富田に行ってきました。｜逍遙館オーナー｜　←応援クリックお願いします！

2010年03月11日

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逍遙館にたどりつくまで　その13

　「逍遙館にたどりつくまで　その12」　の続きです　　2007年の7月に入ってすぐ、建築家の染谷先生が我が家を訪ねてくれました。先生はアルクムのスタッフと二人で敷地内をぐるり、塀に上がったり、隣接するアパートとの境界に立ち左右をキョロキョロ、電柱・電線・道路幅の確認。　たくさん写真を撮った後に「普通の人と見るところがちがうから怪しい行動に見えるでしょう」と笑っていました。　その日、私は染谷先生に大変失礼なことを言ってしまいました。心では「先生に設計をお願いする」と決めていながら、「早急に決めないほうがいい」という周囲の意見を全く無視するわけにはいかないとも考えていたのです。それに先生が私のちっぽけな依頼を受けてくれるかという問題もあります。直感どおりに先生に「お願いします」と言いたい！「先生！先生の殺し文句を聞かせてください。あなたの家は私しか造れる人はいませんと言って下さい」と・・・。今、書きながら冷や汗が出てきました。これ本当に言ったんですよ。恥ずかしい～。　　　当時の部屋の様子です｜逍遙館オーナー｜　←クリックお願いします！

2010年03月01日

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逍遙館にたどりつくまで　その12

　逍遙館にたどりつくまで　その11の続きです。　2007年６月中旬、はじめてアルクム計画工房を訪ねました。北３条と４条の間にミニ大通りと呼ばれる遊歩道があります。その緑の道にひときわ紫陽花が美しく咲く場所があり、その前が建築家の染谷先生の事務所なのです。　その日も紫陽花が見事に咲いていた記憶があります。というのも紫陽花のそばに立ち、かわいい三角屋根の事務所の佇まいを眺めながらまた私は緊張していたからです。赤坂先生の更にその先生に会うのですから・・・。　木の扉をノックした後にすぐ「どうぞ」と声がしました。近くで私が来るのを待っていてくれた感じがしました。私はまるで校長室に入る小学生になった気分です。　先生は、おっとりとしたやさしい話し方で私を迎え入れてくれました。実は、その後何を話したかはあまり覚えていません。今までのこと、自分の家のこと、どんな家を造りたいかということ。たぶんそんなことだと思います。　はっきりと覚えているのは、帰り道に数時間前に緊張して立っていた紫陽花の横を駆け抜けながら「私の家を造ってくれる先生が見つかった！　しかもこんなに早く」と心が弾んだことです。　この後、何人かの人に「そんなに急いで決めることない」とか「よく考えたの？」とか「そんな有名な先生に頼むお金あるの？」とか散々言われました。染谷先生にはまだうちの家（敷地や周囲の状況）も見てもらっていない状態でしたし、先生が引き受けてくれるかどうかも怪しい段階でしたので周りはあきれてしまったのでしょう。　でも、私の直感が「染谷先生にお願いする！」と決めていました。同じときに先生はどう考えていたのでしょうね。聞いてみたい気がします。　もう忘れてしまったかな・・・。　　　　そうだ、逍遙館にも紫陽花を植えよう！　←クリック、ありがとうございます！｜逍遙館オーナー｜

2010年02月23日

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逍遙館にたどりつくまで　その11

　若手建築家の赤坂先生のご紹介を受けた先は、アルクム計画工房の染谷哲行先生の事務所でした。さっそく事前に染谷先生の作品を拝見。「ファーム富田」「後藤純男美術館」・えーっ、我が家の建築を相談していいの？　いきなり緊張度が高まります。赤坂先生の紹介なのだから大丈夫と言い聞かせますが・・・不安です。　2007.6.11　意を決っしてメールを送りました。自己紹介文の末尾に「先生の作った家をホームページで拝見いたしましたが、うちのごみごみしたエリアの件でお伺いするのはとても気が引けますが、宜しくお願いいたします」と書きました。もうすでに断られるであろうという自信のなさが滲んでいますよね。でも、染谷先生のお返事は次のようなものでした。「敷地の事も、赤坂さんから聞いていますが、下町の雰囲気が残っていて、暮らしやすそうなロケーションだと思います。もともと、東京の入谷というところで育ったので、大自然の中の建物は、憧れのような気持ちで設計しています。そんな話が出来れば、嬉しいと思っています」　　先生のやさしい言葉にどれだけほっとしたことでしょう。　その時私はまだ気が付いていませんでしたが、この日を境に「逍遙館プロジェクト」が始まっていたのです。　　　ようやく坂の上り口に立ちました。｜逍遙館オーナー｜　←毎日クリックしていただけるとうれしいです！

2010年02月06日

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逍遙館にたどりつくまで　その10

　赤坂先生との出会い（その9）の続きです。　赤坂先生は黒川紀章さんや安藤忠雄さんとは似ても似つかない、青年の面影を残した穏やかな方でした。お写真で拝見していたとはいえ、実物の若さに圧倒されて私の緊張はマックス状態。「緊張しない下さいね。」と苦笑されてしまいました。お恥ずかしい・・・。　いろいろな方たちとお話することに慣れている先生は、これまでの経緯などを聞きながら自然と私の緊張を解いて本題に移りました。先生の作品を見ながらそれぞれの説明を受けたり、自分がどういうアパルトマンを建てたいかを率直に話しました。　2時間があっという間に過ぎたころ「自分の造る建物とあなたが造りたい建物には、若干ですが違いがあると思います。とても近いところと全然違うところと・・・。自分は、是非引き受けたいと思うのですが、あなたのことを考えたとき、作り手が自分で良いのかと思います。正直に言うと、あなたが造りたい建物を現実に建ててる人が今、私の頭の中に浮かんでくるのです。私の先生だった方ですが、とてもメルヘンチックで可愛い家をたくさん造っている人です、私が造るよりずっとあなたのテイストに近い建物が出来ると思います。紹介しますので、先生を訪ねてみてはいかがですか？」　あっ、またつながった！　いい出会いはまた次のいい出会いを生むものです。自分を信じて歩いたこの3年間、色々なかたちで私は素晴らしい縁に恵まれました。赤坂先生がつないでくれたご縁は、本当の意味で私の人生を大きく変えたのです。　偶然ですが、赤坂先生は事務所を逍遙館のすぐそばに移されました。逍遙館が出来上がった時には、一番に先生をご招待したいと思っています。　その年のキャンドルナイトの夜、明かりを消して考えました。この先に何が待っているんだろうか？　逍遙館は、まだ影も形もありません。｜逍遙館オーナー｜

2010年02月05日

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逍遙館にたどりつくまで　その9

　2007年の5月、初めてアポをとった建築事務所は「AKASAKA SHINICHIRO ATELIER」でした。赤坂真一郎先生は様々な住宅設計コンペに入賞している三十代の若手建築家。紹介された先生のうち、どちらの方を先に訪ねるか考えた時、自分の年齢に近い先生のほうが話しやすいかなという、単純な発想で決めました。　　そして、次のようなメールを送ったのです。「設計事務所を訪ねるのははじめてで、どこに行けば良いか困ってしまい、旧小熊邸倶楽部の東田秀美さんに相談にのってもらい赤坂先生を紹介して戴きました。家を建て直し、自宅プラス賃貸アパートにしたいと考えています。今の状態は、築３５年くらいの賃貸アパートをリフォームして、親と私でそれぞれ別々の部屋に住んでいます。住所は中央区南６条西１２丁目です。私の知っている先生の作品は、犬の散歩コースにある写真家の家とミルチのそばの小さなレストランだけです。先生のご都合のつく時間を教えていただけますか？」　こんな短い文章に1時間もかけた記憶があります。いかに緊張していたかわかりますか？　　これも赤坂先生の作品「モリ・ノイエ」。｜逍遥館オーナー｜

2010年01月31日

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逍遙館にたどりつくまで　その8

「北の住まいを、建築家とつくろう」という本には、建築家という職業について、家が出来るまでの工程、建築事務所を訪ねる方法等クライアントが知りたい情報が書かれているだけではなく日本建築家協会の北海道支部に入っている一流の建築家の経歴、建築に関する考え方、代表作品が載っていました。どれもすばらしいのひとこと、初めて目にする世界でした。　アパルトマン建設を考えた時にどう動いてよいかわからなかった私は、大手の建設会社がつくる集合住宅のチラシを集めていました。そのどれもがどこにでもあるようなアパートばかりで、いかにも資金運用のために賃貸経営をする人を目当てにしたものでした。チラシ集めは見当違いもいいところ。私がつくるアパルトマンは注文住宅そのものだったのです。潤沢な資金があるわけではない自分が進んでよい道なのでしょうか？果たしてこんな私の夢に耳を傾けてくれる建築家はいるのでしょうか？　ここで迷うわけにはいきません。せっかく東田さんが背中を押してくれたのです。まずは建築家を訪ねてみよう。けんもほろろでも仕方ない。とにかく会って見よう。自分自身に言い聞かせるように最初の先生に連絡を入れました。　　　季節は初夏になろうとしていました。｜逍遥館オーナー｜

2010年01月24日

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逍遙館にたどりつくまで　その7

　東田さんとの出会い（その6）の続きです。　東田さん曰く、「良い建物を造るには良い建築家と出会うこと。今までの概念にない集合住宅を造るのだから、そのコンセプトをよく理解してくれる建築家を探すのが先決」住宅を造るのは建設会社と思い込んでいた私には目からウロコのアドバイスでした。　建築家を探す・・・。建築家という職業は知っていても一度もお目にかかったことはありませんし、頭に思い描くのは黒川紀章や安藤忠雄のみ。大丈夫か、私！　当惑気味の私に東田さんは、「札幌の建築家のことがわかる本があるからあげますよ」と1冊の本を差出し「まず、私の知り合いの建築家のところを訪ねたら」と二人の建築家を紹介してくれました。そして「自分の建てたいものを形にしてくれる人と巡りあうのは簡単なことじゃないので１年がかりで考えた方がいいから焦らないでね」とやさしく背中を押してくれたのです。　東田さん、どうもありがとうございました。あなたとの出会いが逍遙館に私を導いてくれました。日本建築家協会北海道支部　住宅部会の企画編集による。　｜逍遙館オーナー｜

2010年01月20日

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逍遙館にたどりつくまで　その6

　次にお会いしたのはNPO法人・旧小熊邸倶楽部代表を務める東田秀美さんです。東田さんは古い建築物を後世に残すというとてつもない苦労が付き物の運動を十年以上こつこつとやっている立派な方でした。東田さんの運動は各メディアに何度も紹介されています。　その日は、私の古民家好きも手伝って話しは終始なごやかに進みました。　そしてアパルトマン建設に関する私の思いをとても理解していただきました。「使い捨ての建築物ばかりになっているだけではなく、残さなければならない建築物までが簡単に壊されていく今だからこそ、次の世代まで大切に受け継がれるような建築物を作るという事は貴重な考え。必ず理解してくれる人はいるし、そのようなコンセプトのアパルトマンは他にないのだから難しくてもやる意義はある」と強く後押ししてくれました。　この東田さんとの出会いが、逍遙館に繋がる大きな一歩になったのです。　　　散歩の途中必ず足を止めてしまう見事な佇まい。　｜逍遙館オーナー｜

2010年01月13日

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逍遙館にたどりつくまで　その5

　女性起業家はやさしそうな主婦でした。彼女はこつこつ貯めたへそくりの３００万円を元手に古いアパートを購入、手直しして安い家賃で満室を維持。バブルのときに同じ手法で何軒かのアパートを転売するなどして、資金を数千万円に増やしたとのことでした。　ただし、その後はアパートの老朽化で空き部屋が増え、安いと思い購入した土地が不便なところで売れないこともあり、アパート経営から撤退することにして、介護付き施設の経営に移行する準備していると話してくださいました。　私の住所を聞き「あの辺りはアパートとマンションが乱立する激戦区、後発だと苦戦すると思います。凝った造りだと家賃設定が高くなるので、マンション購入の方がいいと判断されるかも」とアドバイスをくれました。　あぁ～撃沈です。　彼女は私を傷つけないように話してくれましたが、素人が手を出す分野じゃないと思ったのでしょうね。　もう３年も前の話です。きっとあきらめたと思っていることでしょう。　　こんな都会の片隅だからこそ、隠れ家のようなアパルトマンがあってもいいじゃない？　｜逍遙館オーナー｜

2010年01月06日

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逍遙館にたどりつくまで　その4

　アパルトマン建設計画！よくぞ思いついたものです。何も知らないってほんとに恐ろしい。あまりにも知らな過ぎて、どこからはじめればいいか検討も付きません。　まずは設計図から、と紙を前にして天井を仰ぐ。「うーん」　建設会社に勤める知人に「今の敷地と家の形に沿って考えるんだよ」と説明を受けて更に紙とにらめっこ。何とかそれらしきものを仕上げてはみましたが、今思い出すだけでも赤面します。あの設計図らしきもの建築家の染谷先生に見せたかしら？　図面は出来た！次はどうしょう？　ジェントルツリーの優子さんから「アパルトマンを作るってことは、不動産経営をするということでしょう。女性企業家を応援する組織があって、自分も相談に行ったことがあるから一緒に行ってみよう」と心強い助言をもらいました。　私のイメージするアパルトマンは、明るく、風通しが良く、頑丈で安全で住みやすいという当たり前の条件プラス、どこにもないデザインではあるけれど、変に個性的で奇抜ではない建物。新築のぴかぴか感はなく、出来れば新築なのに１０年くらい経過しているような落ち着いたたたずまい。住めば住むほど味が出て５０年後が更に魅力的であること。そして自分が歳をとったときに次の世代に渡せるような良い建築物であること！　　女性企業家を応援する組織の方に、私はそんな夢を話しました。「確かに、そんなアパートはないから面白い計画ですね。女性で不動産経営を自分でスタートさせる人は、今まであまり相談に来たことがないので参考になるような話は出来ませんが、アパート経営をしている女性を一人知っているのでご紹介しましよう」　さあ、動き出したぞ！　　部屋のイメージはこんな感じです。今度は腰壁にしよう！　｜逍遙館オーナー｜

2009年12月27日

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古いものがスキ

　私の持っている家具は、ほとんどが古物です。アンティークというほど価値はなく、ジャンクという言葉はあまり好きではないので“ふるもの”と呼ぶのがぴったりの感じがします。　とても落ち込んだとき、自分を元気にするために、最初に買ったのが一人掛けの椅子でした。カバシマヤさんがプリヴィにあったときに一目ぼれして即買いしました。　私の前は、どなたが座っていたのでしょうか？　　逍遙館は新しい建物だけど、誰かがずっと大切にしてきたものたちがとても似合う、そんな落ち着いた家になると思います。　少しずつ集めた私のふるものたちも、きっと居心地がいいはず。　　　　今は、愛犬・ベスのお気に入り　｜逍遙館オーナー｜

2009年12月22日

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逍遙館の「名の由来」

　「しょうようかん」と耳で聞いただけでは、ほとんどの人が「んっ？」という感じになります。どういう意味？　どう書くの？　と必ず質問されます。「意味はですね…‥散歩のことです。もうひとつには、のんびり気ままに暮らすという意味もあるんですよ。書くと難しいんですが、坪内逍遥の逍遥です。」と答えます。　はじめ私のアパルトマンは、仮の名として「みもざ館」という名前が付いていました。　大島弓子さんが好きで、昔読んだ本のタイトルにそんなのがあったなという薄い記憶から付けました。ところが本気で名前を考え始めると、どうしてもピンとこなくなりました。それはそうです。一代計画ですから薄い記憶をもとに付けてはいけませんね。　ただ○○館とすることは決めていました。カームでもカルムでも、ハウスでもハイムでもハイツでも、ヴィラでもコートでもコーポでもメゾンでもありません。もちろん荘でもありませんよ。　あと大切に思ったのは聞いた時の響きがいいこと。聞いて何だかいい感じがしないとダメ！とこだわりました。ここまで読んで改めて「しょうようかん」と言ってみてください。いい感じがするでしょう。＜自己満足ですかね？＞　　　　散歩の楽しみのひとつは、季節ごとに誰かが丹精込めた花たちと出会うこと。　｜逍遙館オーナー｜

2009年12月20日

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逍遙館にたどりつくまで　その3

　アパルトマン計画は何をきっかけにスタートしたのか？今考えるといつの間にか動いていて現在に至った感じがするけれど、大きなきっかけとなったのはジェントルツリーの優子さんが来てくれたことだったと思います。　長く勤めた職場を離れた彼女が、夢を実現するために、自分を信じてスタートを切る姿を真近で見たことが私を動かしたのだと思います。　その時の私は仕事以外これといったこともしていないし、夢らしきものもありませんでした。　自分を信じることが出来て、自分を試すことが出来て、自分を誇らしく思える。そんな生き方ってすばらしいな。　ジェントルツリーとその仲間たちで西屯田祭りに参加したときの様子です。。　｜逍遙館オーナー｜

2009年12月19日

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ジェントルツリーがやって来た！

　昨年の夏までの約１年半、おんぼろアパートには、かわいいお店がありました。それは、逍遙館の応援団長である阿部優子さんが営むお花と雑貨の店ジェントルツリーです。　何年も人が住まない物置と化した部屋を家具デザイナーのパートナーと一緒に信じられないくらい素敵にリノベーションしてしまいました。　当時のお店と彼女が住む部屋は、口コミで雑誌やフリーペーパーに取り上げられ目にした方も大勢いることでしょう。あんまりかわいい部屋なので写真たくさん載せちゃいます！　　　　　　　　　　　　　　この２枚は、当時の優子さんの部屋です。　　そして、ジェントルツリー店内　　絵葉書として商品化されたアパート前の模様　　都会の小さなオアシスでした。現ジェントルツリーは、昨年の夏に南円山のかわいい古民家に引越し、quack factoryの作るファニチャー部門が加わり営業しております！　逍遙館の前庭・エントランス・パティオはジェントルツリーと私とで日々作り込んでいこうと思っています。　１０年後、２０年後、もっともっと先が楽しみな逍遙館になりますよ。　｜逍遙館オーナー｜

2009年12月15日

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逍遙館にたどりつくまで　その２

　私の住むエリアは、ススキノにほど近い繁華街のはずれ。昔は狸小路商店街の人たちが暮らす下町でした。たしかに今でもそれらしき古い家がアパート群の中ちらほら見かけられます。　わが町内会に入会している人も、昔から住む一握りの人たちのみです。町内の慰安旅行に参加したら６０歳以上の人たちばかりでした。みんな可愛いおじちゃんとおばあちゃん。ここは、このような人たちがずっと暮らしてきた町なんだと何だか温かい気持ちになりました。　この町の中に私が家をつくるとしたらどんな家になるのだろう・・・　　　１２丁目の虹｜逍遙館オーナー｜

2009年12月12日

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逍遙館にたどりつくまで　その１

　みなさんは、住居を決める時どうしますか？　まずは不動産屋さんを訪ねますか？　　今は家にいながらネット検索、足を運ぶ前にある程度メドをつけられるようですが・・・。　私は昔、何軒も不動産屋さんをはしごして住みたいエリアを歩き回って探したという経験があります。それでも思うような物件には出会えませんでした。内装や間取りもどれもが似たりよったり。もちろん予算が決まっているので仕方がないと言えばそれまでです。　私が憧れる家は、ヨーロッパを旅した時に泊まった小さなB＆Bや路地裏にたたずむ蔦の絡まるアパルトマン。古くても清潔でぬくもりのある部屋。高い天井と大きな窓。住む人に大切にされた家は、時代を超えて愛され続けると思うのです。　時の流れを味方につけた、次の世代に受け継がれる家。いつか、そんな家を自分でつくっていけたらどんなに幸せだろうと考えていました。　　　　　　　　　２０年ちょっと前に住んだアパートです。　　ロンドン・ヴィクトリアの集合住宅　この違いって・・・｜逍遙館オーナー｜

2009年12月11日

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ありがとう！　おんぼろアパート

　基礎工事は、文字通り新しいアパルトマンを建てるための基礎です。　古い基礎を撤去し、地中深く掘り進んでいます。　工事の進展を見ていると、アパルトマンが現実のものとなる喜びが日々増してくるのですが、いままで建っていたアパートがなくなっていく姿を見て、心が痛むのも事実です。　逍遙館が建つ場所には、11月17日まで築30年以上になるおんぼろアパートがありました。　10年前に購入した土地には、古いアパートが上ものとして付いていたのです。　私は、そこを家族だけで住めるようにリフォームしました。　とにかく寒い家で、冬はお風呂場に置いたバケツの水が凍るのです。　そのため１月、２月は毎日水道の水落としをしなければなりませんでした。　今回の解体で、壁に断熱材なるものが全く入っていないことがわかりました。　こりゃ寒いわけです！　あんなに寒くて、おんぼろだったけれど、毎日壊れていく家を見に行くたびに、色々なことが思い出され、寂しい気持ちになりました。　今まで、私と家族を守ってくれてありがとう！｜逍遙館オーナー｜

2009年12月07日

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逍遙館計画の初期

こんにちは、ようこそ「逍遙館」のブログへ「逍遙館」は３年前に私の中でふと思いついたささやかな夢でした。その小さな夢が、今実現しょうとしています。１枚目の写真は、１年前に始めて作った名刺です。この時は、完成の日付を入れることが出来ませんでした。計画は、まだまだ夢の途中に過ぎなかったからです。だから、作った枚数もたったの６０枚。今この名刺をもっている人、とても貴重ですよ。２枚目の写真は、アパルトマンを建てようと思った当時の私の部屋です。この机の上で、夢のアパルトマンの拙い設計図を書いたのがスタートでした。このブログは、わたくし逍遙館のオーナーと、応援してくださっているみなさんが共同で立ち上げたブログです。書き手は、オーナー、管理人、その他数名がつとめます。｜逍遙館オーナー｜　お存じの方も多いと思いますが、丸数字や記号だけでなく、旧漢字も「機種依存文字」にあたるものがあり、パソコンの機種やパソコンに入っている辞書によって、表示されない場合、文字化けして記号に置き換えられるケースがあります。　本アパルトマンは、「逍遥館と記載していますが、正しくは旧漢字をを使用した「逍遙館」ですが、文字化けを懸念して、できるだけ新字を使用しています。（このblogをご覧の皆様のなかには、上段の「逍」と「館」の間に、おかしなマークや記号が表示されているかもしれませんね）追記　テストした結果、旧字の「逍遙館」がほとんどの表示されることがわかりましたので、正しい「逍遙館」に直していきたいと思います。2010,1.22｜ブログ管理人｜

2009年11月01日

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