カテゴリ:過払請求
完済後の過払い請求が増えている。 思い起こせば、誰でも過去に借金を1度は完済したことがある と言うことだろう。 「銀行から融資を受けて完済したんですが」とか 「子供の教育資金を公的 機関から借りて払い終わったんですが」 「これって過払いになるんですか?」との相談を受けることがある。 残念ながら、これらは法廷金利以下で貸し付けているため、取引期間が 何十年であっても無理である。 それだけ過払いに対しての関心が高いということか。 N子さん来所、9月下旬に受任、取引期間は3年~7年、 借金総額約270万であった。 各会社の債務も出揃ったので、本日は今後の支払いの相談 送られてきた各社の資料と、引き直しの計算書を確認して頂く 私 「残念ですが過払いはK社の202,000円だけでした」 「しかし、他は大幅な減額になり、 残るのは90万円ぐらいでしょう」 N子さん「ありがとうございます、助かります」 私 「支払い可能額は月3万5,000円ぐらいでしたよね?」 N子さん「はい、そのくらいなら充分払っていけます」 私 「それで、交渉していきましょう」 最初に来所された時と違い、自信満々のN子さん 最後に N子さん「実は3年前に完済した会社が2社あるんですが?」 私 「どこと、どこですか?」 N子さん「A社と、RH社です」 私 「A社は大丈夫ですが、RH社は始めて聞く業者ですね」 「何か、契約書か、領収書は?」 N子さん「それが、なにも残っていないんです」 「駄目ですかね?」 私 「駄目もとでやってみましょう」 N子さん「あのぅー 着手金は?」 私 「完済後の請求ですから、要りませんよ」 「取れたら、その中から報酬を払っていただければ結構ですよ」 受任したあとに「実は、あと何件、完済した分があるんですが?」 との追加依頼が多い。大手は何の書類が残っていなくても、住所、氏名、 生年月日が一致すれば履歴をだしてくれるが、 中小は「借入の記録がありません」とくる場合が多い。 業者にしたら、 「忘れたころに過払い請求をされたらたまったもんじゃない」 と言うことだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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