カテゴリ:過払請求
あのX社と過払い訴訟、本日は第3回期日 10年以上の履歴を出さないため、0計算での主張 今回は出ていない履歴をX社が持参して和解の話し合いをする予定だ ところが、昨日夜10時頃、突然、準備書面がファクスで送られてきた。 時効の主張と履歴を出さない事の正当性を主張しているが 反論が当方の主張と噛み合っていない。 別件の準備書面を数字だけ変えての苦し紛れの抵抗か・・・ この会社、常識では考えられないことをしてくる。
事件番号が読み上げられて当事者席につく。 裁判官 「被告から準備書面が出されていますが? 」 「原告は受け取っていますか?」 私 「昨日、夜遅くいただきました」 「準備書面を期日の前夜送ってくるのは非常識です」 裁判官 「それもそうだが、被告!! この準備書面は何ですか?」 X社 「・・時効の主張と、履歴の保存期間の・・・」 裁判官 「どこを時効の主張するんですか?」 X社 「ですから10年前の取引は・・・」 裁判官 「10年前といっても。10年前の履歴は出してこないんですよ」 「そうですね、原告?」 私 「はい、当初0で計算していますので、10年前の過払いは主張していません」 X社 「・・・・・・・・???」 裁判官 興奮して様子で 「それに、履歴の保存期間は3年と主張していますが」 「最終取引が平成18年00月0ですよ」 「・・・・・・・???」 裁判官 「保存期間の3年は、最終取引からですか? それとも各取引からですか?」 X社 「・・・各取引からですかね?」 裁判官 首をかしげながら、まったく話にならないといった様子 「どうするんですか被告?」 X社 「何とか話し合いで・・」 裁判官 「原告は?」 私 「被告がそう言うのなら・・」 裁判官 「被告!!最後ですよ」 「次回は結審しますよ、えぇーと次回の期日は・・・・」
法定外で話し合いをするが、条件がかけ離れていて話し合いにならない。 何の武器も持たず、与えられず、丸裸で戦場(法廷)に送りこまれる担当者 決済権限もあるわけはない。 哀れ悲しき担当者!!
このX社、判決を取っても、「0計算」「推定計算」「損害賠償付加」の場合 必ず控訴してくる。支払いを引き伸ばしているとしか考えられない。 控訴になった場合、依頼者にも負担がかかる。 ここは、依頼者とよく相談のうえ今後の方針を決めよう。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.20 07:29:06
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