司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

　
　　週明けの月曜日、昨日は丸一日完全休養したせいか、
　頭が、なかなか仕事モードに切り替えられない。

　　朝から気合を入れて、過払い交渉
　Tさんの過払い、Ｐ社と交渉　
　９７６，１６７円の請求に対して９７６，０００円返還で和解成立

　Ｐ社　「お支払は９月末日になります」
　　私　「えぇー　減額をしたのに支払は２ヶ月先ですか？」
　Ｐ社　「すみません、今、過払いがものすごいんですよ・・」
　　　　「返還が間に合わないんですよ・・」
　　私　「それにしても、２ヶ月は長いですね、何とかなりませんか？」
　Ｐ社　「わかりました、９月１５日に何とか突っ込みましょう」

　　　ということで、返金日は９月１５日限りで決定
　　新聞によると、大手の過払金返還額は昨年比で　
　　４倍とのことだ。

　　続いて、R子さん過払い、Ａ社の交渉、Ｒ子さんは関西に在住のため、
　いつもと違う西日本事業部と交渉

　　私　　「R子さんの過払い請求書お送りしたんですが、
　　　　　　回答をいただいていません」
　　　　　「どうなっているんですか？」
　　Ａ社　「すみません、間に合わないんです、」
　　　　　「請求額は１，０７５，１５１円ですよね、」
　　　　　「返金する方向ですので、２割か３割の減額を・・」
　　私　　「さんざ、待たせておいて減額ですか？」
　　　　　「私はお宅とは、９０％以下で和解をしたことはありませんよ」
　　　　　「東日本営業部に聞いてみて下さい！！」

　　交渉の結果　１００万円返還で稟議をあげるとのこと、まず間違いないだろう。


　　その他、Ｊカード、３８４，９４９円（過払利息１１８，５６２円込）の請求に対して
　３５万で和解。　元金の満額以上だ、Ｊカードはいつも紳士的、
　他の業者も見習って欲しい。

　ＹＳ社は初めての業者、減額なしの満額交渉をする、
　「前例がないので検討させてくれ」とのこと。
　一週間後に回答することを約束。

　Ｓ社は、「手が回らない、今担当者が順番に電話している。
　一週間待ってくれ、必ず電話する」とのこと。

　とにかく、過払い請求がすごいようだ。



　午後、Kさん来所
　
　　　５社　４８０万円の借金　取引期間は1０年～２０年　
　　さて、この借金がいくらの貯金に変わるのか？
　　Ｋさんは、新聞等の報道で過払いの件は知っていたが、自分の場合、
　　納得して契約書にはんこも押したので、駄目だっと思っていたとのこと・・・

　　まだまだ、このように思っている人が多い・・・・利息制限法は強行法規だ！！
　　はんこを押しても、納得して借りても関係ない・・・

　　過払金は全額返してもらって当然、しかし相手も必死で抵抗してくる、
　　依頼者の事情もある。
　
　　　９０％の返還交渉をすればそれ以上は無理、満額の交渉しても難しい
　　強気で、そして、ある程度の落としどこを考えての交渉が大事か！！