カテゴリ:過払請求
本日、Tさん対三和ファイナンスとの過払い訴訟 この会社に対しては、すべて訴訟提起している。常識では計り知れない会社である。 訳の分からない答弁書を送りつけてきて、1回目は擬制陳述で、いつも欠席。 本日は第1回期日、相手も来ない、次回の期日を決めるだけなのでと、気楽に出廷する。 ところが、法廷に入ると、三和の担当者らしき男性が、なにやら裁判所の職員と 打ち合わせをしている。 本日のスケジュールの調整だろうか? なにしろ担当者は、一日に、いくつもの法廷を駆け回るスーパーマンだから。
事件番号 原告、被告の名前が読み上げられる。私の番だ。 原告席に座る。被告席には、なんと、その担当者だ。
裁判官 「原告は訴状を陳述しますか?」 私 「はい」 裁判官 「被告は擬制陳述で欠席の予定だったのでは?」 担当者 「はい、早めに和解できればと思いまして・・」 裁判官 「和解といいますと、どのような?」 担当者 「はい、55万円を5回分割でしたら・・」 裁判官 「原告いかがですか?」 私 笑いながら、そして強気に 「冗談じゃないですよ、それに分割なんて、とんでもないですよ」 「判決を頂きたいですよ」 裁判官 むーっとした表情で・・ 「判決なんて直ぐは出せませんよ」 「それに請求額は、えーと・・61万5,000円でしょう?」 「ある程度、妥協した方がいいのでは?」 私 「それにしても、5回分割と言うのは、ちょっとねぇー」 「しかし、話し合いをするのは、やぶさかでないですよ」 裁判官 「それでは訴外で話し合ってみてください、次回の期日は・・・」
法廷を出て、担当者と名刺交換 担当者 「すみませんね、あの金額でしか決済を貰って来なかったんですよ」 「到底無理だと言うことは分かりましたが、なんとかなりませんか?」 私 「三和さんとは、そんな条件で今まで和解したことありませんよ」 「TさんともWさんとも」 担当者 「いくらでしたら?」 私 「うーん・・60万円一括でいかがですか?」 担当者 「それは絶対無理です、稟議が降りません」 「20万、20万、20万の3回でいかがですか?」 「それで、なんとか頑張ってみますから・・」 私 冗談で 「支払い終わるまで三和さん大丈夫なの?」 担当者 笑いながら 「わかりません、これから00店舗閉鎖の予定ですから・・」 私 「それなら、なおさら駄目ですね分割は・・」 「一括の58万円で結構です、あなたも立場もあるようですから」 担当者 「わかりました、それで、なんとか稟議通してみます」 「今日は事務所に何時まで居ますか? 電話しますから・・」
友好的に話し合いは終わったが・・・・? 会社の代表で出廷していながら、何の権限も持たされていない担当者は 次の法廷に向かったようだ。 6時まで事務所に居たが連絡なし まだ、皆で本日の案件を持ち寄って、どれを、どのように払うか相談しているのだろか? 一切、減額に応じる必要はないのだが、この会社何をしてくるか分からない。 引き伸ばすためか、平気で控訴をしてくる。 依頼者に余計な負担がかかってしまっても困る。悩ましいところだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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